トイレ壁紙の選び方は？　おしゃれに見せるコツや張り替え費用の目安を紹介！

トイレ壁紙にはさまざまな種類があり、色や柄、素材によってガラリと印象が変わります。また機能性壁紙を選べば、気になりがちな汚れ・ニオイ・カビの対策ができ、お手入れが楽になりますよ。

ここではトイレ壁紙のリフォームをご検討中の方へ向け、トイレ壁紙の選び方を徹底解説。トイレをおしゃれに見せる壁紙選びのポイントや、張り替えリフォーム費用の相場、注意点についてもご紹介します。

「古くなったトイレ壁紙を一新し、おしゃれで快適なトイレにしたい！」という方はぜひご参考にしてみてくださいね。

トイレ壁紙の選び方！ポイントは色柄と機能性！

トイレは狭い空間ゆえ、壁紙の選び方次第でがらりと印象が変わります。新しい壁紙を選ぶ際には、「色」「柄」「機能性」の3つに注目してみましょう。

トイレ壁紙の選び方①：色

一般的にトイレには白系の壁紙を選ばれる方が多いですが、カラークロスを選ぶだけでも印象が大きく変化します。

たとえば青やグレーなどの寒色系の壁紙ならば清潔感のある印象になりますし、ピンクや黄色、オレンジ系など温かみのある色ならどこかほっとする印象の空間が作れるでしょう。近年はあえてダークカラーを選び、スタイリッシュで引き締まった印象のトイレ空間を作られる方も増えています。

また、色によっては空間を広く見せる効果もあります。たとえば白やベージュ、ライトグレーなどの淡い色なら、トイレを広々と見せることも可能です。階段下のトイレなど、限られたスペースにトイレを設けられている場合などには特におすすめです。

トイレ壁紙の選び方②：柄

近年はトイレに柄入りの壁紙を張るご家庭も増えています。

同じ壁でも、柄が入るだけでガラッと雰囲気が変わる。安らぎを感じたいならボタニカル柄や木目柄、エレガントな雰囲気が好きな人は花柄やダマスク柄などがおすすめです。

小さな空間だからこそ北欧風、モルタル風、タイル風などさまざまな柄壁紙にも挑戦しやすいので、憧れていた柄を選ぶのもよいでしょう。

なお「色は白でも、ちょっと変化をつけたい」という場合は、波や織物風、モザイクタイル風などさりげなく柄が入った壁紙もおすすめです。派手になりすぎないのに他の部屋と差別化できます。凹凸が深すぎる壁紙はお手入れがしにくくなる場合もあるので、ぜひ実際のサンプルを触ってから選んでみてください。

トイレ壁紙の選び方③：機能性

トイレ向きとされる壁紙には消臭機能が付いている製品が多くみられます。

また防水、防カビや抗菌機能、室内の湿度に合わせて湿度をコントロールしてくれる吸湿・放湿機能の備わったハイグレードクロスもあります。

トイレはニオイや汚れ、湿気やカビなどに悩まされやすい場所ですが、上記のような機能性の高い壁紙を選ぶことで快適に過ごせるようになります。

トイレに機能性壁紙を使うメリットは？

先の項で機能性壁紙の特徴をご紹介しましたが、機能性壁紙を選ぶと具体的にどのようなメリットが得られるのでしょうか？また機能性壁紙は、どのような場合におすすめなのでしょうか。

機能性壁紙を使用するメリットについてくわしく見ていきましょう。

ニオイを抑えて快適なトイレにできる

トイレのニオイは壁や床に付着するとなかなか取れない場合があります。新しい壁紙へ張り替えることで、今までのニオイをリセットし清潔な空間を手に入れられるでしょう。

またこのとき消臭・抗菌壁紙へ張り替えれば、嫌なニオイの発生を抑えつつ、常に快適なトイレ空間にすることができます。

来客が多いご家庭の場合は特にトイレのニオイに敏感になるかと思いますので、消臭効果の高い壁紙を使うことでお客さまからの印象も良くなるでしょう。

汚れが落としやすくお手入れがラクになる

先述のとおり、トイレは汚れが溜まりやすい場所です。また汚れが頑固なため、時間が経ってから掃除しようとしてもなかなか落ちない場合があります。

リフォームで防水・防汚機能のある壁紙へ張り替えることで、汚れが落としやすくなります。気が付いたときにサッと拭くだけで汚れが取れるためお手入れもラクですし、清潔さをキープしやすくなるのはうれしいですね。

カビが生えにくくなる

カビは湿度が高く暖かい場所に発生しやすい性質があります。そもそもトイレはジメジメしやすいうえ、近年は温水洗浄・暖房便座の普及によってトイレの中が常に暖かい状態であり、まさにカビにとって最高の環境です。

一度生えてしまった黒カビは拭いただけでは落ちません。またカビ取りをしても跡が残ってしまうことがあります。

吸湿・放湿機能、防カビ機能の備わった壁紙へリフォームすると、トイレの中の余計な湿気を吸い取ってくれます。嫌な黒カビの発生頻度を抑えられれば、カビで壁紙が真っ黒になるのを防げます。カビによる健康被害を防ぐこともできるでしょう。

機能性壁紙がおすすめなケースとは？

機能性壁紙は以下のようなご家庭におすすめです。

【消臭機能、抗菌機能】
　・すべてのご家庭におすすめ

【防水・防汚機能】
　・小さなお子さんやご年配のご家族がいらっしゃるご家庭
　・水拭きや洗剤でお手入れしたいご家庭

【吸湿・放湿機能、防カビ機能】
　・家の北側にトイレがあるご家庭
　・トイレに窓がないご家庭
　・ぜんそくやアレルギー体質のご家族がいらっしゃるご家庭

トイレをおしゃれに見せるにはどんな壁紙がおすすめ？

ここからは、トイレをおしゃれに見せる壁紙リフォームのアイデアをご紹介します。

「トイレ壁紙を張り替えたいけれど、いいアイデアが思いつかない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

一面だけアクセントクロスに張り替える

トイレ壁紙のうち一面だけをアクセントクロスに張り替えることで、メリハリのある空間が作れます。

アクセントクロスは便座に座ったときに正面にくる壁よりも、後ろや左右などに張るのがおすすめです。正面に張るよりも落ち着いて過ごせるようになります。

思い切ってカラー壁紙で明るい雰囲気に

トイレ全体の印象を変えたい場合は、思い切ってカラー壁紙を張ってみるのもおすすめです。オーソドックスな白の壁紙よりも垢抜けた雰囲気になります。

カラー壁紙を選ぶ場合はクリーム色やミントグリーン、淡いブルーなどの淡い色が使いやすいでしょう。モダンな感じにしたい場合は、ダークグレーやネイビー、ブラウンなどのダークカラーもおすすめです。

ダークカラーの壁紙は汚れが目立ちにくい利点もありますが、淡い色に比べて空間を狭く見せてしまう場合があるので、入念にシミュレーションしてから決めることをおすすめします。

木目調の壁紙でナチュラルなトイレ空間に

ナチュラルテイストのインテリアがお好きな方は、木目調の壁紙を腰壁風に張ってみたり、アクセントクロスとして張ってみるリフォームもおすすめです。もちろん、壁全面に張ってもよいでしょう。

よりこだわる方は、壁紙に合わせてペーパーホルダー、タオルホルダー等の小物類を既製品から取り換えるのもおすすめです。アイアンや真鍮などの素材なら、ナチュラルな雰囲気をより強調しておしゃれに見せられます。

レンガ風壁紙で海外のアパルトマン風に

レンガのような質感・模様の壁紙は、洋風なトイレにしたい方におすすめです。たとえば白のレンガ模様なら、まるで海外のアパルトマン（マンション）のようなお洒落な雰囲気に仕上がります。

一方、茶色やダークグレーなどのレンガ風壁紙なら、アンティークで男前な雰囲気に。理想のテイストに合わせて選んでみましょう。

北欧風壁紙でおしゃれに

根強い人気のある北欧風インテリアですが、トイレづくりに活かすなら壁紙も北欧風の色・柄を選ぶと統一感が出ておしゃれな印象に。

北欧プリントはインパクトがある柄が多いため、アクセントクロスとして1面のみに留めるのがおすすめです。落ち着き感も出しつつおしゃれな雰囲気のトイレに変身させられます。

かわいい壁紙で子どもが親しみやすいトイレに

小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、動物柄などのかわいい壁紙へ張り替えるのもおすすめです。

トイレトレーニングをはじめたばかりのお子さんの中には、トイレを怖がって嫌がる場合があります。親しみやすい壁紙に張り替えることでトイレに行くのが楽しくなり、トイレトレーニングもスムーズに進む可能性があるでしょう。

核家族のご家庭はもちろんですが、お孫さんのためにリフォームしたい……という場合にもおすすめです。

トイレ壁紙の張り替え費用の目安

トイレ壁紙の張り替えリフォーム費用の相場は、壁4面＋天井を含む1畳あたり4万～4.8万円程度です。
この価格には材料費、人件費に加えて既存の壁紙はがしや下地の補修、養生、廃材やゴミの処分費用、保証料といった諸費用が含まれます。
壁1面のみを張り替える場合は、1.5万～2.5万円が相場です。

なお、壁紙の張り替え費用は壁紙の種類やグレード、メーカーによっても異なります。
高機能な壁紙や特注の壁紙などは費用がやや高めになる場合もあるため、必ず見積もりを出してもらいましょう。

また下地の補修や壁・天井のキズや穴の補修を行う場合は、追加費用がかかる点にも注意です。

上記はあくまでも一般的な相場となります。実際の張り替え料金はリフォーム業者によって異なりますので、見積もりを作成してもらうことをおすすめいたします。

トイレ壁紙リフォームの注意点とは？

最後に、トイレの壁紙リフォームを行う上での注意点を4つご紹介します。

色柄がしっくりくるかシミュレーションしてから決める

トイレ壁紙の張り替えリフォームを行う際には、サンプルチップや画像を見ながら新しい壁紙の色柄を決定される方も多いかと思います。しかし、小さい面積の壁紙なら違和感がなくても、実際に張り替えてみると「思っていた感じと違う……」としっくりこない場合があります。

【よくある失敗例】
　・便器の色と相性が悪い壁紙を選んでしまい、ちぐはぐな印象になってしまった
　・ダークカラーの壁紙を全面に張り替えたら、トイレが狭く見えてしまった
　・アクセントクロスが悪目立ちしてしまった

こうした失敗を防ぐには、選んだ壁紙がご自宅のトイレにマッチするかをとことんシミュレーションしましょう。

たとえば4面と天井の全てにカラークロスを張ると違和感がある場合は、白やクリーム色などのシンプルな壁紙をベースにし、1面だけカラークロスや柄入りクロスにすることでしっくりくる場合もあります。

最近では実際のリフォームに近い形でシミュレーションができるアプリもあります。リフォーム会社でご依頼されるのはもちろん、ご自身のスマホやタブレット、PCで使えるアプリもありますので、イメージを掴みたい場合はぜひ活用してみましょう。
大手壁紙メーカーでも張り替えシミュレーションツールが無料で利用できるのでチェックしてみてください。

そのほかにはリフォーム会社でご自宅のトイレに似ている構造の施工写真を見せてもらったり、ご友人やお知り合いのお宅にイメージに近いトイレがあれば参考にさせてもらうのもおすすめです。

壁紙張り替え後は定期的なお手入れを！

トイレの壁紙を張り替えた直後はきれいですが、それがずっと続くわけではありません。水回りである以上、月日が経つごとに汚れやホコリが溜まってきます。

ホコリのみの場合はハンディワイパーや乾いた布でサッと拭けばOKです。黄ばみが気になる場合はトイレ用洗剤をかけて雑巾でふき取りましょう。防水性の高い壁紙なら、水拭きで簡単に汚れが落とせます。

ちなみに、上記のお手入れ方法は一般的なトイレ向け壁紙に限った話です。壁紙の中には洗剤の使用や水拭きができないものもありますので、注意点をよく確認したうえでお手入れをすることをおすすめします。

中見出し：機能性壁紙はホコリが溜まると性能が落ちる

トイレ壁紙で人気の「抗菌壁紙」は、壁紙に付いた最近の繁殖を抑制してくれる効果があり、トイレを衛生的に保ちたい方に人気があります。ただ、この抗菌機能はあくまでも表面が露出している場合に作用します。

壁紙の表面が汚れやホコリで覆われていると、抗菌機能が作用せず、菌が繁殖しやすくなってしまいます。ニオイや黒カビの原因にもなり得てしまうため、定期的にお掃除をして機能性をキープしましょう。

トイレ全体が劣化している場合はまるごとリフォームの検討を

新築時やリフォームから長い年月が経っている場合、トイレの設備全体が劣化している場合があります。この場合、壁紙だけをリフォームすると、かえって便器や手洗い器等の古さが際立ってしまうことがあります。壁紙の色によっては、床の汚れが目立ちやすくなる可能性もあるでしょう。

このような場合は、いっそ壁紙だけでなく床や便器などをまとめてリフォームしてしまうのもひとつの方法です。
まるごとリフォームすることでトイレが一気に新しくなり、使いやすさやお手入れのしやすさがアップします。節水性能の高いトイレなら水道代の節約効果も期待できるでしょう。

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まとめ

本記事ではトイレ壁紙の選び方、機能性壁紙を使うメリットや、壁紙でトイレをおしゃれに見せるコツをご紹介しました。

トイレ壁紙リフォームについては1畳あたり約4万円前後が相場です。壁紙を張り替えることでトイレが明るく清潔感のある印象になります。また壁紙に汚れ・ニオイ・カビなどが付着していた場合は、快適に過ごせる空間へと一新できます。

ファミリフォームでは、トイレ壁紙の張り替えリフォームのご相談を承っております。店舗では過去の施工事例や壁紙のサンプルをご覧いただきながらご相談いただけますので、「この色・柄ならどんな雰囲気になる？」と気になる方はぜひお気軽にお声がけください。

また、当社ではトイレの便器や手洗い器・収納スペースや床張り替えなどのリフォームについても承っております。

お使いになられているトイレが古くなってきていたり、より使いやすく節水効果の高いトイレにリフォームをしたいとご検討されていたりする場合は、ぜひ合わせてお話をお聞かせください。建築・リフォームのプロが、お客様に合わせた最適なリフォームプランをご提案させていただきます。