ZEHリフォームの工事期間はどのくらい?内容別の目安や短縮のコツ、住みながら施工するポイントを解説(前半)

「ZEHリフォームをしたいけれど、工事にはどれくらい時間がかかるの?」「住みながらでもできるの?」
そんな疑問を持つ方は多いでしょう。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)リフォームは、断熱・省エネ・創エネの3要素を組み合わせて住宅性能を高めるため、工事内容によって期間が大きく変わります。
本記事では、ZEHリフォームの全体の工事期間の目安や、工事内容ごとの日数・流れを詳しく解説。
「どのくらいの期間で完成するのか」「住みながら工事できるのか」といった不安を解消し、スムーズにリフォームを進めるためのポイントを紹介します。
>>住みながらのZEHリフォームの可否、工事シミュレーションは“ZEHリフォームの工事期間まとめ後半”をご覧ください。
目次
ZEHリフォームの工事期間はどれくらい?

ZEHリフォームの工事期間は、工事の範囲と住宅の状態によって異なります。
たとえば、窓断熱+太陽光設置のような部分的な改修なら1〜2週間、外壁や屋根も含むフルZEHリフォームでは1〜2か月程度を想定するのが一般的です。
| 工事内容 | 目安期間 | 特徴・ポイント |
| 断熱改修のみ(内窓・床下など) | 約1〜2週間 | 室内中心の軽工事。住みながら施工可能。 |
| 太陽光・蓄電池設置 | 約2〜4日 | 天候の影響を受けやすいが短期間で完了。 |
| 省エネ設備(給湯・エアコン等) | 約1〜3日 | 設備入れ替え中心。日常生活への影響は少ない。 |
| 外壁・屋根を含む断熱改修 | 約3〜8週間 | 足場設置・塗装を伴うためやや長期化。 |
| フルZEHリフォーム(断熱+省エネ+創エネ) | 約1〜2か月 | 施工範囲が広く、事前計画が重要。 |
部分リフォームとフルリフォームの違い
部分的なZEH改修(例:窓の断熱・給湯器交換・太陽光設置)は、生活への影響を抑えながら短期間で完了します。
一方で、外壁断熱や屋根改修を伴うフルZEHリフォームでは、足場設置・外装解体・再塗装などを行うため、1〜2か月前後の期間が必要です。
部分リフォームを先行し、後から他の工事を追加する「段階的ZEH化」も可能ですが、同時施工のほうがトータルの工期・費用を抑えやすい傾向にあります。
新築ZEHとの工期の違い
新築のZEH住宅は設計段階から省エネ性能を組み込むため、施工がスムーズに進みます。
これに対し、ZEHリフォームは既存構造を活かして改修するため、解体・補修などの工程が追加され、工期が長くなりやすいのが特徴です。
ただし、リフォームなら「住みながら少しずつ工事を進められる」というメリットもあります。
| フルZEHリフォーム(断熱+省エネ+創エネ)では1〜2か月前後が目安ですが、実際に着工するまでには現地調査・設計・補助金申請などの準備期間が1〜2か月程度かかります。 したがって、見積もり依頼から工事完了までの全体スケジュールとしては3〜4か月程度を想定しておくと安心です。特に補助金を利用する場合は、交付決定前に着工できない制度もあるため、早めの相談・計画が重要です。 |
工事内容別の期間目安

ZEHリフォームの工期は、実際には「どの部分をどのレベルまで改修するか」で大きく変わります。
ここでは、断熱・省エネ・創エネの3要素に分けて、平均的な期間と工事の流れを紹介します。
あわせて、住みながら施工できるかどうかの目安も示します。
断熱リフォーム(外壁・屋根・床・窓)
ZEHリフォームの中心となるのが断熱改修です。
工事範囲によって、数日で終わるものから1か月前後かかるものまで幅があります。
| 改修箇所 | 目安期間 | 主な内容 | 住みながらの施工 |
| 窓・サッシ交換、内窓設置 | 約3〜7日 | 高断熱サッシや複層ガラスに交換。先進的窓リノベ対象。 | 〇(可) |
| 外壁断熱(外張り・充填断熱) | 約3〜4週間 | 既存外壁を一部撤去し断熱材を施工。外壁塗装を伴うことが多い。 | △(制限あり) |
| 屋根・天井断熱 | 約1〜2週間 | 屋根裏に断熱材を吹き込み、夏場の熱こもりを軽減。 | 〇(可) |
| 床下断熱 | 約1週間前後 | 床下に断熱材を敷設。冬の底冷え対策に有効。 | 〇(可) |
断熱改修は外装を伴う場合に足場設置・撤去が必要となるため、全体で3〜5週間前後を想定しておくと安心です。
一方、内窓や床下断熱などの室内中心の工事は1週間以内で完了することが多く、住みながらの施工も可能です。
省エネ設備リフォーム(給湯器・空調・照明)
省エネ設備の導入は工期が短く、生活への影響も比較的小さいのが特徴です。
ただし、給湯や空調など生活に直結する設備の入れ替えは、1〜2日程度の断水・停止期間が発生する場合があります。
| 設備項目 | 目安期間 | 主な内容 | 備考 |
| 高効率給湯器(エコキュート・ハイブリッド) | 約1〜2日 | 旧機器撤去〜設置まで短期間。補助金申請で追加費用軽減。 | 当日中に再稼働可能 |
| 高効率エアコン・空調設備 | 約1〜3日 | 室内機・室外機交換、配管調整を実施。 | — |
| 照明・調光システム | 約1〜2日 | 全室LED化、HEMS連携など。 | 同日中に完了可 |
省エネ設備リフォームは他の工事と並行して進められることが多く、全体の工期を圧迫しない点が特徴。
ZEHリフォーム全体の中でもスムーズに終わるケースが多いです。
創エネ設備設置(太陽光発電・蓄電池・HEMS)
創エネ設備の設置は屋外工事が中心で、天候に左右されるケースもあります。
ただし、工期自体は短く、条件が整えば数日で完了します。
| 設備項目 | 目安期間 | 主な内容 | 注意点 |
| 太陽光発電システム | 約2〜4日 | 屋根へのパネル設置・配線工事・接続試験など。 | 雨天時は延期になる場合あり |
| 蓄電池設置 | 約1〜3日 | 屋外・屋内設置型いずれも短期間で設置可能。 | 設置場所の確保が必要 |
| HEMS(エネルギー管理システム) | 約1日 | 各設備の電力使用量を一括管理。 | 太陽光・給湯と連携必須 |
創エネ設備は単独でも施工できますが、断熱改修と同時に行うことで補助金の併用や電気配線工事の効率化が図れます。
なお、東京都23区では「家庭における太陽光発電導入促進事業」などの補助制度が活用可能です。
内装・外装を伴う場合の追加期間
断熱工事を外壁や屋根と同時に行う場合、足場設置〜撤去に1週間前後を要します。
また、外壁塗装・屋根補修を併せて行うと、全体で+2〜3週間延びるケースもあります。
ただし、これらをまとめて施工すれば、将来的な足場費用(20〜30万円前後)を節約できるメリットもあります。
工期はやや長くなるものの、総コスト削減には効果的です。
工事内容別・期間目安まとめ表
| 工事区分 | 主な工事内容 | 目安期間 | 住みながらの施工 | 備考・ポイント |
| 断熱リフォーム | 内窓設置・サッシ交換・床下断熱・屋根・外壁断熱 | 約1週間〜1か月 | 〇(外壁断熱以外は可) | 範囲が広いほど工期が延びる。外装を含む場合は足場設置が必要。 |
| 省エネ設備リフォーム | 給湯器(エコキュート)・エアコン・LED照明 | 約1〜3日 | 〇 | 設備交換中心の短期工事。補助金の活用で費用削減も可能。 |
| 創エネ設備設置 | 太陽光発電・蓄電池・HEMS | 約2〜5日 | 〇 | 天候により工期が変動。断熱工事と同時施工で効率アップ。 |
| 外装・内装リフォーム併用 | 外壁塗装・屋根補修・内装張り替えなど | 約3〜5週間 | △(一部制限あり) | 外壁・屋根の断熱と同時施工でコスト削減効果あり。 |
| フルZEHリフォーム(断熱+省エネ+創エネ) | 上記全体を一括改修 | 約1〜2か月 | △(工事範囲により異なる) | 全体最適化で光熱費削減効果が高く、補助金併用もしやすい。 |
工事期間を短縮するためのポイント

ZEHリフォームは工事範囲が広くなりがちですが、事前準備や施工計画の工夫によって、期間を短縮できます。
■工事期間を短縮するためのポイント(まとめ)
| ・同時施工を活用する:断熱+外壁・屋根をまとめて行えば、足場を共用でき工期も短縮。 ・事前調査を徹底する:現地調査・設計を早めに行い、追加工事や延長リスクを防ぐ。 ・補助金スケジュールを把握:交付決定前に着工できない制度も多く、事前準備が必須。 ・施工時期を調整する:繁忙期(春・秋)を避け、冬〜初夏の閑散期を狙うとスムーズ。 |
ここでは、スムーズに工事を進めるための4つのポイントを紹介します。
同時施工で効率化する(断熱+外壁・屋根など)
断熱リフォームを外壁塗装や屋根補修と同時に行うことで、足場の設置・撤去を1回にまとめられます。
通常、足場設置には20〜30万円前後かかるため、同時施工は費用面でも大きなメリットがあります。
さらに複数業者に分かれて工事を行うよりも、同一施工会社で一括管理するほうがスケジュール調整がスムーズです。工期短縮と品質管理の両立が図れます。
事前調査とスケジュール調整を徹底する
ZEHリフォームでは、施工前に現地調査と設計プラン作成が必要です。
この段階で現状の断熱性能や屋根の状態を正確に把握しておくことで、「工事中に追加補修が発生して延びる」といったトラブルを防げます。
また、補助金を活用する場合は、申請・交付決定前に着工できない制度もあるため、申請スケジュールを逆算して工期を組むことが大切です。
早めに相談・調査を済ませることで、着工までの待機期間を短縮できます。
補助金申請スケジュールと工期の関係を把握する
ZEH関連の補助金(例:みらいエコ住宅2026事業、先進的窓リノベ2026事業、給湯省エネ2026事業など)は、申請から交付決定まで数週間〜1か月かかる場合があります。
申請手続きが遅れると、その分工事の着工が後ろ倒しになってしまうため、スケジュールに余裕を持った計画が重要です。
| ファミリー工房では設計・見積もり・補助金申請を同時並行で進める体制を整えており、 申請待ち期間を最小限に抑えたスムーズな進行を実現しています。 |
施工時期をずらして混雑を回避する
外壁や屋根などの工事は、春・秋の温暖な時期に集中します。
この時期は職人や資材の確保が難しく、着工までの待機期間が1〜2か月発生することもあります。
一方で、冬や初夏など比較的閑散期を狙えば、工事開始までの調整がスムーズで、費用交渉もしやすいケースがあります。
特に補助金予算の後期(年度末)は駆け込みが多いため、早めの計画が安心です。
| ファミリー工房では、ZEHリフォームの施工はもちろん、補助金の申請から書類提出、完了報告までをワンストップで承ります。 施主様は面倒なお手続きなく、快適な住まいを手に入れられます。無料で現地調査・お見積もりを承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください! >>無料お見積もり・ご相談はこちら|ファミリー工房 |
>>住みながらのZEHリフォームの可否、工事シミュレーションは“ZEHリフォームの工事期間まとめ後半”をご覧ください。

- 監修者
- 近岡 正平
Manager
【保有資格】
一級建築士
二級建築士
福祉用具専門相談員
監理技術者
既存住宅状況調査技術者
建築物石綿含有建材調査者

〒120-0001 東京都足立区大谷田 4-1-20 1F
JR線・東京メトロ千代田線「北綾瀬駅」下車 徒歩7分
営業時間
10:00~18:00 / 定休:毎週日・月
※夏期休暇、年末年始休暇、ゴールデンウィークを除く







お客様とコミュニケーションをとって、ご希望にマッチした提案をいたします。
気軽にお問い合わせください。よろしくお願いします。