太陽光パネルの寿命は何年?交換やメンテナンス費用の目安をわかりやすく解説

電気代の高騰や再生可能エネルギーへの関心の高まりを背景に、太陽光発電を導入する家庭が増えています。
一方で「どのくらい長持ちするの?」「交換やメンテナンス費用が心配」という声も少なくありません。
太陽光発電は導入後の管理次第で寿命が大きく変わる設備です。
この記事では、太陽光パネルやパワーコンディショナ(パワコン)など主要機器の寿命をメーカー公表データとあわせて詳しく解説します。
また、交換費用や点検の目安を整理し、長く安心して使うためのメンテナンスのコツも紹介します。合わせてぜひご参考にしてみてください。
目次
太陽光パネルの寿命はどのくらい?

パネル本体の寿命は25〜30年が目安
太陽光パネルの一般的な寿命は25〜30年といわれています。
これは、発電量が設置当初の80%程度に低下するまでの期間を指します。
多くの国内メーカーでは「25年出力保証(80%保証)」を設定しており、25年以上経過しても発電を続けているケースも珍しくありません。
たとえばシャープでは奈良県・壷阪寺のモジュールが30年以上稼働し、性能低下がほとんど確認されない実例が紹介されています。(※2023年3月時点でのデータ)
またパナソニックは、モジュールに対して25年の出力保証を無償提供しており、25年時点でも定められた出力を維持する制度を設定しています。

画像引用元:業界トップクラスの保証 | 住宅用太陽光発電システム | 太陽光発電・蓄電システム | Panasonic
ただし、寿命には地域の気候や設置環境が影響します。
日射量が多い南向きの屋根は発電効率が高い一方で、紫外線による劣化も早まりやすいため、定期的な点検が欠かせません。
【主要メーカー別・太陽光パネルの保証期間比較表】
※有償オプション等を使用した場合を含みます。
| メーカー | 出力保証 | 製品保証(モジュール) | 特徴 |
| シャープ | 20年 | 20年 | 長期稼働実績あり(壷阪寺など) |
| パナソニック | 25年 | 25年 | HIT・Aシリーズで高効率 |
| 京セラ | 25年 | 25年 | 高耐久パネルを採用 |
| カナディアンソーラー | 30年 | 25年 | 有償の災害補償制度(10年)あり |
※メーカー、製品によって保証期間や対象範囲が異なります。導入時に「出力保証」と「製品保証」の両方を確認しておくと安心です。
メーカーごとの特徴や選び方は、こちらの解説も参考になります。
【関連記事】
太陽光パネルメーカー10社を比較!各社の特徴やメリット・デメリット、選び方のポイントを解説
パワーコンディショナの寿命は10〜15年
太陽光発電システムの中で最も交換頻度が高いのが「パワーコンディショナ(パワコン)」です。

画像引用元:住宅用パワーコンディショナ| 太陽光発電システム | 太陽光発電・蓄電システム | 住まいの設備と建材 | Panasonic
これは直流電力を家庭で使える交流電力に変換する装置で、内部にファンやコンデンサといった消耗部品が多く含まれます。
一般的な寿命は10〜15年ほどで、メーカー保証も10年が標準です。
10年を過ぎると変換効率が徐々に低下し、発電量が減ることがあります。
交換費用の目安は1台あたり15〜30万円前後。複数台設置している場合は同時交換が必要になるケースもあります。
【パワーコンディショナの寿命・費用・保証比較表】
| 項目 | 内容・目安 | 備考 |
| 寿命の目安 | 約10〜15年 | 設置環境・使用頻度により変動 |
| 主な故障要因 | ファン・コンデンサなど消耗部品の劣化 | 高温多湿やホコリの影響を受けやすい |
| 交換費用 | 約15〜30万円/台 | 機種や容量により異なる |
| メーカー保証期間 | 10年(標準) | 一部メーカーは15〜20年保証(有料) |
| 交換タイミングのサイン | 発電量の低下、異音、エラー表示など | 放置すると全体の発電効率が下がる |
| 複数台設置時の対応 | 同時交換が推奨される | 機器間の性能差による効率低下を防ぐ |
長期保証(15〜20年)を提供するメーカーもありますが、有料オプションであることが多いため、導入時に保証内容を確認しておくと安心です。
その他機器の耐用年数一覧
太陽光システムはパネルやパワコン以外にも、接続箱・分電盤・架台などの機器で構成されています。
それぞれの耐用年数とメンテナンスポイントを下表にまとめます。
| 機器 | 寿命の目安 | 主な点検・注意点 |
| 太陽光パネル | 約25〜30年 | 発電量が初期の80%以下になったら交換検討 |
| パワーコンディショナ | 約10〜15年 | ファンや基板の劣化。異音・警告表示に注意 |
| 接続箱・分電盤 | 約20年 | 経年で端子の緩みや発熱が起きることがある |
| 架台・金具 | 約30年 | 錆や緩みを定期的に確認。屋根改修時に再固定 |
これらの部品はいずれも屋外環境にさらされるため、定期点検による早期発見が寿命延長の鍵になります。
特にパネル固定金具や架台は屋根リフォームと同時に点検・補修を行うのが効率的です。
劣化のサインを見逃さないために

太陽光発電システムは長寿命といわれていますが、屋外設置である以上、少しずつ劣化が進行します。
発電量が徐々に落ちるのは自然な経年変化ですが、一定の兆候を放置すると発電効率の低下や設備トラブルにつながることもあります。
ここでは、代表的な劣化サインと、早期対応が重要な理由を解説します。
代表的な不具合・劣化サイン
発電量の軽度な低下(年1%前後)は自然な経年劣化です。
一方で、急激な出力低下や一部のパネルだけ発電が止まる場合は故障の可能性があります。
このような異常はモニター上のデータ変化で早期発見できるため、日常的なチェックを習慣化しましょう。
次のような症状が見られた場合は、専門業者への点検を検討されることをおすすめします。
| チェック項目 | 状況・原因 | 対応の目安 |
| 発電量が明らかに減少している | 経年劣化・汚れ・配線の緩みなど | 発電モニターや電力明細で前年同月比を確認 |
| パワーコンディショナにエラー表示 | 内部ファンや基板の故障 | メーカー・施工業者に点検依頼 |
| 雨の後に屋根や壁にシミが出る | 金具まわりの防水不良 | 屋根リフォーム・コーキング補修 |
| パネル表面の曇り・ひび割れ | 経年劣化・飛来物・積雪の圧力 | 製品保証内なら交換対応を相談 |
| ケーブルやコネクタの変色 | 紫外線や熱による劣化 | 火災リスクがあるため即点検 |
ポイント:
| 太陽光パネルの異常は、発電量の低下や警告表示として現れることが多いです。 1か月ごとの発電量をチェックし、明らかに前年より落ちている場合は早めに点検を依頼しましょう。 |
放置するとどうなる?
劣化の兆候を放置すると、単なる「発電量の低下」にとどまらず、以下のようなリスクを招きます。
| ・パネルや配線の損傷部から雨水が侵入し、漏電・ショートの原因になる ・コネクタ部の発熱により火災事故に発展するリスク 故障したパネルをそのまま放置するとシステム全体の発電効率が低下 |
トラブルが進行してから修理を行うと、交換部品の入手や足場設置などで費用がかさむ傾向があります。
早期に不具合を発見すれば、点検や部品交換のみで済むケースも多いため、定期的なセルフチェック+専門点検の両立が重要です。
太陽光パネルの交換・修理・メンテナンス費用目安

太陽光発電システムは、長期間使い続けるために定期的な点検や部品交換が欠かせません。
ここでは、主な機器ごとの交換目安年数と費用の相場を整理します。
主要機器の交換・修理費用
| 部位・機器 | 寿命の目安 | 交換・修理費用の目安 | 主な交換タイミング |
| 太陽光パネル | 25〜30年 | 1枚あたり10〜15万円(※) | 発電量が著しく低下したとき |
| パワーコンディショナ(パワコン) | 10〜15年 | 15〜30万円前後 | 10年超で交換を検討 |
| 接続箱・ケーブル類 | 20年程度 | 5〜10万円前後 | 劣化・断線・腐食時 |
| 架台・金具 | 25年程度 | 10〜20万円前後 | 屋根リフォームや再設置時 |
| モニター・計測機器 | 10年程度 | 3〜5万円前後 | 表示不良・通信不具合時 |
パネル1枚あたりの交換費用は製品や出力により変動しますが、1枚あたりおよそ10〜15万円前後が目安です。
この中には、工事費・既存パネルの撤去費・廃棄処分費などが含まれます。
パネル単体の価格は数万円でも、足場設置や配線・固定金具の再施工が必要なため、工事全体では数十万円規模になるケースが一般的です。
| 例えば一般的な住宅(4kW前後)で30年間運用した場合、定期点検やパワーコンディショナの交換などを含めた総メンテナンス費用はおよそ40〜60万円前後が目安です。 長期保証プランやメンテナンス契約を活用すれば、突発的な修理費を抑えることもできます。 |
定期点検・メンテナンスの費用と頻度
メーカーや販売店によって点検契約の内容は異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
| 点検内容 | 頻度 | 費用の目安 | 内容例 |
| 定期点検(総合) | 4〜5年ごと | 約5万円/回(5kW想定) | 発電量確認・目視点検・電気系統チェック ※ケーブルや端子の劣化チェック・接地の確認など |
| パネル洗浄 | 必要に応じて※ | 1〜5万円/回 | 鳥の糞や砂埃除去 |
| 屋根・防水チェック | 10〜15年ごと | 約5〜10万円/回※屋根リフォーム時に同時実施推奨 | 漏水防止・金具締め直しなど |
※パネル洗浄(業者作業)は立地・汚れ具合により頻度が変わります。通常は必要時のみでOK。セルフ清掃は年1回目安で実施すると効果的です。
多くのメーカーでは10年保証、オプションで20〜25年保証が付くケースもあります。
保証延長プランを利用すれば、故障時の修理費を抑えられます。
また保証期間終了後も、5年ごとに専門業者による点検を継続すれば、寿命を延ばしやすくなります。
また屋根や防水部分の劣化は、太陽光パネルの固定金具や防水シートに影響を与えるため、10〜15年に一度は専門業者による点検を行うのがおすすめです。
屋根リフォームや塗装のタイミングで同時に実施すれば、足場費用を節約できるメリットもあります。
【関連記事】
太陽光パネルと屋根リフォームを一緒に依頼するとお得な理由|費用・工期・補助金まで徹底解説
寿命・交換サイクルの年表(目安)
| 経過年数 | メンテナンス・交換の目安 | 備考 |
| 〜10年 | 定期点検・パワコン点検 | 保証期間内が多い |
| 10〜15年 | パワコン交換を検討 | 発電効率低下が始まる時期 |
| 20年 | ケーブル・架台の劣化確認 | 屋根リフォームと合わせて点検 |
| 25〜30年 | パネル交換・システム更新 | 発電量が初期比80%以下の場合 |
| 30年以降 | 全体リプレース検討 | 最新モデルへの更新も視野に入れる |
太陽光パネルの寿命自体は長いものの、周辺機器はそれより短命です。
「パネルはそのまま・パワコンだけ交換」といった部分リフォームを行うと、コストを抑えつつシステム全体の寿命を延ばせます。
太陽光パネルの寿命を延ばすには?長持ちさせるためのコツ

太陽光パネルは構造がシンプルなため、正しい管理を行えば30年以上稼働するケースもあります。
一方で、設置環境やメンテナンス方法によっては寿命が大きく短くなることも。
ここでは太陽光パネルを長く安心して使うためのポイントをまとめます。
定期的な清掃と点検を怠らない
パネル表面に汚れや鳥の糞、落ち葉などが溜まると発電効率が下がります。
発電効率をキープするには、年1回を目安に清掃を行いましょう(ホースでの散水や柔らかいスポンジでの軽い拭き取り)。
高所作業が伴う業者洗浄は、鳥糞・黄砂・樹脂(ヤニ)等で汚れが強い場合など、必要時にのみ実施すれば十分です。
業者に依頼する場合は、点検と同時依頼すると効率的です。
ただし屋根上作業は危険を伴うため、業者による点検時にあわせて清掃を依頼するのがおすすめです。
また、点検では以下を確認してもらうと安心です。
| ・パネル表面のひび割れ・曇り・架台や金具の緩み・ケーブルの劣化や断線・防水シートや屋根下地の傷み |
周辺環境の変化にも注意
設置当初は日当たりが良くても、近隣の建物や樹木の成長で影がかかるようになるケースがあります。
定期的に発電量をチェックし、特定の時間帯だけ発電が極端に落ちる場合は遮光要因を確認しましょう。
また、台風や積雪の多い地域では、パネルに強い衝撃が加わることもあります。
暴風雨後には目視点検を行い、異常があれば早めに修理を依頼することが大切です。
加えて、そもそもの設置環境によっても寿命の長さは変わります。
特に沿岸部では塩害による金具の腐食、豪雪地域では積雪荷重による微細なひび割れが発生しやすくなります。
該当地域にお住まいの方は、防錆処理済みの架台や耐雪設計タイプの太陽光パネルがおすすめです。
【ポイントまとめ】
| ・建物や樹木の成長により、日当たりが悪くなることがある ・発電量が特定の時間帯だけ極端に落ちる場合は、遮光要因を確認 ・台風や積雪後は、パネルのひび割れやズレを目視点検 ・沿岸部は塩害、豪雪地域は荷重による劣化に注意 |
地域特性に合わせた仕様選定が、長期的な安定稼働のカギとなります。
屋根リフォームのタイミングを合わせる
屋根が劣化した状態で太陽光を設置すると、防水性や耐久性に影響が出る場合があります。
屋根塗装や葺き替えを行う際は、太陽光の点検・メンテナンスを同時に実施すると足場費用も節約できます。
| 特にスレート屋根や金属屋根では、パネルの固定金具まわりの劣化が進みやすいため、10〜15年に一度の屋根リフォームを目安に点検計画を立てると安心です。 |
信頼できる施工会社を選ぶ
設置時の施工品質が、太陽光発電システムの寿命を左右します。
よって施工実績が豊富で、屋根工事と電気工事の両方を一括対応できる会社を選ぶのが理想です。
それに加えて補助金申請の手続きや、設置実績を持つ業者であるかも重要です。
補助金申請の経験が豊富な業者であれば、申請漏れ・不備の防止や、トラブル時の迅速な対応が期待できます。
東京都で利用できる太陽光パネルの補助金制度

東京都では、太陽光パネルや蓄電池の設置を支援する補助制度が複数用意されています。
リフォームと同時に導入を検討する際は、制度の内容を理解しておくことで費用負担を大幅に抑えられます。
家庭における太陽光発電導入促進事業
東京都が実施する「家庭における太陽光発電導入促進事業」では、既存住宅と新築住宅で補助単価が異なります。
既存住宅への設置では、3.75kW以下で最大45万円、3.75kWを超える場合は助成対象経費の合計金額を上限として補助が受けられます。
架台の設置や防水工事の実施など、条件によってさらに上乗せ補助の対象となるケースもあります。
※制度内容や助成単価は年度ごとに改定されるため、申請前に東京都環境局の公式サイトで最新情報を確認しましょう。
■家庭における太陽光発電導入促進事業(東京都)
| 区分 | 助成額(1kWあたり) | 上限額 |
| 新築住宅(3.6kW以下) | 12万円 | 最大36万円 |
| 新築住宅(3.6kW超〜50kW未満) | 10万円 | 助成対象経費の合計金額まで |
| 既存住宅(3.75kW以下) | 15万円 | 最大45万円 |
| 既存住宅(3.75kW超〜50kW未満) | 12万円 | 助成対象経費の合計金額まで |
■上乗せ補助の例
| 対象経費 | 戸建(陸屋根) | 集合住宅(陸屋根) | 備考 |
| 架台設置経費 | 10万円/kW | 20万円/kW | 架台の材料費・工事費の合計が上限 |
| 防水工事経費 | 18万円/kW | 18万円/kW | 防水工事の材料費・工事費の合計が上限 |
| 優れた機能性を有するモジュール | +8万円 | +8万円 | 建材一体型・高効率型など対象機種限定 |
| リフォーム瑕疵保険 | +7,000円 | +7,000円 | 保険新規加入時のみ対象 |
参照(外部サイト):https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/fam_solar/r07
家庭における蓄電池導入促進事業
太陽光と同時に蓄電池を設置することで、夜間や停電時にも電力を活用できます。
東京都の蓄電池補助は全国でも高水準で、組み合わせることで総額数十万円規模の助成が受けられる場合もあります。
| 区分 | 助成額 | 備考 |
| 新設(蓄電容量) | 12万円/kWh | 助成対象経費(税抜)を上限 |
| 増設 | 8万円/kWh | 既存蓄電池への追加設置 |
| デマンドレスポンス(DR)実証参加 | +10万円/戸 | 参加登録が条件 |
| エネルギーマネジメント機器・IoT機器 | 助成対象経費の2分の1(上限10万円) | DR参加が必須 |
| リフォーム瑕疵保険 | +7,000円/契約 | 新規加入が条件 |
参照(外部サイト):https://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/family_tikudenchi/r7
区ごとの上乗せ補助
東京都内では、区独自で上乗せ補助を実施している自治体もあります。
【区ごとの太陽光・蓄電池・屋根リフォーム補助金の一例】
主要エリアで実施されている補助金の一例を紹介します。
| 区名 | 主な対象 | 補助上限額 | 備考 |
| 足立区 | 太陽光・蓄電池・屋根改修 | ・太陽光パネル:最大24〜28.8万円 ・蓄電池:5万円 ・屋根葺き替え:30万円 | ・太陽光パネルの設置は最大24〜28.8万円の補助あり(詳細) ・蓄電池は上限5万円の補助(詳細) ・「住宅改良助成制度」により屋根葺き替えも対象(最大30万円の補助) ※太陽光パネルの設置で区内事業者を利用した場合、補助上限額が優遇される |
| 杉並区 | 太陽光・蓄電池 | ・太陽光:12万円 ・蓄電池:5万円 ・高日射反射率塗装(屋根・外壁):15万円(対象経費の20%) | 杉並区再生可能エネルギー等の導入助成及び断熱改修等省エネルギー対策助成による補助。 |
| 葛飾区 | 太陽光・蓄電池 | ・太陽光:40万円 ・蓄電池:20万円 ※太陽光&蓄電池の併設で+5万円加算 ・高反射率塗装(屋根・壁):5〜10万円 | ・《個人住宅用》かつしかエコ助成金。 ・太陽光+蓄電池の併用で補助金額上限がアップするのが特徴。 |
| 荒川区 | 太陽光・蓄電池 | ・太陽光:25〜30万円 ・蓄電池:10〜15万円 | ・荒川区新エコ助成事業 ・戸建・集合住宅いずれも対象 ※区内事業者を利用した場合、補助上限額が優遇される |
※制度は年度により変わるため、最新情報は東京都公式サイト・各区の環境政策課のページで確認しましょう。
【太陽光・リフォーム関連補助金 申請期限一覧表(2025年10月時点)】
補助制度は年度単位(4月〜翌年3月)で改定されるのが一般的です。
予算上限に達すると早期終了することもあるため、申請はなるべく早めの春〜夏シーズンに行うとよいでしょう。
最新情報は東京都、および各区の環境政策課公式ページを随時確認してください。
| 区名 | 補助制度名 | 主な対象設備・工事内容 | 申請締切・受付期間(最新情報) |
| 千代田区 | 省エネルギー改修等助成制度 | 高断熱窓、給湯器、省エネ家電など | 受付終了 |
| 中央区 | 自然エネルギー・省エネ機器 | 太陽光、エネファーム、エコキュートなど | 受付終了 |
| 港区 | 地球温暖化対策助成制度 | 太陽光、断熱、LED、蓄電池、エコ住宅仕様など | 2026年1月30日(金) |
| 新宿区 | 省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度 | 太陽光、断熱、高効率給湯器、照明など | 2026年3月31日(火)まで |
| 文京区 | 新エネルギー・省エネルギー設備設置費助成 | 太陽光、蓄電池、省エネ機器など | 【後期】2025年10月1日(水)〜2025年3月2日(月)まで |
| 台東区 | 再生可能エネルギー機器等助成金(住宅向け) | 断熱・高効率設備、太陽光など | 受付終了 |
| 墨田区 | 地球温暖化防止設備助成制度 | 太陽光、断熱材、蓄電池、省エネ給湯器など | 2026年2月27日まで |
| 江東区 | 地球温暖化防止設備導入助成 | 太陽光、断熱、照明、空調など | 2026年3月13日(金)まで |
| 品川区 | ゼロカーボンアクション助成 | 断熱、給湯、太陽光、電動車両関連など | 2026年3月31日(火)まで |
| 目黒区 | 住宅用再生可能エネルギー及び省エネルギー設備設置費助成 | 太陽光、断熱、給湯器など | 受付終了 |
| 大田区 | 住宅リフォーム助成事業 | 省エネ断熱・バリアフリー等 | 2026年1月30日(金)まで※仮申請 |
| 世田谷区 | エコ住宅補助金 | 窓断熱、給湯器、外皮断熱など | 受付終了 |
| 渋谷区 | ー(該当制度なし) | ー | ― |
| 中野区 | 省エネルギー設備等の設置補助事業 | 太陽光、蓄電池、断熱改修など | 受付終了 |
| 杉並区 | 再生可能エネルギー等の導入助成及び断熱改修等省エネルギー対策助成金 | 太陽光、給湯器、断熱等 | 2026年2月27日(金)まで |
| 豊島区 | エコ住宅普及促進費用助成 | 断熱窓、太陽光、蓄電池等(個人・集合住宅) | 2026年3月2日必着 |
| 北区 | 再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成 | 太陽光、断熱改修、給湯器など | 受付終了 |
| 荒川区 | 新エコ助成事業 | 太陽光、断熱、エネファーム等 | 2026年2月27日(金)まで |
| 板橋区 | 該当制度なし | ― | ― |
| 練馬区 | カーボンニュートラル補助金 | 太陽光、断熱窓、エコキュート等 | 受付終了 |
| 江戸川区 | 気候変動に備え、脱炭素を目指す補助金 | 太陽光、断熱、蓄電池など | 予算到達時点で終了 |
| 葛飾区 | かつしかエコ助成金 | 太陽光、断熱、蓄電池(戸建・集合両方) | 2026年3月31日(火)まで |
| 足立区 | 太陽光/蓄電池/エネファーム/省エネリフォーム補助金 | 設置・交換などに補助あり | 最終:2026年2月27日(金)まで ※省エネリフォーム補助金のみ2026年1月30日まで |
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よくある質問(FAQ)

Q1.太陽光パネルの保証期間はどのくらいですか?
A.メーカーや販売店によって異なりますが、一般的には製品保証が10〜25年、出力保証が20〜25年です。
出力保証とは「25年後でも初期出力の80〜90%を維持する」という基準で、長期稼働を前提とした設計になっています。
Q2.雨や曇りの日でも発電しますか?
A.太陽光パネルは直射日光だけでなく、散乱光(太陽光が雲や空気中の水分に反射した光)でも発電します。
そのため、雨天や曇天でも晴天時の10〜30%程度の発電が可能です。
ただし、連続した悪天候が続く場合は売電量が減少するため、年間発電シミュレーションで想定しておくと安心です。
Q3.寿命がきたパネルをそのまま放置するとどうなりますか?
A.絶縁劣化や配線トラブルにより、漏電・発熱・最悪の場合は発火のリスクが生じます。
また、発電性能が低下していても気づきにくいため、発電量モニターの定期確認が大切です。
交換時期を過ぎたパネルは早めに専門業者に相談しましょう。
Q4.中古の太陽光パネルを再利用して設置するのはアリ?
A.初期費用を抑えられる一方で、出力低下や保証の失効、施工不適合のリスクがあります。
特に屋根形状との相性や配線規格が合わない場合、発電効率が大きく落ちることも。
やむを得ず中古を検討する場合は、動作確認済・保証付きの製品に限定するのが安全です。
※注記:補助金の適用について
| 中古パネル・再利用品を使った設置では、自治体の補助金制度のうち「新規設置品」「未使用品」を対象とする要件を満たさない場合が多く、 補助金が適用されない可能性が高い という点にも注意が必要です。 制度によっては「未使用品であること」「設置前申請」「新品設置」などの条件が明記されています。 |
Q5.台風や雪などの災害で壊れた場合は保険が使えますか?
A.多くの火災保険では、風災・雪災・雹災(ひょうさい)補償の範囲に太陽光パネルも含まれます。
ただし、地震や洪水による被害は対象外となることが多いため、契約内容を確認しておくと安心です。
被害が発生した際は、修理前に写真を撮影しておくとスムーズに保険申請ができます。
Q6.太陽光パネルの寿命がきたらリフォームと一緒に交換できますか?
A.はい、可能です。
屋根の葺き替えや塗装のタイミングでパネル交換を行うと、足場費用を1回で済ませられるため経済的、かつ作業効率アップにつながります。
当ファミリー工房では屋根リフォームと太陽光の同時施工にも対応しており、補助金申請もまとめてサポートいたします。
まとめ
太陽光パネルは、適切なメンテナンスを行えば25〜30年と長く使える発電設備です。
ただし、パワーコンディショナなどの周辺機器には交換時期があり、点検や修理のタイミングを逃すと効率低下や故障につながる場合もあります。
定期点検の継続と、屋根リフォームのタイミングを合わせたメンテナンス計画によって、長期的なコストを抑えつつ安定した発電を維持することが可能です。
また、東京都や各区の補助金制度を上手に活用すれば、新規設置や交換費用の負担を大きく減らせます。
ファミリー工房では、太陽光発電システムの設置からメンテナンス、屋根・外壁リフォームまで一括対応いたします。
補助金の申請サポートも行っていますので、まずはお気軽にご相談ください。
| ファミリー工房では、太陽光パネルの設置はもちろん、リフォームの施工、補助金の申請までをワンストップで承ります。 「補助金を活用したいけれど申請が難しそう」「施工の流れを具体的に知りたい」とお考えの方も安心。 施主様は面倒なお手続きなく、快適な住まいを手に入れられます。 無料で現地調査・お見積もりを承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください! >>無料お見積もり・ご相談はこちら|ファミリー工房 |

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10:00~18:00 / 定休:毎週日・月
※夏期休暇、年末年始休暇、ゴールデンウィークを除く






