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クロス張替えの相場は?費用が決まる要素や安く済ませるコツをご紹介!

「自宅のクロス張替えを検討しているが費用相場がわからない」
「一軒家やマンションでクロス張替え費用は異なるのだろうか」
「クロス張替えを安く済ませる方法も知りたい」

クロスの張替えを検討しているが、費用相場がわからず二の足を踏んでいる方もいるかと思います。そこで本記事では、クロス張替えの費用相場を徹底解説。クロス張替えの費用を左右する要素や安く済ませるコツまで詳しくお伝えします。

クロス張替えの費用が決まる要素

リフォームにおけるクロス張替えとは、いわば「壁紙」を張り替えること。経年劣化で壁が汚れていたり、壁が破れていたりして張替えを検討している方もいるでしょう。クロス張替えの費用を決める要素としては、以下の3つがあげられます。

  •  ・クロス自体の素材やグレード
  •  ・クロスを張り替える面積
  •  ・業者依頼時にかかる人件費や出張費

クロス張替えはDIYも可能ですが、経験がないと難しい上に、賃貸だと大家さんの許可がなければ張り替えられません。そのため、リフォーム業者などに依頼するのが一般的です。

クロスの張替えタイミングは5〜10年が妥当

一般的にクロスの張替えタイミングは、5~10年が経った頃といわれています。5年以上経過すると、徐々に壁の汚れや傷が目立つように。5~10年が寿命という訳ではありませんが、見栄えが悪くなるため、このくらいの時期に交換する人が多いです。

ただし一点注意点があります。もしクロスが水に濡れた場合、壁内部のボードが腐食する可能性が。雨漏りなど水に関わる被害を受けた場合は交換を検討するべきといえるでしょう。

クロス張替えの費用相場

それでは本題であるクロス張替えの費用相場を見ていきましょう。お伝えしたように、クロス張替えは素材やグレード、面積などによって大きく変動します。ここでは一軒家orマンションの規模別と、キッチンやトイレなど場所別での費用相場をご紹介します。

【規模別】クロス張替えの費用相場

まずは、規模別でのクロス張替えの費用相場を見ていきましょう。

「一軒家」のクロス張替え費用

一般的な一軒家の広さを「4LDK(70〜85平方メートル)」と仮定した場合、クロスは450〜600平方メートルが必要です。

したがって費用は45〜60万円程度。一軒家は天井が高かったり、フロアが分かれていたりするので、マンションと比べてクロス面積も大きくなります。ハイグレードのクロスを選択した場合、費用は1.5倍程度増えるでしょう。

「マンション」のクロス張替え費用

一般的なマンションの広さを「60〜80平方メートル」と仮定した場合、クロスは250〜350平方メートル程度が必要です。全体の費用は25〜35万円程度。ハイグレードクロスを選択した場合は1.5倍〜2倍程度に費用を考えておきましょう。

【場所別】クロス張替えの費用相場

続いて、場所別のクロス張替え相場をご紹介します。

「部屋ひとつ」のクロス張替え費用

部屋の広さによってクロスの張替え費用は変動します。広さ別の目安は以下のとおりです。

  •  ・4畳半:2.5万円〜
  •  ・6畳:3万円〜
  •  ・8畳:4万円〜
  •  ・10畳:4.5万円〜

ハイグレードクロスの場合は上記の価格から1.5倍程度増えます。実際には窓や扉もあるので、目安より費用を安く抑えられるケースもあります。

「キッチン」のクロス張替え費用

一般的なキッチンの広さは3.5〜5.5畳程度。クロス張替え費用の目安は以下のとおりです。

  •  ・3.5畳:4〜5万円
  •  ・4.5畳:5〜6万円
  •  ・5.5畳:5〜7万円

キッチンは他の場所と比べて汚れやすいため、基本的にハイグレードのクロスが使われます。したがってクロス張替え費用は高くなる傾向です。

「トイレ」のクロス張替え費用

トイレのクロス張替え費用は2.5〜4.5万円程度です。トイレは面積が狭いため必要なクロス面積も少ないですが、「トイレのクロスだけ」を依頼するのは珍しいため、業者への依頼費用は高くなる傾向に。部屋やキッチンなど他の場所とセットで依頼することで割安になる場合があります。

「洗面所・脱衣所」のクロス張替え費用

一般的な洗面所・脱衣所の面積を「2.5畳」と仮定した場合、クロス張替えの費用は4〜4.5万円程度。洗面所や脱衣所は水回りのためカビや汚れがつきやすい場所です。トイレと同じようにハイグレードクロスが使用されるため、面積に対する単価は高くなる傾向にあります。

クロスのグレードの違い

クロスのグレードには以下の2種類があります。

それぞれのクロスの特徴について詳しく見ていきましょう。

  •  ・スタンダードクロス
  •  ・ハイグレードクロス

スタンダードクロス

賃貸物件や一軒家の子供部屋やクローゼットなどで広く使われている安価なクロスです。量産型のため価格が抑えられており、ホワイト系やグレー、ブラウンなど親しみのあるのが特徴。なかには防カビや撥水コート加工がされたスタンダードクロスもあります。

ハイグレードクロス

一軒家でよく使われるクロスです。抗菌や抗ウイルスをはじめ落書きOK、消臭など機能性に優れています。デザインも豊富で、シンプルな色柄以外にキャラクターや花模様のついた壁紙など多彩です。また、キッチンや洗面所・脱衣所など汚れやすい場所では、このハイグレードクロスが使われることが多いです。

クロス張替えの注意点

続いて、クロス張り替えを業者に依頼する際の注意点をご紹介します。

特に以下の2つには注意しましょう。

  •  ・天井が高いと料金が高くなる
  •  ・壁の状態によっては別の工事が必要な場合がある

天井が高いと料金が高くなる

床面積が同じでも、天井が高いと全体の面積は大きくなるため料金も高くなります。天井の平均的な高さは、洋室で2.4メートル、和室で2.2メートルです。

住宅によっては2.5メートルを超えるものもあるため、依頼前に天井の高さを測っておくことをおすすめします。

壁の状態によっては別の工事が必要な場合がある

古いクロスを剥がした際、壁の下地に凹凸があったり、荒れていたりする場合、別の工事が必要となることがあります。

築浅の物件であればほとんど見られませんが、築年数が古い物件だと別途工事が必要な場合も。その場合、工事期間が長引く上に、費用もかさみます。後々のトラブルに発展させないためにも、見積もり時に業者に確認しておきましょう。

クロス張替えの失敗事例

クロス張替え工事は比較的簡単にできますが、工事の内容やタイミングによっては失敗してしまうケースも。ここでは、クロス張替えのよくある失敗事例をご紹介します。

  •  ・クロスを張替えた部屋とそうでない部屋の落差が大きい
  •  ・家電や照明器具の汚れが目立つようになった
  •  ・柄の入ったクロスに替えたら空間に違和感が出てしまった

クロスを張替えた部屋とそうでない部屋の落差が大きい

部分的にクロスを張替えたが、張替えた部屋とそうでない部屋の見栄えの落差が大きくなってしまったケースです。予算の都合で1部屋分しかクロスを張替えられない場合もあるでしょう。

そういった場合は、全体と調和を取るために、他の部屋と近いカラーのクロスを選ぶのがおすすめです。

家電や照明器具の汚れが目立つようになった

クロスを新しくしたが、家電や照明器具の汚れが目立つようになるケースです。特に「白い壁紙」は要注意。壁紙は真っ白できれいになったものの、年数が経っている家電や照明器具の「黄ばみ」が目立つように。

家電や照明器具のクリーニングを行えばある程度は解消されますが、難しい場合もあります。そのため、家電や照明器具の汚れが気になる場合は、それを踏まえた上でベージュやクリーム系などのクロスを選ぶのがおすすめです。

柄の入ったクロスに替えたら空間に違和感が出てしまった

部屋のイメージを変えたいあまり「柄の入ったクロス」を選んだ結果、空間自体に違和感が出たり、落ち着かない空間になってしまうケースです。

柄の入ったクロスが似合うかどうかは、部屋の大小に影響されます。小さい部屋に大きい柄を入れると圧迫感が出るため柄が目立ってしまいます。大きい部屋に小さい柄を入れると細かすぎて違和感が出るため、小さい部屋には小柄を、大きい部屋には大柄のクロスを張るのがおすすめです。

クロス張替えの依頼費用を抑えるコツ

せっかくクロスの張り替えを行うので、費用は抑えたいもの。ここでは最後に、クロス張替えの依頼費用を抑えるコツをお伝えします。

  •  ・一度で複数の施工を済ませる
  •  ・複数社で相見積もりを取る
  •  ・古い壁紙を自分で処理する
  •  ・家具などの移動は自分で行う

一度で複数の施工を済ませる

クロス張替えは、一度にすべての施工を依頼した方が割安です。

「今回はトイレだけで、また次回に部屋をお願いする」など複数回に分けると、業者スタッフの人件費や出張費などがかさみ、1回あたりの単価は高くなります。

極論、中長期で見て最後にすべて張り替える予定なら、最初の1回で自宅すべてを張り替えてしまうのが良いでしょう。

複数社で相見積もりを取る

費用を抑えるなら相見積もりは必須です。1社しか見ていないと相場感がわからず、最終的に損してしまう場合も。なかには悪徳業者もあり、相場の倍以上の費用がかかるケースもあります。

ただし、「安さ」だけで選ぶのも要注意。費用は安いがサービスの品質が悪いなどのケースもあります。少なくとも3社以上の見積もりを取り、サービスの品質と費用感がもっとも良い業者を選びましょう。

古い壁紙を自分で処理する

クロス張替えを業者に依頼する際、剥がしたクロスの廃棄料金も含まれているケースがあります。その場合、廃棄を自分で行うと、その分の費用が安くなるのです。

細かくちぎってゴミの日に出せば問題なく処分できますが、一度に大量のクロスを出すと引き取ってもらえない場合も。自分でクロスを処分したい旨を伝えつつ、処分計画も立てておきましょう。

家具などの移動は自分で行う

部屋のクロスを張り替える際、家具など物品をすべて移動させておくと費用が安くなる場合も。業者にとっては家具がない状態から張り替えができるので、その分の手間賃が安くなるのです。

リフォーム業者側も、お客さん側に家具を動かしてもらった方がスムーズに作業を進められます。少しでも費用を抑えたい場合は、家具の移動による割引を行っているかどうか依頼前に問い合わせてみましょう。

【まとめ】予算や場所に合ったクロスを張替えよう

クロスは素材やグレード、面積などによって費用が変動します。住んでいる場所が一軒家かマンションかでも大きく変わります。対応のスピードや正確さを考えると業者に依頼するのが確実です。ただ、一度に複数の張替えを済ませたり、古い壁紙を自分で処理したりすればコストを抑えることができます。

クロス張替えをはじめ、関東周辺でリノベーションやリフォームを検討されている方は、施工件数が10,000件を突破している当社「ファミリー工房」にお問い合わせください。部分的なリフォームから大規模修繕まで幅広く業務を承ります。