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畳の張替えの種類や費用感、メリット、張り替えをする目安について解説

「畳が傷んできて困っている」「畳を新しくしたい」とお悩みではありませんか。

畳は足で直接的に触れる部分でもあり、視界に入りやすい部分でもあるため、畳を張り替えることで過ごしやすい空間が手に入るようになります。

今回は畳の張替えに関する基礎知識、畳を張替えするメリット、畳を張替えする目安やタイミング、畳の張替えを検討する際のポイントについてお話しします。

畳の張替えに関する基礎知識

はじめに畳の張替えに関する基礎知識について解説します。

畳の張替えの必要性

畳の張替えの必要性は、経年劣化によって傷んだり、見た目が悪くなったりしている畳を張り替えることで、快適な空間を作り出すためと言えるでしょう。畳は裸足で触れた場合でも踏み心地がよく、クッション性もあるため防音効果もあります。しかし、直接的に触れる部分だからこそ経年劣化によって摩耗していくものでもあり、定期的に張り替えをして快適な状態を保つ必要があるのです。

また、畳は傷んでくるとダニやカビなどが発生しやすくなることもあるため、定期的に張り替えることで衛生面の悪化を防ぐことにもつながります。畳の張替えは他のリフォームと比べて比較的費用も安いため、気になった段階ですぐに張り替えることをおすすめします。

畳の張替えの種類

種類特徴
裏返し既存の畳を裏返して新しい面を使用する
表替え裏返しにした面を再度表に裏返す
新調畳そのものを新しく交換する。

以上が畳の張替えの種類です。畳は新調する前に裏返し、表替えをすることで比較的長く利用することができます。ただし、何らかの理由で著しく汚してしまったり、自然災害などでずぶ濡れになってしまったりしたような場合は、新調した方が良い場合もありますので、畳の状態がよくわからない場合は専門家である業者の方に一度相談してみましょう。

畳の張替えの費用感

種類費用感
裏返し3000円~1万円前後
表替え3000円~1万円前後
新調1万円~3万円前後

以上が畳の張替えの費用感です。一畳あたりのおおよその費用感であり、部屋の広さや数によって金額が異なることを覚えておきましょう。また、新調の場合は畳のグレードによって金額が増減します。畳は頻繁に交換するものでもないので、思い切って良いグレードの畳にした方が、快適で過ごしやすい空間を維持できるということを知っておいてください。

畳の張替えはマンションや賃貸でも可能か

ご自身が購入されたマンションであれば、基本的には畳の張り替えは可能です。ただし、契約内容によっては不可の場合もあるので、トラブルにならないよう管理会社に必ず確認しましょう。また、畳からフローリングにしたいって言ったような場合においても、購入した時の条件によってリフォームが可能かどうかも問い合わせた方が無難です。

賃貸の場合はまず大家さんや不動産屋さんに相談することをおすすめします。経年劣化によるものであれば、大家さんや不動産屋さんが対応してくれる可能性もありますので、確認しないまま勝手に畳の張り替えをしない方が良いでしょう。

畳を張替えするメリット

次に畳を張替えするメリットについて解説します。

踏み心地が良くなる

畳を張替えするメリットとして、踏み心地が良くなることがあげられます。特に新しい畳に張り替えた場合は、触り心地もよく、クッション性が高いため畳の良さを、強く実感できるようになるでしょう。

実際に築年数が古く、畳の良い状態を知らなかったような場合ですと、畳を張り替える良さを知らないまま過ごしている可能性もあります。傷んでいるように感じていたり、見た目が悪くなったりしていると感じているのであれば、新しい畳に張り替えることで、日々感じる小さなストレスも軽減されるので非常におすすめです。

ダニやカビなどが発生しにくくなる

畳を張替えするメリットとして、ダニやカビなどが発生しにくくなることがあげられます。衛生的な面を利用できるようになること、新しい畳にすることで経年劣化による痛みを0にできることが理由です。また、技術の進化によってダニやカビが発生しにくい畳もあるため、しっかりと投資することでより衛生的な空間を作ることにつながります。

同様に畳を張り替えるタイミングで、普段掃除できない畳の裏側も掃除できるようになるため、場合によってはクリーニングも含めて依頼することでさらにダニやカビが発生しにくくなるでしょう。また、湿気のこもりやすい場所、日の当たりにくい場所など、同じ畳でも劣化の具合が異なる可能性もあります。専門家の方にチェックしてもらい適切に対処してもらうようにしましょう。

綺麗で快適な空間が得られる

畳を張替えするメリットとして、綺麗で快適な空間が得られることがあげられます。新しい面を利用したり、新しい畳になることで見た目もよく、部屋全体の雰囲気もよくなるのが理由です。畳は長い目で見れば消耗品でもあるため、裏返し、表替え、新調を適切にしていくことで、快適に過ごせるということを覚えておきましょう。

また、畳を張り替えるタイミングで部屋の模様替えをしてみたり、新しい家具を購入してみたりするのもおすすめです。部屋にあるものを一度動かす必要があるタイミングでもあるので、より過ごしやすい空間にするにはどうしたらいいかを検討してみても良いでしょう。

フローリングよりもメンテナンスコストが安い

畳を張替えするメリットとして、フローリングよりもメンテナンスコストが安いことがあげられます。普段の掃除のしやすさはフローリングの方が良い場合もありますが、フローリングの場合はワックスをかける必要もありますし、全面張り替えの場合は畳の何倍もの費用がかかってしまうのも事実です。

畳の場合は裏返しや表替えの場合においても、工賃も安く、工事期間も非常に短く済みます。新しい畳にする場合においても、比較的良いグレードのものを選んだとしても他のリフォームと比べれば安く済むことから、予算を組みやすく、依頼しやすいこともメリットと言えるでしょう。

畳を張替えする目安やタイミング

次に畳を張替えする目安やタイミングについて解説します。

2~5年・「裏返し」

新しい状態の畳から、2~5年の間が畳の裏側を利用するための裏返しのタイミングです。畳は両面使えるようになっており、裏返しをすることで最初に使っていた面の経年劣化を防ぐことができます。

4~7年・「表替え」

新しい状態の畳から、4~7年の間が再度、畳の表側を利用する表替えのタイミングです。状況によっては再度裏返しをする場合もありますが、基本的には何度も何度も裏返していけばずっと使えるというものではないということは覚えておきましょう。

10~15年・「新調」

新しい状態の畳から、裏返しや表替えを行い、10~15年ほど経過したら新しい畳に新調するタイミングと言えます。ただし、前述したように著しく汚してしまったり、災害にあったりした場合、もしくは日当たりや部屋の湿気のこもり具合によっては、個別に新調した方が良い場合もありますので、よくわからない時は専門家である業者の方にチェックしてもらうと良いでしょう。

また、裏返しや表替えにも共通することですが、畳の劣化が気になったタイミングで新調及び畳の張り替えをするのも非常におすすめです。畳の張替えはすぐに効果が実感しやすいため、部屋の雰囲気を変えたいと言ったような気持ちを切り替えたいタイミングでも交換してみても良いでしょう。

中古の一戸建てやマンションの場合は住み始めるタイミング

中古の一戸建てやマンションを購入した場合、もし新しい畳に張り替えられていなければ、住み始めるタイミングで畳の張り替えをするのが非常におすすめです。裏返しや表替えの時期も明確になりますし、新しく綺麗な畳で、新しい生活を始められるというのは非常に新鮮な気持ちになるでしょう。

ただし、中古で購入する際に選んだ不動産屋さんがリフォームをしていたり、綺麗に修繕していたりするような場合は畳を張り替える必要はないので、和室がある場合は畳が新しいものかどうかを事前にチェックしておくと損せずにすみます。管理会社や不動産屋さんの対応はそれぞれ異なりますので、あらかじめ理解しておき、質問できるようにしておきましょう。

畳の張替えを検討する際のポイント

次に畳の張替えを検討する際のポイントについて解説します。

相見積もりを取って相場を把握しておく

畳の張り替えはそう大きく相場は変わらないはずですが、念のため近くの業者や工務店など、相見積もりをとって相場を把握しておきましょう。

専門家である業者に畳の状態をチェックしてもらう

相見積もりを取った後は、専門家である業者に畳の状態をチェックしてもらう段階です。裏返しや表替えで十分なのか、それとも新しい畳にした方が良いのかについて相談してみると良いでしょう。住み始めた段階で確実に新しい畳だった場合は別として、畳がどれくらい経年劣化しているかっていうのはなかなかわからないものです。

明らかに見た目や傷んでいることがわかる状態であれば別ですが、見た目は気にならなくても実は傷んでいたり、ダニやカビによって衛生的でなかったりする可能性もありますので、自分自身だけで判断しないように注意してください。

しっかりとコミュニケーションをしてくれる業者を選ぶ

見積もりを取る段階や畳の状態をチェックしてもらう段階で、しっかりとコミュニケーションしてくれる業者かどうか見極めることが大切です。特に一般の方ですと畳のことはよくわからず、言われるままに工賃を払ってしまうこともあります。

しっかりとコミュニケーションしてくれる業者であれば、相場から逸脱するような金額を請求することはありませんし、畳に関する課題や問題を解決するために様々な提案をしてくれる可能性が高いです。

継続的に依頼できる業者を選ぶのもおすすめ

畳の張り替えは数年おきですが必ず必要になることです。そのため、継続的に依頼しやすい業者を選ぶのもおすすめと言えます。災害などで不測の事態に陥った時においても、継続的に依頼できる業者がいれば非常に安心です。

また、畳の張り替えやリフォームなども含めて、総合的に様々な工事をしてくれる業者を選ぶことで、畳以外の家の中の悩みなども解決してくれる可能性も高まります。畳の張り替えのタイミングで他の部分のリフォームも合わせて検討することで、さらに快適な空間が得られるということを知っておいてください。

まとめ

今回は畳の張替えに関する基礎知識、畳を張替えするメリット、畳を張替えする目安やタイミング、畳の張替えを検討する際のポイントについてお話ししました。

築年数が古かったり、中古マンションで畳の状態が気になったりするようであれば、畳を張り替えることで新鮮で過ごしやすい空間が手に入ります。どうすれば良いかとお悩みであれば、まずは専門家である業者に相談してみることが大切です。

ファミリー工房では、畳の張替えに関する施工のワンストップのサービスをご提供しております。「畳が傷んできて困っている」「畳を新しくしたい」という方も安心してご相談いただけますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。