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電気代が高い家の共通点は“窓”だった?窓の断熱リフォームで省エネ生活へ

「冷房の効きが悪い」「冬になるとエアコンをつけっぱなし」

——そんな悩みを抱えるご家庭、実は多いのではないでしょうか。

電気代が高くなる原因は、古くなったエアコンや家電だけではありません。

見落とされがちですが、“窓”こそが最大の熱の出入り口になっているのです。

古い窓や断熱性の低いアルミサッシを使用していると冷暖房の効率が悪くなり、結果として電気代がかさみます。

窓を断熱性能の高いものにリフォームすれば、快適な室温を保ちながら省エネで電気代もダウンさせることができます。

2025年現在は国の「先進的窓リノベ」補助金制度や自治体の補助金制度が提供されています。つまり、今こそが費用を抑えて断熱リフォームを行える絶好のタイミングなのです。

本記事では、電気代が高くなる原因や断熱窓の効果、具体的な工法を解説。

そしてお得にリフォームできる補助金制度についても、わかりやすく解説していきます。

【こんな方は要チェック!】

・電気代が年々高くなっていると感じている
・冷暖房の効きが悪く、部屋ごとに温度差がある
・築10年以上で、古いアルミサッシのまま
・補助金があるなら使いたいと思っている
・暮らしを快適にしたいが、何から始めるべきか迷っている

当てはまった方は、ぜひ本記事をご参考にしてみてくださいね。

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なぜ電気代が高くなるのか?その原因は「窓」にあった

「節電しているのに、なぜか電気代が下がらない……」

そんなとき、意外な盲点となるのが「窓」です。

家の中と外の熱の出入り口として、窓は想像以上に大きな役割を担っています。

熱の出入りの約60%が窓から

冷暖房で整えた室温は、壁や床よりも「窓」から逃げていく割合が圧倒的に高いことが知られています。

実際、「省エネルギー建材普及促進センター 」の調査によれば、冬は約6割の暖気が窓から流出し、夏は7割の熱が窓から侵入してくるというデータもあります。

画像引用元:省エネルギー建材普及促進センター | 【Q&A】開口部からの熱の出入りは、どの位あるのですか?

断熱対策をせずに放置しておくと、室内の温度は外気の影響を強く受け、冷暖房の効率が下がってしまいます。

古いアルミサッシは熱を逃しやすい

日本の住宅では、いまだに多くの家でアルミ製のサッシが使われています。

これは低コストで軽量、耐光性・耐腐食性に優れており、製造・施工がしやすかったためです。

しかしアルミは、鉄の約3倍、木の1000倍もの熱を通しやすい性質を持つ金属です。

古いアルミサッシと単板ガラスの組み合わせでは、断熱性能は非常に低く、外の気温がそのまま室内に影響してしまいます。

冷暖房効率が悪くなり、光熱費が上昇

窓の断熱性が低いと、夏はクーラーが効きにくく、冬は暖房をつけてもすぐに冷えてしまいます。その結果、エアコンの稼働時間が延び、光熱費がどんどんかさんでしまう悪循環に。

エアコンやヒーターに頼る前に、まず「窓」を見直すことが、賢い節電・省エネ生活への第一歩です。

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<h2>断熱リフォームで電気代はどれだけ安くなる?</h2>

窓を断熱化すると、光熱費が下がる──これはもはや一般常識になりつつあります。

でも「実際、どのくらい安くなるの?」と疑問を抱く方も多いはず。

ここでは、国のシミュレーションデータや実際の効果を紹介しながら、断熱リフォームのメリットを具体的に解説します。

年間でどれくらい節約できる?国のシミュレーションデータを紹介

環境省の試算によると、築45年(昭和55年基準)の戸建て住宅で断熱窓にリフォームした場合、年間約2万円※の電気代が削減できるとされています。

(※参考:環境省「戸建て住宅の窓断熱リフォームのメリット!(PDF)」

家全体の断熱リフォームに比べ、窓だけのリフォームは工期も短くコストも抑えやすいのに、効果は絶大。

「小さな投資で大きな節約」が実現できる代表的な例です。

また、CO₂排出量の削減にも貢献できるため、環境面でも評価されています。

冷暖房の使用時間・頻度が減る

断熱性能の高い窓に変えることで、外気の影響を受けにくくなり、室内の温度が安定します。

結果として、夏はエアコンの設定温度を少し高めに、冬は暖房を少し控えめにしても快適に過ごせるようになります。

冷暖房の稼働時間や使用頻度が減る=電気代の削減に直結するわけです。

とくに、昼夜の寒暖差が大きい地域や、猛暑日・真冬日が多い地域では効果が顕著です。

快適さもアップして、健康面にもメリット

断熱性が向上すると部屋ごとの温度差が減り、ヒートショックなどの健康リスクも軽減されます。

冬の朝、布団から出るのが辛かった人も、断熱窓なら起床時の寒さが和らぎ、暮らしの質が大きく向上します。

また、結露の発生も抑えられるため、カビやダニの発生リスクも減少。

冷暖房効率だけでなく、健康面でも大きなメリットが得られるのは嬉しいですね。

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電気代を下げる断熱窓リフォームの方法3選

「窓の断熱性を高めたいけど、具体的に何をすればいいの?」という方のために、ここでは代表的なリフォーム方法を3つご紹介します。

どれも断熱効果に優れており、光熱費の節約につながります。

1. 内窓の設置(インナーサッシ)

内窓とは、既存の窓の内側にもうひとつ窓を取り付けるリフォーム方法です。

工期は半日程度と短く、費用も比較的抑えやすいのが魅力です。

さらに二重窓になることで空気の層が生まれ、断熱・防音効果がぐっとアップします。

賃貸住宅でも可能なケースがあるため、手軽に快適性を高めたい方におすすめです。

2. ガラス交換(Low-E複層ガラス)

今のサッシをそのまま活かし、ガラス部分だけを断熱性の高いものに交換する方法です。

なかでも「Low-E複層ガラス」は、特殊な金属膜を使って太陽熱を遮断・保温する性能に優れているため、夏の暑さ・冬の寒さ対策にぴったり。

見た目もほとんど変わらないため、外観を損なわずに断熱性を高めたい人に最適です。

3. 外窓交換(カバー工法/はつり工法)

サッシごと新しい断熱窓に交換する、本格的なリフォーム方法です。

「カバー工法」は外壁を壊さずに既存の枠に新しい窓をかぶせる方式で、工期と費用を抑えつつ断熱性能を向上できます。

一方で「はつり工法」は古い窓枠を取り外して新しい枠を取り付ける方法で、断熱効果は大きいものの、費用と工期はやや大きめです。

いずれも今後の長期的な快適性や光熱費削減を重視したい方に向いています。

なお、近年は手軽に施工ができるカバー工法が人気です。
壁を壊さず施工ができるため、戸建てはもちろん分譲マンションでも採用できる工法となっています。

補助金制度を活用して、賢くリフォームしよう

断熱窓へのリフォームは、費用が気になる方も多いはず。

ですが、国や自治体の補助金を活用すれば、自己負担を大幅に抑えることができます。

今ならタイミングよく支援制度が充実しているので、検討中の方はチャンスです。

ここでは窓リノベ(断熱リフォーム)に使える補助金制度について解説します。

先進的窓リノベ2025事業の内容

「先進的窓リノベ2025事業」は、国が行っている住宅の省エネ化を後押しする補助金制度です。

対象となるのは、断熱性能の高い内窓や複層ガラス、外窓交換(カバー工法・はつり工法)やドアの断熱リフォームです。

窓1カ所ごとに補助額が設定されており、条件次第では最大200万円の補助が受けられます。

【先進的窓リノベ2025事業の概要】

補助金上限額リフォーム工事内容に応じて定める額(補助率1/2相当)200万円/戸
申請方法事業者登録を行ったリフォーム業者等が申請
補助対象工事対象製品を用いた
・ガラス交換・内窓設置・外窓交換(カバー工法、はつり工法)・ドア交換(カバー工法、はつり工法)
対象工事の着手期間2024年11月22日以降に対象工事に着手したもの
交付申請の予約申請受付開始~予算上限に達するまで(遅くとも2025年11月14日まで)
交付申請期間申請受付開始~予算上限に達するまで(遅くとも2024年12月31日まで)
リフォーム(一括)申請の受付開始2025年5月30日
リフォーム(一括)ワンストップ申請の受付開始2025年5月30日
詳細(公式URL)https://window-renovation2025.env.go.jp/

補助金の対象となる製品には定めがあるため、事前に登録商品かどうかを確認することが大切です。

詳しく知りたい方は、以下の記事もご参考にしてみてください。

【参考リンク】

▶︎【2025年最新】先進的窓リノベ補助金はいつまで?申請方法やトータルの費用相場をわかりやすく解説!

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自治体による補助制度も併用可能

東京都をはじめ、区などの各自治体でも独自の補助金制度を実施しています。

中には国の制度と併用できるケースもあり、よりお得にリフォームできる可能性があります。

例えば東京都の「既存住宅における省エネ改修促進事業」では、防犯断熱ガラスの設置にも補助が出るなど、住まいの快適性と安全性の両立を支援しています。

東京都の「既存住宅における省エネ改修促進事業」

POINT

・上限額:1戸あたり最大130万円(※年度や申請内容によって変動あり)
    ※「断熱等+防犯窓」の場合は最大325万円まで交付
・対象者:東京都内にある戸建てまたは共同住宅の所有者
・条件:登録事業者による施工/事前申請必須
名称東京都(令和7年度) 既存住宅における省エネ改修促進事業(高断熱窓・ドア・断熱材・浴槽)災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業
概要省エネ性に優れ、災害にも強く、健康にも資する断熱・太陽光住宅の普及拡大を促進するため、高断熱窓・ドア・断熱材・浴槽への改修に対して補助を行う制度
補助金額・高断熱窓のリフォーム費用(内窓設置、外窓交換、ガラス交換)に対し1戸につき130万円を上限に交付※窓のグレード、大きさによって1枚あたりの金額が異なる
・国の住宅省エネキャンペーンにおいて「断熱等+防犯窓」として登録されている防犯断熱窓へリフォームする場合は、助成単価が2.5倍にアップ。その際の上限額は325万円/戸となる
(断熱等+防犯窓に該当する製品の検索はこちら
条件【対象者】①都内に住宅を所有する個人・法人及び管理組合②上記①と共同で申請するリース事業者
【対象工事】①都内の既存住宅において、令和7年4月1日以降に新たに設置すること※新築住宅は対象外②未使用品であること③国の二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(断熱リフォームに係わる支援事業に限る。)、先進的窓リノベ事業または子育てグリーン住宅支援事業において、補助対象となる製品として登録されている窓及びガラスを設置すること
申請期間■事前申込受付開始:令和7年5月30日から■交付申請兼実績報告:令和7年6月30日から令和11年3月30日まで
申し込み方法施主が申請を行う必要あり(電子申請も可)
事前申込をし、受取通知を受け取ってから契約・施工。竣工後に交付申請兼実績報告を申請、交付決定兼確定額通知を受け取ったら助成金が支払われる
予算約702億円※災害にも強く健康にも資する断熱・太陽光住宅普及拡大事業の総額
詳細URLhttps://www.tokyo-co2down.jp/subsidy/ene_reform/ene_reform_r07

区の補助金も合わせてトリプル活用しよう!

お住まいの区によっては、区独自の補助金制度を利用できる場合があります。

区の補助金は国や都の補助金と併用可能なため、トリプルで活用すれば、費用負担を減らしやすくなります。

【区の窓リノベ補助金一覧】

【足立区】令和7年度足立区省エネリフォーム補助金
【荒川区】令和7年度新エコ助成事業
【葛飾区】令和7年度 《個人住宅用》かつしかエコ助成金
【東京都北区】再生可能エネルギー及び省エネルギー機器等導入助成(令和7年度)
【江東区】(個人住宅用・集合住宅用)地球温暖化防止設備導入助成
【墨田区】地球温暖化防止設備導入助成制度 
【台東区】住宅向けエコ助成制度
【豊島区】豊島区エコ住宅普及促進費用助成金(個人住宅向け)
【練馬区】【令和7年度】練馬区カーボンニュートラル化設備設置等補助金
【文京区】令和7年度 文京区新エネルギー・省エネルギー設備設置費助成

※補助金には各自治体で予算上限があります。申し込みが殺到した場合、早期終了する可能性もありますので、常に最新の情報をご確認されることをお勧めいたします。

【関連リンク】

【2025年最新版】国・東京都の窓リフォーム補助金の利用条件は?補助金額や注意点をわかりやすく解説!

ファミリー工房では、国・都・区の補助金制度に精通したスタッフが多数在籍しております。補助金の申請実績も豊富にあり、ワンストップで申請をお任せいただけます。
「補助金を最大限活用したい」という方は、ぜひファミリー工房までご相談ください。
→無料お見積もり&ご相談はこちら

補助内容や条件は自治体ごとに異なるため、お住まいの地域の最新情報を確認しておきましょう。

申請は登録事業者経由が基本ルール

補助金を利用するには「登録事業者」を通じて申請することが必須です。

基本的には「工事の前」に申請が必要で、自己申請はできません。

製品の選定から見積もり、申請書類の作成までをスムーズに進めるには、補助金に詳しい業者への相談が安心です。

ファミリー工房なら補助金対応も安心

補助金を活用して断熱リフォームをしたいけれど、

「どの製品が対象なのか分からない」「申請の流れが複雑そう」

そんな不安をお持ちの方もご安心ください。

ファミリー工房は、先進的窓リノベ事業の登録事業者として補助金申請に対応しています。

製品の選定から申請書類の準備、工事の実施まで、すべてワンストップでおまかせいただけます。

現地調査やお見積もりは無料で実施しているので、まずはお気軽にご相談ください。

お住まいに最適な断熱リフォームのプランをご提案いたします。

▶︎窓リフォームの無料お見積りはこちら|ファミリー工房

まとめ|断熱窓で、電気代も暮らしの質も大きく変わる

電気代が高くて困っているなら、まず見直すべきは「窓」

熱の出入りが多い場所だからこそ、断熱性能を高めるだけで冷暖房の効率が上がり、節電・快適・安心の三拍子が揃った住まいに近づきます。

さらに、今なら国や自治体の補助金を活用して、お得に断熱リフォームができるチャンスです。

工事を検討している方は、予算がなくなる前に行動するのが得策ですよ。

まずは専門家による無料の現地調査・相談で、あなたの家の窓がどのくらい電気代に影響しているのかをチェックしてみませんか?

ファミリー工房なら、あなたの住まいにぴったりな窓リノベ・断熱リフォームのご提案が可能です。

「補助金について知りたい」

「うちの窓ならどんな工法が向いている?」

「工期や費用は?」

このような方は、ぜひ一度ファミリー工房へご相談ください。

▶︎WEBでかんたん申し込み!窓リフォームの無料見積はこちら|ファミリー工房

監修者
大久保 洋司
株式会社ファミリーDesign

Director

約30年と経験豊富な建築士です。
細かいことから大きなことまで、お客様の視点に立った提案をします。
気軽にご相談ください。よろしくお願いします。

【保有資格】
一級建築士
監理技術者
マンションリフォームアドバイザー
既存住宅状況調査技術者
既存住宅アドバイザー

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