【2023~2024年最新版】窓リフォーム補助金の利用条件は?補助金額や注意点をわかりやすく解説!
「窓から来る冷気で部屋の暖房が効きにくい」
「結露がすごくてカビが気になる」
このようなお悩みがある方は、窓をリフォームしてしまうのもひとつの方法です。最新の断熱性能に優れた窓なら室内の熱を逃しにくく、かつ外気の影響を最小限にしてくれるので、光熱費の削減や結露の予防ができます。
とはいえ、いざ窓リフォームをするとなると費用が気になるという方も多いでしょう。そこで本記事では、2023年・2024年における窓リフォーム補助金の最新情報をご紹介!利用条件や補助金額、期限といった情報から、他の補助金との併用など気になる疑問についても解説しています。ぜひご参考にしてみて下さい。
窓リフォーム補助金とは
窓リフォームとは、窓のサッシやガラスの交換、内窓の設置などを指します。
窓リフォームのうち断熱窓・断熱ガラスへ交換する場合など、機能面の改善を目的とした窓へリフォームする際には補助金が利用できる場合があります。
補助金を利用すれば窓リフォームの費用負担を軽減できるため、検討中のリフォーム工事が条件に該当するようであれば利用しない手はありません。
窓リフォーム補助金事業には大きく分けると「国が主導で実施している事業」「都道府県や市区町村などの自治体が行う事業」の2種類があります。このうち最も規模が大きく有名なのが「住宅省エネ2023キャンペーン」です。
住宅省エネ2023キャンペーンとは
住宅省エネ2023キャンペーンとは、国土交通省、経済産業省、環境省の3省共同で実施された補助金事業です。
高断熱なエコ住宅づくりや子育てしやすい家づくり等に必要な設備投資に対し、窓・ドア・給湯器などの設置・交換リフォーム費用などを補助してもらえます。
名称 | 概要 | 実施省 |
① こどもエコすまい支援事業 | 予算1,709億3,500万円。 カーボンニュートラル実現の一策として開始。エネルギー価格高騰の影響を受けやすい子育て世帯や若者夫婦世帯に対する支援を行う。 新築・リフォームともに利用可。 新築の場合は1戸1世帯につき100万円までリフォームの場合は1申請につき5~60万円まで。 上限は世帯等属性に応じて1戸30~60万円までとなるが、上限に達するまで複数回申請可。 ※2023年9月28日に受付を終了しています。 | 国土交通省 |
② 先進的窓リノベ事業 | 予算 1,000億円。 断熱性能の窓に交換するリフォームに対し、高い補助額で優先的に支援を行う事業として開始。 リフォーム限定の補助金制度で、持家・賃貸で申請可能。 工事内容に応じて1申請につき5~200万円まで補助される。上限は1戸につき200万円までとなるが、上限に達するまで複数回申請可。 | 経済産業省・環境省 |
③ 給湯省エネ事業 | 予算300億円。 設置する給湯器に応じて、1台につき5万円または15万円の補助が受けられる。 補助上限は戸建なら2台/戸、共同住宅等なら1台/戸。 | 経済産業省 |
「こどもエコすまい支援事業」は2023年9月28日に予算を達成したため募集を終了していますが、「先進的窓リノベ事業」についても戸建住宅が80%、集合住宅が90%(11月20日時点)と予算到達が近い状態です。
また②③については2023年(令和5年)12月31までに交付申請を済ませる必要があるため、業者に相談するタイミングによっては期限に間に合わない可能性があるかもしれません。
ただし「住宅省エネ2023キャンペーン」と同様の補助金事業は、2024年度も実施される予定です(2023年11月2日に閣議決定)。
本記事をお読みの時期が「今からリフォームの相談をしても間に合わない」というタイミングであれば、2024年の補助金事業に合わせた窓リフォームのプランを検討されるのもひとつの方法といえます。
2024年の窓リフォーム補助金
2023年11月10日、「住宅の省エネ化の支援強化に関する予算案」が閣議決定されました。
これは2023年に行われている「住宅省エネ2023キャンペーン」の後継制度であり、以下の4つの補助金事業をまとめて「住宅省エネ2024キャンペーン」と称しています。
①先進的窓リノベ事業(断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業)
②給湯省エネ事業(高効率給湯器導入促進による「家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金支援事業)
③賃貸集合給湯省エネ事業(既存賃貸集合住宅の省エネ化支援事業)
④子育てエコホーム支援事業(質の高い住宅ストック形成に関する省エネ住宅への支援)
そしてこのうち窓リフォームに利用できる補助金事業は、①の先進的窓リノベ事業、④の子育てエコホーム支援事業です。
以降では、それぞれの概要や利用条件、補助金額等を解説します。
先進的窓リノベ事業(断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業)
先進的窓リノベ事業(断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業)は、高性能の断熱窓へリフォームする場合に利用できる補助金制度です。
先進的窓リノベ事業は環境省が実施する制度で、省エネ効果の高い住宅へ改修することで省エネ化、CO2の排出量の削減に貢献し、くらし関連分野のGX(グリーントランスフォーメーション)を実現させることを目的としています。
先進的窓リノベ事業では既存住宅においてガラスや外窓の交換、内窓の設置による断熱改修工事を行う場合のみ補助の対象となります。新築住宅は対象外です。
また高性能の断熱窓については「熱貫流率(Uw値)1.9以下等、建材トップランナー制度2030年目標水準値を超えるもの等、一定の基準を満たすもの」と定義されています。くわしい適用条件等は11月中旬時点では未定となっていますが、年内(12月中旬以降)には発表される見通しです。
補助金額の上限が1戸につき最大200万円と手厚い補助金制度となっているので、今後の動向に注目したいところです。
補助金上限額 | リフォーム工事内容に応じて定める額(補助率1/2相当)200万円/戸 | |
申請方法 | 事業者登録を行ったリフォーム業者等が申請 | |
補助対象認定を受ける条件 | 高性能の断熱窓への改修(熱貫流率(Uw値)1.9以下等、建材トップランナー制度2030年目標水準値を超えるもの等、一定の基準を満たすもの) それ以外の詳細な条件は未定 | |
申請条件と期限 | 着工日 | 令和5年11月2日以降に契約の対象となるいずれかの工事に着工したもの |
交付申請期限 | 未定 | |
交付申請の予約 | ||
事業者登録 | ||
詳細(公式URL) | https://www.env.go.jp/earth/earth/ondanka/building_insulation/window_00002.html |
子育てエコホーム支援事業(質の高い住宅ストック形成に関する省エネ住宅への支援)
子育てエコホーム支援事業(旧仮称:質の高い住宅ストック形成に関する省エネ住宅への支援)とは、高い省エネ性能を有する新築住宅(長期優良住宅、ZEH住宅)の取得やリフォームに対して実施される補助金制度です。
子育て世帯(※1)・若者夫婦世帯(※2)が新築住宅を取得(注文・分譲購入)する場合は、長期優良住宅の取得で1戸につき100万円まで、ZEH住宅の取得なら1戸につき80万円までの補助金が交付されます。
また子育てエコホーム支援事業ではリフォームも補助の対象となります。
こちらは子育てや年齢といった条件はなく、どの世帯であっても「既存住宅のリフォームであること」が条件です。
補助金額については子育て世帯・若者夫婦世帯が上限30万円/戸、それ以外の世帯が上限20万円/戸となっています。
ただし、長期優良リフォームを行う場合や子育て世帯・若者夫婦世帯が既存住宅購入を伴う場合は上限額も変化し、最大で60万円まで補助が受けられる仕組みです。
※1)令和5年4月1日時点で18歳未満(すなわち、平成17(2005)年4月2日以降出生)とする。ただし、令和6年3月末までに工事着手する場合においては、令和4年4月1日時点で18歳未満(すなわち、平成16(2004)年4月2日以降出生)の子であることが条件
※2)令和5年4月1日時点でいずれかが39歳以下(すなわち、昭和58(1983)年4月2日以降出生)とする。ただし、令和6年3月末までに工事着手する場合においては、令和4年4月1日時点でいずれかが39歳以下(すなわち、昭和57(1982)年4月2日以降出生)の世帯であることが条件
補助金上限額 | リフォーム工事内容に応じて定める額 ・子育て世帯・若者夫婦世帯:上限30万円/戸 ・その他の世帯:上限20万円/戸 ※長期優良リフォームを行う場合は ・子育て世帯・若者夫婦世帯:上限45万円/戸 ・その他の世帯:上限30万円/戸 ※子育て世帯・若者夫婦世帯が既存住宅購入を伴う場合 上限60万円/戸 | ||
申請方法 | 事業者登録を行ったリフォーム業者等が申請 | ||
補助対象認定を受ける条件 | 開口部・躯体等の一定の断熱改修(窓を含む)エコ住宅設備(節湯水栓、高断熱浴槽等)の設置住宅の子育て対応改修バリアフリー改修空気清浄機能・換気機能付きエアコン設置工事等 | ||
申請条件と期限 | 着工日 | 令和5年11月2日以降に契約の対象となるいずれかの工事に着工したもの | |
交付申請期限 | 令和6年3月下旬~予算上限に達するまで(遅くとも令和6年12月31日まで) | ||
交付申請の予約 | 令和6年3月下旬~予算上限に達するまで(遅くとも令和6年11月30日まで) | ||
事業者登録 | 令和6年1月中旬~遅くとも令和6年12月31日(予定) | ||
完了報告 | 戸建住宅 | 令和7年7月31日 まで | |
共同住宅等で階数が10以下 | 令和8年4月30日まで | ||
共同住宅等で階数が11以上 | 令和9年2月28日まで | ||
詳細(公式URL) | https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000243.html |
補助金の利用については条件等も含めてリフォーム会社へ相談されることをおすすめします。
ファミリーグループでは窓リフォーム補助金についてのご相談、ご質問なども随時お伺いしておりますので、お気軽にお問い合わせください。
窓リフォーム補助金を利用する際の注意点
窓リフォーム補助金を利用する際には注意点もあります。以下の注意点を把握しておき、補助金を有効活用しましょう。
同じリフォーム箇所での補助金の重複利用はできない
窓リフォーム補助金を利用する場合、同じリフォーム箇所について別々の補助金の重複利用はできません。
たとえば窓の交換リフォームを行うにあたって、「先進的窓リノベ事業」と「子育てエコホーム支援事業」の両方に申請しても、適用されるのはどちらか1つだけです。申請自体は1契約につき最大4つまで申請可能ですが、適用されるのはいずれか1つのみということを覚えておきましょう。
ちなみに、1つの補助金事業に限定していえば、補助上限額に納まる形であれば複数回申請することは可能です。
たとえば「子育てエコホーム支援事業」では、子育て世帯または若者夫婦世帯が既存住宅を購入してリフォームする場合、1戸につき最大60万円まで補助が受けられます。
これを利用し、最初に窓リフォームで40万円の補助を受けたあと、残りの20万円の枠を使って別の箇所のリフォームの補助申請ができます。
参考:子育てエコホーム支援事業の内容について (令和5年11月14日時点)
着工や工事完了などの時期に注意
窓リフォーム補助金を利用する際には、着工時期や工事の完了時期に注意しましょう。
たとえば「子育てエコホーム支援事業」においては、補助の対象が「工事請負契約後、令和5年11月2日以降に工事に着手するもの」と定義されています。
さらに、申請に必要な事業者登録や交付申請(予約)、完了報告などについてもそれぞれ期限が設けられています。
あとから延長される可能性もありますが、予算上限に達した時点で補助が打ち切られるため早めの申請がおすすめです。
また、工事完了後には事業者に完了報告を送付してもらう必要がありますが、こちらも期限が設けられています。期限内に工事が完了しない場合、完了報告が間に合わず補助金申請が却下されてしまう恐れがあります。余裕を持ったスケジュールを組んでもらいましょう。
工程 | 申請期限 | |
事業者登録 | 令和6年1月中旬~遅くとも令和6年12月31日(予定) | |
交付申請 | 令和6年3月下旬~予算上限に達するまで(遅くとも令和6年12月31日まで) | |
交付申請予約 | 令和6年3月下旬~予算上限に達するまで(遅くとも令和6年11月30日まで) | |
完了報告 | 戸建住宅 | 令和7年7月31日 まで |
共同住宅等で階数が10以下 | 令和8年4月30日まで | |
共同住宅等で階数が11以上 | 令和9年2月28日まで |
参考:子育てエコホーム支援事業の内容について (令和5年11月14日時点)
なお、先進的窓リノベ(断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業)など残り2つの補助金事業についても、令和5年11月2日以降に契約の対象となるいずれかの工事に着工したものが対象となります。
それ以外の期限については事務局が開設される12月中旬以降に詳細が発表されるため、適宜情報をチェックしておくことをおすすめします。
参考として2023年度の先進的窓リノベ事業の申請期限についてのページをご紹介します。
確認しておき、おおよその期限を頭に入れておくとよいかもしれません。
参考:2023年度|申請手続きの詳細【補助金の交付申請】|先進的窓リノベ事業【公式】
リフォーム金額が少ないと申請できない場合あり
「住宅省エネ2023キャンペーン」では、窓リフォーム費用が5万円以上の場合のみが補助の対象となっていました。
つまり5万円未満では、原則として申請ができなかったのです。
2024年の「住宅省エネ2024キャンペーン」については、11月中旬の時点で「子育てエコホーム支援事業」のみが“5万円未満は申込不可(別の補助金との併用で2万円以上で申請ができるようになる特例あり)”と規定が設けられています。
「先進的窓リノベ」の後継事業については詳細が発表されていませんが、「窓1枚のリフォームだと5万円に満たず、補助金が受けられなかった」というケースも出てくる可能性が高いでしょう。
2024年の窓リフォーム補助金を利用する際には、必ず何円以上から申請できるのかを確認しておきましょう。
補助金支給の対象製品を選ぶ必要がある
窓リフォームで補助金の交付を受けたい場合には、あらかじめ国に登録されている対象製品を使ってリフォームを行わなければなりません。対象製品以外をつかった窓リフォームは補助金交付の対象外となるため注意しましょう。
窓リフォーム補助金について熟知したリフォーム会社であれば対象製品を教えてくれます。また2023年度は公式WEBサイトでリフォーム対象製品が検索できるようになっていました。
2024年度の事業についても同様に検索ができるよう整備される可能性が高いため、ご自身でも確認しておかれることをおすすめします。
補助金の還元方法を確認しておく
窓リフォーム補助金が交付される際の還元方法は2種類あります。
1.補助金を契約代金に充当する方法
2.現金で支払う(還元)する方法
このうちどちらになるかはリフォーム業者によって対応が異なります。
トラブルを避けるためにも、打ち合わせや見積もりの段階で確認しておきましょう。
ドアのガラスのみ交換は対象外(子育てエコホーム)
「子育てエコホーム支援事業」では高断熱ガラスへのリフォーム工事も対象になります。
ただし、ドアにはめ込まれたガラスなど、窓に使われていないガラスのみの交換については対象外となるため注意しましょう。
窓リフォーム補助金についてよくある疑問
2024年の窓リフォーム補助金についてはこれから情報が提供されていきますが、現時点でさまざまな疑問を抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか?ここからは2024年の窓リフォーム補助金について、判明している範囲で疑問にお答えします。
自分で申し込むことはできない?
住宅省エネ2024キャンペーンは、所定の手続きを経て登録を済ませた事業者からの申請が必要です。
一般消費者である施主様が登録・申請を行うことはできませんのでご注意ください。
新築にも適応される?
国が提供する窓リフォーム補助金のうち、新築注文住宅・新築分譲住宅の購入に適用されるのは「子育てエコホーム支援事業」のみとなります。
「先進的窓リノベ事業」はリフォームのみに適用される補助金となります。
窓リフォームに関しては先進的窓リノベ事業のほうが補助金額が大きくなるため、こちらを優先して利用されるのもかしこい選択かもしれません。
新しく中古住宅を購入してリフォームする場合は対象になる?
「子育てエコホーム支援事業」において、子育て世帯が新たに売買契約額100万円以上の中古住宅を購入してリフォームする場合は最大60万円が上限補助額として支給されます。
ただし自分たちで住むことを目的に購入し、かつ売買契約の締結から3ヶ月以内にリフォーム工事の請負契約を締結する場合に限る点に注意が必要です。
3ヶ月を超えたあとのリフォームは補助金額が45~30万円まで減額されるため、中古住宅を購入してリノベーションをお考えの場合はリフォーム計画も早めに進めていくことをおすすめします。
既存の窓は一括で交換する必要がある?
国の補助金制度において、既存の窓を一括で交換する必要はないと考えられます。
現時点では全部屋の窓を一括で交換しなくてはならないという規定がないため、一部の部屋だけリフォームといった場合でも補助金が交付される可能性が高いでしょう。
条件等はあとから変更になる場合もあるため、今後の動向をチェックしつつ、リフォーム会社に問い合わせて確認しておくと安心です。
他の補助金との併用はできる?
窓リフォームでは同じ箇所に対して「先進的窓リノベ事業」「子育てエコホーム支援事業」の併用はできません。
ただし、国の補助金と財源が異なる自治体の補助金制度は併用できます。
たとえば東京都では、窓の改修を含む独自の断熱リフォーム補助金事業を提供しています。
国の補助金制度とうまく併用することでリフォーム費用の負担を減らせるので、ぜひ活用してみましょう。
【東京都】(令和5年度) 既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア・断熱材) 災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
概要 | 省エネ性に優れ、災害にも強く、健康にも資する断熱・太陽光住宅の普及拡大を促進するため、高断熱窓・ドア・断熱材への改修に対して補助を行う制度 |
補助金額 | 高断熱窓のリフォーム費用の1/3、1戸につき100万円を上限に交付 |
条件 | 1つ以上の居室において、全ての窓について、高断熱窓を設置すること(※対象製品に関する要件あり) |
申請期間 | ■事前申込受付期間:令和5年5月29日(月)開始■交付申請兼実績報告:令和5年6月30日(金)から令和10年3月31日(金)(17時公社必着)まで |
申し込み方法 | 施主が申請を行う必要あり(電子申請も可) 事前申込をし、受取通知を受け取ってから契約・施工。竣工後に交付申請兼実績報告を申請、交付決定兼確定額通知を受け取ったら助成金が支払われる |
予算 | 496億円 |
詳細URL | https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/ene_reform/ene_reform_r05 |
【足立区】令和5年度足立区省エネリフォーム補助金(※令和5年度の募集は終了)
ちなみに、足立区では区独自の補助金事業を実施していました。令和5年度の受付は終了しましたが、来年度に同様の補助金事業がスタートする可能性もあります。以下は参考としてご覧いただけますと幸いです。
概要 | 足立区内の住宅に省エネリフォーム工事を実施した方に、足立区が補助金を交付 |
補助金額 | 高断熱窓のリフォーム費用の1/3、1戸につき5万円を上限に交付 |
条件 | 足立区内の自らが居住する既存の住宅(住民登録地と同一に限る)に、以下のいずれかの改修工事を実施する個人の方で、新築は除く。 ※集合住宅の場合は、住民登録地と同一で自らが居住する住宅部分に限る。ただし、共有部分の改修工事は除く。また、遮熱塗装においては集合住宅を除く。 ・ガラス・窓の交換:既存のガラスや窓を、中央部の熱貫流率が2.33以下であるものに交換すること。 ・内窓の新設:既存の窓の内側に新たにガラス中央部の熱貫流率が2.33以下である窓を設置すること。 ・断熱材の設置:熱伝導率が0.041以下である断熱材を設置すること。ただし、天井断熱工事に用いる吹込み断熱材の場合は、R値(熱抵抗値)が2.7以上であること。遮熱塗装近赤外線領域における日射反射率が50%以上の塗料で塗装すること。 【その他の申請条件】(1)申請時に工事の着工前であること。(2)補助対象工事の請負業者は区内業者であること。※一部例外あり(3)令和6年2月29日までに工事を完了し、令和6年3月29日までに完了報告を行えること。(4)補助対象経費が、税抜き5万円以上であること。(5)本補助金の申請を行う年度の前年度において住民税の滞納が無いこと。(6)同一年度内に、本要綱に基づく補助金の交付を受けていないこと。(7)補助対象工事を行う種別が、過去5年以内に本要綱に基づく補助金の交付対象となっていないこと。(8)補助対象工事について、区から他に補助に係る交付決定を受けていないこと。 |
申請期間 | 令和5年4月11日~令和6年1月31日まで |
申し込み方法 | 環境政策課へ施主が申請。 1.工事着工前に申請書類を提出2.審査結果及び完了報告の手続きについてのお知らせを受け取る3.工事着工、終了後1ヶ月以内に完了報告を提出4.完了報告後1~2か月ほどで確定内容や振込時期を郵送で受け取る |
詳細URL | (公式サイト)https://www.city.adachi.tokyo.jp/kankyo/kurashi/kankyo/syouenesetubi.html(PDF)https://www.city.adachi.tokyo.jp/documents/28412/9-rihomu-panhuretto.pdf |
他の市区町村においてもこういった補助金事業が実施されている場合がありますので、ご不明な点があればぜひファミリーグループまでお問い合わせください。
結局のところ2023年との違いは?
住宅省エネキャンペーンにおいて、2023年と2024年の違いは以下のとおりです。
①「先進的窓リノベ事業」については詳細が発表されていませんが、上限200万円である点は2023年と変わりません。
②「子育てエコホーム支援事業」においての変更点としては
・「その他の世帯」の補助上限額が引き下げに(30万円から20万円へ変更)
※ただし長期優良リフォームではその他の世帯でも30万円が補助上限額となります
・注文住宅新築・新築購入要件が引き上げに(延べ面積の上限が設定されるなど)
・新築とリフォームにおいて「ZEH住宅」のほかに「長期優良住宅」が登場
・ZEH住宅への補助金が引き下げに(100万円から80万円に)
・上限額引き上げ条件の「安心R住宅」が2024年では「既存住宅購入」のみに変更、加えて「長期優良リフォーム」が追加
といった点が挙げられます。
③なお「住宅省エネ2024キャンペーン」全体では、給湯器に関する補助金事業の新設・拡充も行われています。
・「賃貸集合給湯省エネ事業」という既存賃貸集合住宅用の補助金支援事業が創設された
・「給湯省エネ事業」において、製品ごとの補助額に幅が設けられ、撤去費用も補助対象になった
窓と合わせて給湯器の見直しをお考えの方は、こちらの補助金についてもチェックしてみて下さい。
まとめ
本記事では2024年の窓リフォーム補助金について解説してきました。
今お住まいのご自宅の窓を断熱性能の高い窓へリフォームすれば高騰する光熱費の節約につながります。また防音性・耐火性に優れた窓へリフォームすれば、さらに住みやすく快適な家に生まれ変わらせることもできるでしょう。
1日の中でも長く過ごす場所だからこそ、手を加えて快適な空間へと作り変えてみませんか?
ファミリーグループでは、窓サッシ・ガラスリフォームのご相談を承っております。施工実績はのべ10,000件、豊富な経験と技術でお客様の理想の窓づくりをお手伝いいたします。窓リフォーム補助金についても専任担当者がわかりやすくご説明いたしますので、お気軽にご相談ください。
また「結露がすごくて窓周りの壁のカビが気になる」という場合は壁紙のリフォームも同時にご相談いただけます。窓だけのリフォームはもちろん、お家の中で気になる箇所がございましたらぜひ合わせてお話をお聞かせください。