屋根工事とは?葺き替え・カバー工法・塗装・補修の違いと失敗しない判断ポイント

屋根工事と一口にいっても、「塗装」「カバー工法」「葺き替え」「部分補修」では目的も効果も大きく異なります。
それにもかかわらず、「とりあえず塗装でいいのか」「葺き替えと言われたけど本当に必要なのか」と判断に迷ったまま工事内容を決めてしまう方は少なくありません。
屋根工事で重要なのは、工事の種類を知ることではなく、自宅の状態に合った考え方を知ることです。
本記事では、屋根工事の基本的な役割から工事方法ごとの違い、屋根材による判断の変わり方、工事のタイミングを見極めるポイントまでを整理して解説します。
これから屋根工事を検討する方が、何を基準に選べばいいのかを自分で判断できるようになる内容です。
目次
屋根工事の目的とは?「延命」と「回復」で考える

屋根工事は、すべて同じ目的で行うものではありません。
大きく分けると、目的は「延命」と「回復」の二つに整理できます。
延命を目的とした屋根工事
延命とは、今ある屋根材を活かしながら、劣化の進行を抑えて使用期間を伸ばす考え方です。
代表的なのが屋根塗装です。
塗膜によって防水性を回復させ、紫外線や雨風から屋根材を守ります。
屋根材そのものが健全な状態であれば、延命目的の工事で十分なケースも多くあります。
一方で、下地まで傷んでいる場合は、延命工事では効果が限定的になります。
回復を目的とした屋根工事
回復とは、劣化した屋根の性能そのものを取り戻す考え方です。葺き替えやカバー工法がこれに当たります。
既存の屋根材を撤去する、または覆うことで、防水性や耐久性を根本から見直します。
雨漏りが発生している場合や、下地の劣化が進んでいる場合は、回復目的の工事が必要になります。
塗装で対応しても問題が解消しない状態では、工事内容を見直す判断が重要です。
目的を取り違えると後悔しやすい
屋根工事で後悔しやすいのは、「回復が必要な状態なのに延命工事を選んでしまう」ケースです。
手軽な延命工事を安易に選んだ場合、一時的に費用を抑えられても、数年で再工事が必要になることがあります。逆に、延命で十分な状態なのに大掛かりな工事を選ぶと、費用負担が大きくなります。
まず考えるべきなのは「今の屋根は延命で足りるのか、それとも回復が必要なのか」という視点です。
この整理ができると、塗装、カバー工法、葺き替えの選択が一気に分かりやすくなります。
劣化状態別|適した屋根工事の判断表
| 劣化の状態 | 主な症状・サイン | 適した工事 | 判断の考え方 |
|---|---|---|---|
| 軽度の劣化 | 色褪せ、ツヤ消失、軽い汚れ | 屋根塗装 | 防水性能の低下が始まる前段階。下地に問題がなければ塗装で対応可能 |
| 表面劣化が進行 | コケ・カビの発生、塗膜の剥がれ | 屋根塗装(要下地確認) | 防水機能が弱っている状態。下地劣化がある場合は別工法を検討 |
| 部分的な破損 | 瓦のズレ、割れ、板金の浮き | 部分補修 | 原因が限定的で、他の部位に劣化が広がっていない場合 |
| 下地の劣化が疑われる | 雨漏り、野地板の傷み | 葺き替え工事 | 屋根材だけでなく下地まで回復が必要な状態 |
| 築年数が古い・複数劣化 | 全体的な劣化、過去補修の繰り返し | 葺き替え工事 | 延命ではなく根本的な回復が必要 |
| 屋根材は健全 | 見た目は古いが下地に問題なし | カバー工法 | 撤去せずに性能を引き上げたい場合に有効 |
| アスベスト含有屋根 | 旧仕様スレート屋根 | カバー工法 | 撤去せず封じ込める選択として合理的 |
屋根工事の種類と費用相場を比較|まず知っておきたい違い

ひとことで屋根工事といっても、屋根の状態や素材によって、必要な工事の種類や費用も異なってきます。
ここでは、屋根工事の種類と費用の相場について詳しく解説していきます。屋根工事を検討する際の、参考としてください。
屋根工事の主な種類と代表的な費用相場
| 葺き替え | 90~150万円 |
| カバー工法 | 60~100万円 |
| 屋根塗装 | 20~50万円 |
| 部分補修 | 2,000~1万円 |
葺き替え工事とは?|費用目安と向いているケース
葺き替え工事は、既存の屋根材をすべて撤去し、下地から新しくする工事です。
■工事の流れ
- 既存屋根材の撤去
- 野地板・防水紙など下地の点検
- 必要に応じて下地の補修・張り替え
- 新しい屋根材の施工
- 仕上げ・最終確認
※ 下地まで含めて全面的に手を入れるため、工期と費用は大きくなりやすい。
| ■メリット ・下地の状態を直接確認、補修できる ・屋根材を自由に選び直せる ■デメリット ・撤去費、処分費が発生し費用が高くなりやすい ・工期が長くなりやすい |
■費用と工期の目安
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 費用相場 | 約90〜150万円 |
| 工期 | 約10〜18日 |
屋根材を撤去する工程があるため、雨の多い時期は避けた方が無難です。
カバー工法(重ね葺き)とは?|費用目安と向いているケース
カバー工法は、既存の屋根材を撤去せず、その上から新しい屋根材を重ねて施工する工法です。
重ね葺きと呼ばれることもあります。
■工事の流れ
- 既存屋根材の点検・清掃
- 防水紙の施工
- 新しい屋根材を既存屋根の上に施工
- 仕上げ・最終確認
※ 既存屋根を撤去しないため、工期と費用を抑えやすいが、下地の状態確認には制限がある。
| ■メリット ・撤去作業が不要なため費用と工期を抑えやすい ・屋根が二重構造になり断熱性、防水性が向上しやすい ・既存屋根材にアスベストが含まれていても飛散リスクが低い ■デメリット ・屋根重量が増えるため耐震性に影響が出る可能性 ・下地の状態を直接確認しにくい ・将来の下地補修が難しく、結果的に高額になる場合がある ・将来的なメンテナンス費用が別途必要 |
■費用と工期の目安
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 費用相場 | 約60〜100万円 |
| 工期 | 約8〜14日 |
屋根塗装とは?|費用目安と向いているケース
屋根塗装は、屋根材に付着した汚れやサビを落としたうえで、塗料を塗り直す工事です。
高圧洗浄を行うため、屋根材や下地に大きな劣化や破損がないことが前提になります。
屋根の状態によっては、塗装では対応できず、別の工事方法を選択する必要があります。
■工事の流れ
- 高圧洗浄による汚れ・コケの除去
- 下地の簡易補修(ひび・サビなど)
- 下塗り
- 中塗り・上塗り
- 仕上げ・最終確認
※ 下地に大きな劣化がある場合は塗装では対応できない。
■特徴
・工期が短い
・費用を抑えやすい
| ■メリット ・屋根材表面の防水性を回復できる ・紫外線や雨風から屋根材を保護し、劣化の進行を抑えられる ・遮熱、断熱塗料を選ぶことで室内環境の改善が期待できる ・葺き替えやカバー工法に比べ、費用と工期を抑えやすい ■デメリット ・塗料の種類によって次回メンテナンスまでの期間が変わる ・下地の劣化が進んでいる場合は効果が限定的 |
■費用と工期の目安
| 項目 | 目安 |
|---|---|
| 費用相場 | 約20〜50万円 |
| 工期 | 約8〜16日 |
部分補修とは?|費用目安と向いているケース
部分補修は、屋根全体ではなく、劣化や破損が見られる箇所のみを直す工事です。
■工事の流れ
- 劣化・破損箇所の特定
- 該当箇所のみ補修・交換
- 周辺部の確認
※ 工期は短いが、他の部位の劣化まではカバーできない。
■代表的な工事内容
・瓦の部分補修
・漆喰の補修
・雨どいの補修、交換
・板金工事
瓦の破損や落下が起きた場合は、瓦を固定している漆喰の補修も同時に行われることが一般的です。
雨どいや板金部分の劣化も、放置すると雨漏りの原因になります。
| ■メリット ・工期が短い ・補修範囲が限定的なため費用を抑えやすい ■デメリット ・補修箇所以外に新たな不具合が出る可能性 ・部分補修を繰り返すことで長期的な費用が増える場合がある |
■費用と工期の目安
| 内容 | 目安 |
|---|---|
| 費用相場 | 約2,000円〜1万円程度 |
| 工期 | 数時間〜数日 |
素材別で比較する屋根工事費用|瓦・スレート・金属

屋根材には、瓦、スレート、金属の3タイプがあり、それぞれにまた異なる素材が用いられています。
ここでは、もっともよく用いられている屋根材の素材別ごとに、費用の相場とそれぞれの工事の特徴について解説します。
瓦屋根とは?|特徴と工事判断のポイント
日本家屋といえば屋根瓦といわれるくらい、なじみのある屋根材です。重厚感のある屋根瓦は、耐久性に優れていて、他の屋根材には必要な塗装の塗りなおしが不要です。
瓦屋根は重量があるため、耐震性や屋根の強度を考慮しながら工事を行う必要があります。そのため、重量がさらにかさむカバー工法はできません。
瓦の種類と価格表
| 瓦の種類 | 価格 |
| 陶器(粘土) | 8,000~12,000円/㎡ |
| セメント | 6,000~8,000円/㎡ |
工事・処分・瓦の合計費用
| 工事の種類 | 費用 |
| 瓦から瓦への葺き替え | 100~150万円 |
| 瓦からスレートへの葺き替え | 70~130万円 |
| 瓦から金属への葺き替え | 80~140万円 |
| 破損個所のみの交換(1枚あたり) | 3,000~4,000円 |
スレート屋根とは?|特徴と工事判断のポイント
スレート屋根材とは、セメントに補強繊維を混ぜ、板状に成型したものを指します。スレートの特徴は、価格が安いこと、軽量であるため地震がきても落下しづらいことです。
一方で、耐久性が低いため、メンテナンスの周期が早いというデメリットがあります。
スレート材の平米価格は、4,500~8,000円です。
古いスレート屋根は要確認!
20年以上前にスレート屋根に葺き替えたという方は、アスベスト入りのスレートが使われている可能性があります。専門業者に確認を依頼しましょう。
工事・処分・スレートの合計費用
| 工事の種類 | 価格 |
| スレートからスレートへの葺き替え | 70~150万円 |
| スレートから金属への葺き替え | 90~150万円 |
| カバー工法 | 60~100万円 |
| 塗装工事 | 20~50万円 |
金属屋根とは?|特徴と工事判断のポイント
金属屋根材には、ガルバリウム鋼板とトタンの2種類があります。
三角の赤い屋根=赤いトタンが使われている、といってもよいくらい目にすることの多い屋根材です。
金属系の屋根は耐久年数が長いのが特徴で、トタンは10~20年。ガルバリウム鋼板は、15~30年とされています。
また、雨漏りに強い素材として知られていますが、サビや破損に弱いため、下地への影響の確認は必須です。
金属屋根材の種類と価格表
| 金属屋根材の種類 | 価格 |
| トタン | 4,500~7,000円 |
| ガルバリウム鋼板 | 5,000~7,500円 |
工事・処分・金属の合計費用
| 工事の種類 | 価格 |
| 葺き替え | 100~150万円 |
| カバー工法 | 60~100万円 |
| 塗装工事 | 30~50万円 |
屋根工事の流れ|見積もり〜完工までのステップを解説

見積もりの依頼から工事完了までの流れについて、詳しく解説します。
屋根工事完了までのフローチャート
| 工程 | ポイント |
|---|---|
| 1. 工事業者へ問い合わせ | 1社だけで判断せず、複数の業者に連絡して比較検討しましょう。 |
| 2. 現地調査の依頼 | 無料調査を実施している業者であれば、積極的に依頼して問題ありません。 |
| 3. 調査報告書の説明を受ける | 劣化状況や工事内容について、曖昧な表現がないかその場で確認しましょう。 |
| 4. 工事契約の締結 | 調査報告書と契約書の内容に食い違いがないか必ず確認したうえで契約します。 |
| 5. 近隣への事前挨拶 | 足場設置や騒音対策として、工事前に近隣へ周知しておくと安心です。 |
| 6. 工事着工 | 定期的に進捗を確認し、日々の工事報告を受け取るようにしましょう。 |
| 7. 工事完了・引き渡し | 完了検査に立ち会い、保証書の内容を確認してから保管します。 |
| 8. アフターメンテナンス | 保証期間の有無にかかわらず、不具合があれば早めに業者へ連絡しましょう。 |
屋根工事はいつ必要?セルフチェックで判断ポイント

業者に依頼する前に、ご自身で屋根の状態をチェックしてみましょう。なお、チェックを行うにあたって、屋根にのぼる必要はありません。
定期的に住まいの点検を行うことで、工事費用が節約できると同時に、住宅の耐用年数も延ばすことができます。
| 屋根の状態・セルフチェックシート(屋外) | ||
| チェック項目 | 重症度 | 写真 |
| 今まで、点検や補修をしたことがない | 中 | ![]() |
| 雨どいにゆがみや変形している箇所がある | 中 | ![]() |
| 屋根材に色あせや変色がある | 低 | ![]() |
| 屋根材に苔が発生している | 中 | ![]() |
| 屋根材にひび割れがある | 高 | ![]() |
| 屋根材にサビが発生している | 中 | ![]() |
| 屋根の状態・セルフチェックシート(屋内) | ||
| チェック項目 | 重症度 | 写真 |
| 雨漏りしている | 高 | ![]() |
| 天井や壁に、雨染みがある | 高 | ![]() |
もし、重症度中や高にチェックが入ったら、専門業者に屋根の点検をお願いしましょう。
今すぐの工事を決めるのは気おくれするという方もいらっしゃるでしょうが、目に見えて問題が発生している場合は、早めに対処されることをお勧めします。
見た目だけでは判断できない劣化サイン
屋根の劣化は、色あせや汚れといった外観変化だけでは判断できません。見た目は問題なくても、内部では深刻な劣化が進んでいるケースがあります。
代表的なサインは次のとおりです。
| 劣化のサイン | 内容 | 放置した場合のリスク |
|---|---|---|
| 防水シート(ルーフィング)の劣化 | 屋根材の下にある防水層が硬化・破れを起こしている状態 | 屋根材が無事でも雨漏りが発生する |
| 野地板の傷み | 下地の木材が湿気や結露で劣化し、強度が低下している | 塗装不可。葺き替え・カバー工法が必要になる |
| 釘の浮き・固定力低下 | 経年劣化で釘が浮き、屋根材がわずかに動いている | 強風や台風で屋根材がズレる・飛散する |
| 屋根裏の異変 | カビ臭・湿気・木部の変色などが見られる | 内部結露や構造材の腐食につながる |
| 天井のうっすらしたシミ | 室内側に薄くシミが出ている状態 | すでに雨水が内部に回っている可能性が高い |
これらの劣化は、屋根の表面だけ見ても判断できない点が共通しています。
見た目がきれいでも内部が傷んでいる場合、塗装を選ぶと工事のやり直しにつながるケースもあります。
屋根工事を検討する際は、外観だけでなく防水層・下地・屋根裏まで含めた診断を前提に工事方法を選ぶことが重要です。
屋根工事で後悔しないための考え方

屋根工事で後悔が生まれやすい原因は、工事内容そのものよりも「判断の順番」を間違えてしまう点にあります。
費用や工法を先に比べてしまうと、本来必要な工事からズレた選択になりやすくなります。
まず「延命」か「回復」かを切り分ける
屋根工事は大きく分けて、延命を目的とした工事と、回復を目的とした工事があります。
| 【延命】 ・屋根塗装 ・軽微な部分補修 【回復】 ・カバー工法 ・葺き替え工事 |
見た目がきれいでも内部が劣化している場合、延命工事では根本的な解決になりません。
最初に「今の屋根は延命で足りる状態か」「すでに回復が必要な状態か」を見極めることが重要です。
見た目だけで工事方法を決めない
色あせや汚れだけを見て判断すると、塗装を選びがちですが注意が必要です。
防水シートや野地板の状態は外から確認できません。
・屋根裏に湿気やシミがある
・過去に雨漏りの履歴がある
・築年数が20年以上経過している
こうした条件が重なる場合、表面だけの工事では再工事につながる可能性があります。
「今いくらか」ではなく「次はいつか」で考える
工事費用は安く見えても、次のメンテナンスまでの期間が短ければ結果的に割高になります。
・塗装は初期費用が低いが、再工事までが短い
・カバー工法や葺き替えは初期費用が高いが、次の工事までが長い
目先の金額だけでなく、10年後や20年後まで含めた視点で判断することが後悔を防ぐポイントです。
工事内容と診断内容が一致しているか確認する
後悔するケースの多くは、診断結果と提案内容がかみ合っていない場合です。
・下地の劣化が指摘されているのに塗装提案のみ
・劣化が軽微なのに大規模工事を勧められる
調査報告書で説明された劣化内容と、選ぶ工事方法が一致しているかは必ず確認しましょう。
「最適な工事」は住宅ごとに違う
屋根工事には万能な正解はありません。
・屋根材の種類
・築年数
・過去の修繕履歴
・今後の居住予定年数
これらの条件によって、向いている工事は変わります。
他人の事例や価格だけを基準にせず、自宅の条件に当てはめて考えることが大切です。
こんな業者には注意!屋根工事で失敗しないための業者選びの注意点

国民生活センターの生活相談概要を見ると、2021年度において「屋根工事」に関する相談は7,230件寄せられました。2020年と比較すると1.09%増えていて、家庭訪問が9.8%、点検商法が31.7%を占めていたとされています。
被害にあったのは、70歳以上の高齢者に多く、正しい情報が伝わりにくい世代が狙われているようです。
【事例】(参照元:国民生活センター/保険金で住宅修理ができると勧誘する事業者に注意!)
以下はインターネット広告で見つけた事業者に勧誘を受け、悪質な業者に騙されてしまった例です。
「火災保険を使って屋根や外壁の工事の見積もりをする」というインターネット広告を見つけて、事業者に連絡を取りました。訪問した事業者から「修理代を上回る保険金が受け取れる。」といわれました。(中略)その後解約を申し出ましたが、解約できないと言われてしまいました。
台風や地震などの災害直後に増える「保険金が使える」という言葉には、注意が必要です。
屋根工事の業者選びで必ず確認したい3つのポイント

屋根工事を手掛ける業者には、大手ハウスメーカーや工務店、地元の専門業者などがあります。あるいは、家を建ててくれた建設会社に相談するという方法もあるでしょう。
ここでは、工事を依頼する業者を選ぶポイントを3つご紹介します。
ポイント1:徹底的に現地調査を行ってくれる会社である
見積もりの段階では、複数の会社に一括依頼が出せるポータルサイトを利用するとよいでしょう。
実際の見積もりは、現地調査が必要です。当日は、担当者と積極的にコミュニケーションをとりましょう。
調査報告書の提示の段階で、詳細な図面や写真による問題箇所の提示、赤外線カメラによる雨漏りの確認、質問への応答の態度など、徹底的な調査を行ってくれたか、真摯な態度であったかどうかも判断基準となります。
ポイント2:施工事例やお客様の声などの実績が見える会社である
自社のホームページだけでなく、口コミサイトへの書き込みなども含めて、会社の評価を見てみましょう。口コミが書かれた日時が古い、似たようなコメントが何件も登録されている会社は、信用できないと判断してよいでしょう。
お客様の声を積極的に集めている会社は、信用第一をモットーに、誠実な工事をしてくれます。
同時に、施工事例の写真の掲載も確認しましょう。プライバシーに配慮しつつ、施工箇所がわかる写真があれば、なおよいでしょう。
ポイント3:リフォーム瑕疵保険(かしほけん)の登録事業者である
屋根工事は規模も大きく、費用も高額な工事です。小さい家電製品であっても保証書がつく時代ですから、施工後のフォローがなにもないというのはまずあり得ません。
工事を行う会社側はもちろん、依頼主側への保険も整っている状態が望ましいです。
※リフォーム瑕疵保険は、工事の完了時に、国土交通大臣指定の住宅瑕疵担保責任保険法人より派遣された建築士によって、工事に問題がないかどうかの検査がされ、工事の品質確認が行われるものです。
まとめ|屋根工事は状態・目的・費用のバランスで判断

屋根工事は、単に古くなった部分を直す作業ではありません。
今の屋根が「延命で足りる状態なのか」「回復が必要な状態なのか」を見極めることで、選ぶべき工事内容は大きく変わります。
屋根塗装、カバー工法、葺き替え、部分補修は、それぞれ役割が異なります。
見た目や費用だけで判断すると、本来不要な工事を選んでしまったり、数年後に再工事が必要になったりするケースも少なくありません。
後悔しないためには、以下の3点を意識することが重要です。
| ・屋根の劣化状況を正しく把握する ・工事の目的を「延命」か「回復」で整理する ・目先の金額ではなく、次のメンテナンス時期まで含めて考える |
屋根は住まい全体を守る重要な部分だからこそ、工事方法の選択には根拠が必要です。
現在の状態と今後の住まい方を踏まえたうえで、納得できる屋根工事を検討していきましょう。

- 監修者
- 近岡 正平
Manager
【保有資格】
一級建築士
二級建築士
福祉用具専門相談員
監理技術者
既存住宅状況調査技術者
建築物石綿含有建材調査者

〒120-0001 東京都足立区大谷田 4-1-20 1F
JR線・東京メトロ千代田線「北綾瀬駅」下車 徒歩7分
営業時間
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※夏期休暇、年末年始休暇、ゴールデンウィークを除く


















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