トイレリフォームで快適な暮らしに!最新トイレの機能・費用相場・補助金や成功のポイントを解説
トイレの耐用年数は10~15年程度といわれています。この時期を超えるとタンクの水漏れや汚れが落ちないなどの症状が気になってきて、トイレリフォームを検討される方も少なくありません。
とはいえ、頻繁に交換するものではないため「トイレリフォームをしたいけれど、どんなトイレにすればいいのかわからない」という方も多いでしょう。またリフォームする以上、費用負担についても気になりますよね。
そこで本記事では、トイレリフォームをするメリット・最新トイレの機能をご紹介したうえで、費用の目安や利用できる補助金制度について解説いたします。トイレリフォームを成功させるポイントについてもお伝えしていますので、ぜひご参考にお読みください。
目次
トイレリフォームのメリットとは?
トイレリフォームを迷っている方の中には「トイレをリフォームするとどんなメリットがあるのか分からない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。費用をかけてリフォームするのですから、ご不安になられるのは当然のことです。
実際のところ、トイレリフォームを行うと以下のようなメリットがあります。長い目でみれば生活コストの削減、お手入れの負担減にもつながるため、ぜひリフォームのご判断材料として参考にしてみてください。
節水効果で水道代の節約につながる
最新のトイレは、昔のトイレに比べると節水機能が充実しています。トイレは家の中でもっとも水道使用量が多い場所であり、ご家族の人数が多い場合は水道代の約3割がトイレである、ともいわれています。
大手メーカーが販売している最近のトイレは、10年前に販売されていたトイレと比較すると半分以下の水量で使用できるよう技術革新が進んでいます。
よって水道代の高い地域にお住まいの方や、ご家族の人数が多いご家庭では、トイレリフォームをすることで水道代の節約につながる可能性が非常に高いです。
掃除・お手入れがラクになる
トイレリフォームには、日々の掃除やお手入れがラクになるメリットもあります。
たとえばあるメーカーのトイレでは、従来の便器には必ずといっていいほど設けられていた「フチ」をなくしたデザインを採用しています。
フチのあるトイレは内側に汚れが溜まり、ニオイや黄ばみ、黒ずみなどの原因になることが多かったのですが、フチなし便器の場合は汚れが溜まりにくく、サッと拭くだけでお手入れが完了するため大変便利です。
また、最新のトイレには表面に黄ばみや汚れがつきにくい加工を施したものが増えています。
さらにあるメーカーでは、自動で便器内を泡洗浄してくれる自動洗浄機能を備えたトイレも販売されています。
そのほか、便座が地面から浮いているタイプのトイレ(フロートタイプ)やタンクのないトイレなど、床や便座の後ろを掃除しやすいトイレも人気です。
トイレをいつまでも美しく清潔にキープしたい方には、これらのような「お手入れがラクになるトイレ」にリフォームすることをおすすめします。
バリアフリー化すれば誰でも使いやすくなる
トイレリフォームによって和式トイレを洋式トイレに変更したり、壁に手すりを設置したりといったバリアフリー化を行うことで、高齢のご家族や体が不自由なご家族が暮らしやすくなります。車いすを使用されている場合は、トイレのドアを開き戸から引き戸へリフォームするのも良い方法でしょう。
またバリアフリートイレは高齢のご家族や体が不自由なご家族に限らず、どなたでも使いやすいのが特徴です。小さなお子さんから大人までが安心して使えるトイレを設けることで、より住み心地の良い家へと変えられます。
明るく清潔感のあるトイレにできる
設置後年月が経ったトイレは、いくら清潔にしていても何となく古さを感じるものです。トイレリフォームで一新することで、明るく清潔感のあるトイレ空間へとリニューアルできます。
その際におすすめなのが、便器だけでなく床や壁紙もまとめてリフォームする方法です。
トイレは長年使っていると、便器と床の境目部分についた汚れが取れなかったり、床や壁にニオイがついて取れなかったりするケースがあります。床と壁も一新してしまうことで、気になる汚れ・ニオイもなくなり、新築のように美しい空間へと変身させられるでしょう。
水漏れなどの不具合解消につながる
長年同じトイレを使用していると、トイレタンクと水道管の接合部品が劣化したり、便器にヒビが入っていて水漏れを起こす場合があります。
こうした不具合は部品の交換で直るケースもありますが、部品そのものが廃番になっていると交換ができず、応急処置的な対応しかできない場合が多いです。また便器本体のヒビ割れについては補修してもふたたび壊れる可能性が高く、交換がベストな対応となります。
部品交換や補修ではどうにもならない場合は、トイレリフォームを行えば水漏れなどの不具合を解消することができます。また最新のトイレであれば部品がすぐ廃番になることもなく、万が一不具合でパーツ交換の必要が生じた場合もすぐ取り寄せてもらいやすいでしょう。
いまどきのトイレの種類・備わっている機能とは?
現在主流の最新型トイレには大きく分けて4種類があります。
従来式のタンク+便器+便座で構成した「組み合わせトイレ」のほか、タンクと便器がドッキングした「一体型トイレ」、タンクそのものがない「タンクレストイレ」などが代表的なトイレとして用いられます。
また最近では、便器・便座・収納・手洗い器を組み合わせて設置する「システムトイレ」も人気です。
トイレの種類 | 特徴 | 価格 |
組み合わせトイレ | 便器+便座+タンクを組み合わせて設置するトイレ。便座が故障したときは便座だけを交換できるが、タンクに水を溜めないと流せない。 | 低め |
一体型トイレ | 便器+便座+タンクが一体型になったトイレ。凹凸が少なくお手入れがしやすい。タンク上部の手洗いあり・なしも選べるが、故障した場合はトイレ本体ごとの交換になる。 | やや低め~中程度 |
タンクレストイレ | 水をためるタンクがないトイレ。水圧が低い場所には設置が難しいが、デザインがすっきりしていて掃除がしやすく、トイレを広く使える。 | 中程度~高め |
システムトイレ | 便器・便座・タンクに加えて手洗い器や収納などをセットで設置するタイプのトイレ。狭いトイレでは設置できない場合もあるが、カタログイメージに近いおしゃれで統一感のある仕上がりが楽しめる。 | 高め |
また便器・便座自体にフォーカスした場合、最新のトイレには次のような便利機能が揃っています。
・節水機能
・フチなし便器
・タンクレス
・フロート式
・自動のフタ開閉・洗浄機能
・部屋暖房機能
・脱臭機能
・省エネ機能
・スマホリモコン機能
それぞれの特徴、メリットを見ていきましょう。
節水機能
近年どのご家庭でも人気なのが「節水トイレ」です。節水トイレはうず巻き状に水を流して内容物を流すことで、水の使用量を抑えられる仕組みになっています。
10年前のトイレで1回に使用する水の量は約13Lでしたが、最新式の節水トイレに変えると3.8~6Lと、半分以下の水で利用できるように進歩しました。
水道料金を抑えたい方にとっては非常にうれしい機能といえます。
フチなし便器
最新のトイレには、フチをなくしお手入れが簡単にできるよう設計されているトイレも多く見られます。
普段からトイレ掃除をされている方の中には、「フチの裏の汚れにブラシが届かない」というご経験をされた方も多いのではないでしょうか。
フチの中に汚れが残るとニオイやカビの原因になることも多いですが、フチなしトイレならフチ裏に汚れや菌が残る心配もありません。
ただしフチがない分便器内の尿ハネが起こりやすいため、立って小用を足すご家族がいらっしゃる場合は注意が必要です。
タンクレス
タンクレストイレは文字通りタンクのないトイレのこと。
見た目がすっきりしていて圧迫感がないため、狭いトイレにも向いています。
お掃除のしやすさはもちろん、タンクを通さず水道直結で流すことができるため、連続で流しても水流が弱くならない点がメリットです。ただし、水道直結で水を流す仕様のため、一定の水圧条件を満たした部屋でないと設置できない場合があります。
またタンクレストイレは節水機能に優れていたり、温水洗浄便座が標準装備されていたりする点も魅力です。最新機能を備えているトイレが多いのもタンクレス型のメリットといえます。
トイレを広く見せたい方やお手入れの簡便さを求める方はもちろんですが、家の中でも使用頻度の高いトイレ(1階リビング横のトイレなど)のリフォームにも向いているといえるでしょう。
フロート式
フロート式のトイレは、便器の下が床面に接地しておらず、浮いたような構造になっているトイレです。
おしゃれな佇まいでまるでホテルのような高級感が楽しめるほか、給水管やコードをキャビネット内に収納することですっきりと見せられます。また床と便器の間にすきまがある分、立ったまま床の拭き掃除がしやすいのも大きなメリットです。
自動のフタ開閉・洗浄機能
最新のトイレの中には自動でフタを開閉してくれるものがあります。
手を使わず開閉できるため腰が悪いご家族でも使いやすく、フタの閉め忘れによる小さなお子さん・ペットの事故防止にも役立つでしょう。便座暖房を入れている時期には、フタを閉めることで放熱を防ぎ、節電にもつながります。
また自動洗浄機能が備わっているトイレなら、流し忘れを予防でき、トイレの清潔を保ちやすくなります。常にきれいな状態が保ちやすくなるため、お掃除の手間・負担減にもつながるでしょう。
部屋暖房機能
最近では本体から温風を出してトイレ全体を温められる「部屋暖房機能」のあるトイレも人気です。
ご自宅のトイレが冬場になるとかなり冷え込む場合、暖かい居室等から寒いトイレに移動したとき、ヒートショック現象(※)が起きる可能性があり大変危険です。
部屋暖房機能のついたトイレへリフォームすれば、便座だけでなくトイレ全体を温めてくれるため、ヒートショック現象の発生リスクを抑えられるでしょう。
製品によっては夜間や朝方の冷え込みを防ぐ機能(規定室温以下になると自動で暖房を開始し、一定の温度になったら停止する)もあります。
ご年配のご家族や小さなお子さんとお住まいのご家庭にもおすすめです。
※急激な温度変化で血圧が大きく上下し、失神や心筋梗塞、脳卒中を起こす現象です。
脱臭機能
最近のトイレにはほとんどといっていいほど「脱臭機能」が備わっています。これは、人が座ったことをセンサーが検知すると、脱臭ユニットがニオイを吸い取って消臭、きれいな空気を排出するという仕組みです。
トイレを流すときやシャワー洗浄中、便座を離れた直後はセンサーがOFFになり脱臭も止まりますが、便座を離れてしばらくすると再び脱臭機能がONになり、次の使用者が快適に利用できるよう設計されています。
省エネ機能
最近では省エネ性能に優れたトイレが増えています。
たとえばタイマーや学習機能で便座暖房を使う時間を制御する機能、ふたの自動開閉機能、温水洗浄を使うときだけお湯を作る瞬間式温水などを採用したトイレは、光熱費を抑えながら快適に利用できます。
光熱費を抑えたい方は、これらの機能を備えた省エネ性能の高いトイレを選ぶとよいでしょう。
スマホリモコン機能
数こそ多くはありませんが、最新式のトイレにはスマホと連動させて利用できる製品もあります。
これはスマホにインストールしたアプリをトイレリモコンとして使えるというもので、シャワートイレの洗浄位置、水量強弱を調節したり、排便状況を記録できる機能などが利用できます。
シャワートイレの使い心地にこだわりがある方、健康管理に役立てたい方はスマホリモコン機能のあるトイレを検討してみてもよいでしょう。
トイレリフォームにかかる費用の目安は?
トイレリフォームの費用は、リフォームする箇所・内容・製品のグレードや依頼先の業者の工賃設定によっても変化します。
リフォーム内容 | 費用相場(工事費用込み) |
トイレのみ交換 | 10万~20万円程度 |
トイレ+床の張り替え(クッションフロア) | 15万~20万円程度 |
トイレ+内装フルリフォーム(床、壁紙) | 15万~30万円程度 |
和式トイレから洋式トイレへの交換 | 15万~60万円程度 |
温水便座の設置 | 5万~20万円 |
手洗い器の設置 | 10万~20万円 |
トイレの移動や新設 | 移動する場合:30万~60万円程度新設する場合:40~200万円程度※増築に伴い新設する場合は高くなる |
トイレのみ交換する場合と内装込み(床材交換など)でリフォームする場合とでは、当然工数が多い後者のほうが高くなります。
また内装工事ありの場合は、使用する素材によっても価格が変わる点に注意が必要です。機能性壁紙や単価の高い床材などを使用する場合、手すりなどのパーツを追加したい場合は、それぞれの本体代と工賃がかかります。機能性を追求したい方や、こだわりの空間にしたい方は、予算を多めに考えておくと安心です。
【内装工事の例】
・壁紙にエコカラットや珪藻土を利用する場合
・床にタイル材を使う場合
・手すりを設置する場合
・入り口を引き戸に改修する場合 など
なお和式から洋式トイレへの交換も、大がかりなリフォーム工事になる場合が多く、費用も高くなりがちです。
トイレの移設・新設など、コンセントや水栓の増設等が必要な場合も費用は高額になりやすいでしょう。
金額についてご不安なことがある場合は、リフォーム会社に相談して見積もりを取ってもらい、おおよその費用を出してもらうとよいでしょう。
トイレリフォームに補助金が使える?
自治体や国、介護保険ではリフォームに関する補助金制度を実施しています。中にはトイレリフォームに適用される補助金制度もありますので、可能ならばぜひ活用したいものです。
ただし、補助金の多くは契約前の時点で申請を行わないと利用が認められません。よって、トイレリフォームの問い合わせや相談をする時点で「補助金を使いたい」という旨を業者へ伝えておく必要があります。
また補助金によってはトイレリフォーム単体で利用できない場合もあるため、概要や条件をしっかりと理解したうえで申請を行いましょう。
自治体の助成制度
自治体によっては、一定のトイレリフォームを含む住宅改修に対し補助金を設けているところもあります。
たとえば東京都足立区では「足立区住宅改良助成制度」として、和式トイレから洋式トイレへリフォームをすると1カ所につき最大8万円、据え置き型の場合は1カ所につき最大2万円までの費用を助成してもらえます。
利用には契約前に事前申請をし、内定をもらう必要があります。
足立区以外にも同じような補助金助成制度を実施している自治体は多いため、お住まいの自治体HPで確認してみるか、リフォーム業者へ相談してみることをおすすめします。
介護保険の高齢者住宅改修費用助成制度
介護保険では「高齢者住宅改修費用助成制度」として、バリアフリー化を目的としたトイレリフォームの費用助成を行っています。
助成を受けるには以下の条件を満たす必要があります。
①介護保険の被保険者であること
②介護保険上の要介護・要支援認定を受けていること
③介護保険被保険者証に記載された住所(自宅)に住んでいること
また、どのようなトイレリフォームにも適用されるわけではなく、以下のような「介護を目的としたリフォーム」でのみ適用されます。
・和式から洋式トイレへのリフォーム費用
・トイレに手すりを取り付ける費用
・段差の解消のためのリフォーム費用
・扉の取り換え費用(開き戸から引き戸への変更など)
・転倒防止を目的にした床材への変更(クッションフロアへの張り替えなど)
・通路の拡大
・上記に付帯して必要なリフォーム
助成金の支給上限額はひとりにつき20万円ですが、そのうちの7~9割(14~18万円)が助成を受ける人の所得水準に応じて助成されます。最低でも1割は自己負担が発生する点に注意しましょう。
また、上限額の枠内であれば複数回申請することも可能です。
利用にはケアマネージャーへ相談したうえで申請書を提出する必要がありますので、要項をよく確認したうえで申し込みを行いましょう。
長期優良住宅化リフォーム推進事業
国土交通省が実施する「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、長期的に住める良質な住宅資産の形成、子育てしやすい生活環境の整備などを目的に行う“住宅性能向上リフォーム”の工事費用を支援する制度です。
補助金額は「評価基準型」「認定長期優良住宅型」で異なります。
評価基準型の場合は1戸につき80万~130万円、認定長期優良住宅型の場合は1戸につき160万円~210万円を上限に補助が受けられます(要件を満たしたリフォーム費用の1/3の金額)。
省エネ性能や耐震性の向上のためのリフォームが条件の制度ゆえ、トイレリフォーム単体での補助は受けられません。
トイレリフォームと同時に耐震性向上・劣化対策・省エネ性能の向上などを目的にしたリフォームを行う場合は適用される可能性があります。
【補助対象にになりうるトイレリフォームの例】
・対象工事に加えて既存トイレを節水型トイレへ交換(その他性能向上工事に該当)
・トイレのバリアフリー化(手すりの設置、出入口の段差解消、内窓の設置)
・三世代同居対応のためのトイレ増設工事
トイレを含め住宅全体をリフォームしたい場合に向いている補助金となりますので、利用条件などくわしいことはリフォーム業者に確認してみましょう。
トイレリフォームを成功させるポイントは?
最後に、トイレリフォームを成功させるポイントと注意点をご紹介します。以下の7つを頭に入れておき、ご自宅に合ったトイレリフォームをプランニングしてみてくださいね。
トイレの広さに合わせた便器を選ぶ
トイレが狭いのに大きい便器を選んでしまうと、どうしても窮屈な印象になります。便器が大きすぎると床や壁が掃除しにくくなってしまいますので、既存のトイレの広さに合ったサイズの便器を選びましょう。
どのサイズの便器がいいか分からない場合は、リフォーム業者に下見にきてもらうことをおすすめします。
壁から離れすぎない位置に設置する
便器は壁から離れすぎない位置に設置すると使いやすくなります。
空間を広く取ろうとして便器を壁から離しすぎてしまうと、トイレットペーパーが取りにくくなり不便に感じやすくなります。ただし、反対に壁に近づけすぎてしまうと、トイレットペーパーを取るときなどに肘が当たって不便さを感じることもあるため要注意です。
必要な機能を挙げてから製品を選ぶ
近年は各メーカーからさまざまな多機能トイレが販売されています。ただ、その全てを候補として考えてしまうと、選ぶのにかなりの時間がかかってしまいます。
欲しい機能をリストアップし、条件に合ったトイレを探す方がスムーズに決められるうえ、ムダな出費を抑えることにもつながるでしょう。
棚を新設する場合は掃除のしやすさを考える
トイレリフォームで収納棚を新設する場合は、掃除のしやすさも考慮しましょう。
床に収納棚を設置するとトイレの床掃除がやりづらくなる場合があります。
掃除のしやすさを重視したい場合は、壁に既存品や造作の収納棚を設置する方法もありますので検討してみてください。
床材や壁紙への同時リフォームを検討する
トイレリフォームの際には、便器だけではなく床材・壁紙をまとめてリフォームしてしまうのもおすすめです。
というのも、床材をきれいに張り替えようとした場合、いったん便器本体を取り外す必要があるからです。
また床材は古いままで便器だけを交換すると、床材が余計に古く見えてしまう可能性があります。床材もまとめて交換してしまえば、ニオイや便器の設置痕なども解消されて美しいトイレにすることができます。壁紙についてもリフォームすることでニオイや汚れ、黄ばみなどが解消されますのでおすすめです。
このとき、抗菌性能の高い床材や、消臭・調湿機能のある壁紙を選ぶことでより清潔で快適なトイレへ変身させられます。ご予算にもよりますが、ぜひ検討してみてください。
マンションでは設置できるトイレが限られる場合がある
マンションによっては、排水方式があらかじめ決められている場合があります。この場合は設置できるトイレの種類に制限が生じる点に注意しましょう。
また、マンションでトイレリフォームを行う際には管理組合に確認・申請が必要となりますので、あらかじめどのような手続きが必要なのかを把握しておきましょう。
まとめ
トイレは住まいの印象、快適さを大きく左右する場所です。古くなったトイレをリフォームして新しくすることで、清潔感のある快適なトイレ空間へと生まれ変わらせることができます。
またリフォームによって節水・省エネにつながる効果があったり、お手入れが簡単になったりするのもうれしいポイントです。一時的な出費こそあるものの、長い目で見れば家計やお体への負担を軽減させられるのは、トイレリフォームの大きなメリットだといえます。
ファミリフォームでは、トイレリフォームについてのご相談も随時承っております。当社では一級建築士を筆頭に家づくり・リフォームのプロが多数在籍しており、幅広い施工にご対応いたします。
また、バリアフリー化のご相談や補助金につきましても、過去の施工事例や各機関の情報をもとにアドバイスさせていただいております。東京23区・埼玉県・千葉県・神奈川県近郊にお住まいで、トイレのリフォームをご検討中の方は、ぜファミリー工房までお気軽にご相談ください。
- 監修者
- 大久保 洋司
Director
【保有資格】
一級建築士
監理技術者
マンションリフォームアドバイザー
既存住宅状況調査技術者
既存住宅アドバイザー
〒120-0001 東京都足立区大谷田 4-1-20 1F
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約30年と経験豊富な建築士です。
細かいことから大きなことまで、お客様の視点に立った提案をします。
気軽にご相談ください。よろしくお願いします。