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【品川区の子育て支援】子育ち・親育ちを地域で支えあう

子育ち・親育ちを地域で支えあう品川区の子育て支援

江戸時代には東海道の宿場町として栄え、明治時代以降は京浜工業地帯発祥の地として日本のものづくりを牽引してきた品川区。オフィス街のイメージがありますが、戸越銀座など下町情緒漂う商店街がある生活利便性にも優れた街です。区内には日本初のガラス工場の跡地や、大森貝塚など有名な史跡が多数存在します。アジアのハブ空港を目指し、生まれ変わった羽田空港と開業予定のリニア中央新幹線。品川区は、国内外の玄関口として今後ますます重要な観光・ビジネスの拠点となるに違いありません。今回はそんな品川区の学校や子育てに関する支援・補助金などの情報について詳しくお伝えしていきます。

■品川区の基本情報

面積・人口

品川区は東京都の南東部に位置し、その面積は22.84平方キロメートルです。東に東京湾を臨み、武蔵野台地の一部と、その東側の低地、埋立地から成っています。西側の台地には目黒川やその他の小さな水路が複雑な谷を作り、高台には住宅街が、臨海部の低地にはショッピングエリアが広がっています。総世帯数は236,774世帯、人口は410,873人です。(令和6年5月1日現在)

交通機関

区内には40もの駅があり、JR東日本、東京急行電鉄、京浜急行電鉄、都営地下鉄、東京メトロ、東京モノレール、東京臨海高速鉄道など14線が縦横に走り、国際都市東京の表玄関として交通の要衝となっています。

■品川区の子育て環境

品川区には8つの都立公園と、約269の区立公園があります。なかでも臨海副都心最大、約15万平方メートルもの敷地に広大な芝生広場やバーベキュースペース、噴水広場などが点在し、レインボーブリッジの眺めも楽しめる潮風公園や、林業試験場跡地に開園し、巨木や珍しい樹木の観察やデイキャンプ、夏には園内のジャブジャブ池で水遊びができる林試の森公園はいつも多くの人で賑わっています。

また屋上庭園やミッフィーをモチーフにした遊具、くじら型のすべり台が人気の東品川海上公園や、子どもたちのアイデアを元に設計され、トンネルや吊り橋、クライミングなどワクワクする遊具でいっぱいの鮫洲運動公園は、子どもたちに大人気。親子で、1日中遊べる人気スポットになっています。

■品川区の幼稚園・保育園は?

品川区内の幼稚園や保育園の数は下記の通りです。

 公立私立
幼稚園9園18園
認定こども園4園5園
保育園45園105園

*その他、認証保育所19園、小規模保育事業施設16園、企業主導型保育事業14園、家庭的保育事業(保育ママ)2名

品川区の2020年度の待機児童数は13名でしたが、2022年度は待機児童数ゼロを達成しました。

参照情報:品川区公式サイト 保育園・幼稚園

■品川区の学校は?

品川区の教育施設の数は下記の通りです。

 公立私立
小学校31校2校
中学校9 校7校
義務教育学校6 校 
高等学校4 校9校
大学0 校7校
短期大学0 校1校

品川区では、独自のカリキュラムによる小中一貫教育を行っています。子どもの心理的・身体的発達に応じて、1~4年、5~7年生、8~9年生のそれぞれを1まとまりとする、4・3・2制を設定。確かな学力の定着と、社会に貢献できる人材の育成を図っています。大きな特色の1つがグローバル社会で活躍するための英語教育です。1年生からALT( 外国人英語講師 ) によるネイティブ授業を導入、希望する生徒は放課後に英会話レッスンを受けたり、イングリッシュキャンプに参加したりすることができます。また5年生では、児童が働く人の立場や市民(消費者)の立場になって経済体験をする「スチューデント・シティ」を、8年生では個人のお金に関する意思決定と進路選択をテーマとする生涯設計体験学習「ファイナンス・パーク」など、ユニークで実践的な授業を受けることができます。

参照情報:品川区公式サイト 教育・子どもの施設

■品川区の子育て支援制度

1.妊婦面談とお祝い品(育児用品カタログギフト)のプレゼント

品川区では妊娠中に保健センターの保健師や助産師との面談が可能です。妊娠中の感染症予防・栄養摂取等の母子保健情報や育児用品の準備、区の産後ケア・子育て支援サービスについての話を聞くことができるほか、初回面談終了時に1万円分のカタログギフトを受け取ることができます。

・妊娠期からの相談事業

2.すくすく赤ちゃん訪問

生後4カ月未満の赤ちゃんがいるご家庭に、助産師・保健師・児童センター職員などが訪問し、赤ちゃんの発育や育児の心配事の相談、お母さんの心や身体の相談、母乳相談などを行います。

・すくすく赤ちゃん訪問

.出産・子育て応援事業(経済的支援)

「妊婦面談」を受けた方に「出産応援ギフト」(5万円相当のギフトカード)、産後の「すくすく赤ちゃん訪問」を受けた方に「子育て応援ギフト」(10万円相当のギフトカード)が給付されます。

・出産・子育て応援事業(経済的支援)

4.里帰り等妊婦健診費・新生児聴覚検査費助成

区内にお住まいの妊婦が里帰りなどにより都外の医療機関で妊婦健康診査や新生児聴覚検査等を受診し、受診票を使用できなかった場合に費用の助成を受けることができます。

・里帰り等妊婦健診費・新生児聴覚検査費助成

5.出産育児一時金

品川区国民健康保険に加入している方が出産した時は、出生児1人につき出産育児一時金が50万円支給されます。妊娠4カ月(85日)以上であれば、死産・流産でも支給されます。申請できる期間は、出産日の翌日から2年間です。

・出産育児一時金

6.産後の家事・育児支援のヘルパー等の利用助成

生後1歳未満(1歳誕生日前々日まで)の乳児を育児中の方(プランニングは産前も対象)が、家事・育児支援のヘルパーを利用した場合、1時間につき2,700円の助成(第一子の場合と第二子以降で出生時にすぐ上の兄姉が3歳以上の場合は上限60時間、第二子以降で出生時にすぐ上の兄姉が3歳未満の場合は上限180時間)を受けることができます。

※プランニング(支援サービスの利用に向けた事業者との打ち合わせ)については1回限り1,000円の助成を受けることができます。

・産後の家事・育児支援のヘルパー等の利用助成

7.子どもすこやか医療費助成

高校生等まで(18歳到達後最初の3月31日まで)の子どもが医療機関等で診療を受けた時、保険診療の自己負担分について助成を受けることができます。(通院・入院・入院時の食事負担金)

・子どもすこやか医療費助成

8.児童手当

中学校修了まで(15歳に達する最初の3月31日まで)の子どもを養育している方を対象に児童手当が給付されます。※所得制限があります。

児童手当の支給額

児童の年齢児童手当の額(児童一人の額)
0歳~3歳未満一律 1万5,000円
3歳以上~小学校修了前1万円(第3子以降は1万5,000円)
中学生一律 1万円
所得制限額以上の方(特例給付)一律 5,000円

・児童手当

9.私立幼稚園補助金

・入園料に対する補助金
品川区にお住まいの(住民登録をしている)満3歳から5歳(小学校就学の始期に達するまで)の幼児を私立幼稚園または都知事が認定する幼稚園類似施設(インターナショナルスクール等は除く)に通園させている保護者は、下記のような補助金を受け取ることができます。

・入園料補助金
1人につき1回限り、10万円を上限に(実際に入園料として負担した額が上限)補助金を受け取ることができます。
※転園された場合の入園料は対象外です。住民税額による支給制限はありません。

・保育料に対する補助金および施設等利用給付
特別区民税額や世帯構成により、補助金額が異なります。

・令和6年度 私立幼稚園補助金について

10.就学援助

品川区にお住まいで、経済的な理由により義務教育の就学が困難な公立小・中・義務教育学校に通学している児童・生徒は、学用品費や給食費など、学校でかかる費用の一部について援助を受けることができます。
※事前申請により認定を受けた方が対象です。

・就学援助について

11.すまいるスクール

すまいるスクールは、「放課後児童クラブ」と「放課後子ども教室」を兼ねた放課後の居場所です。全ての区立小学校と義務教育学校にあり、保護者が就労している家庭はもちろん、そうでない家庭でも希望すれば利用することができます。午後5時までなら月額250円、午後6時までなら月額3250円と利用料がとても安く、学校がある日は午後7時まで、お休みの日は午前8時15分から午後7時まで利用できます。入退室管理システム「すまっぴ」によって、保護者に入退室の通知が届くので、安心して利用できそうです。

・すまいるスクール

まとめ

保育園の待機児童数も少なく、手厚い子育て支援策を打ち出している品川区は、間違いなく子育てのしやすい街だと言えるでしょう。ユニークな小中一貫教育によって、グローバル社会のなかで生き生きと活躍できる子どもたちが増えそうですね。

監修者
吉澤 理都
株式会社ファミリーDesign

Chief

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