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【板橋区の子育て支援】すくすくカードや児童館「CAP’S」など、乳幼児へのサポートが手厚い

すくすくカードや児童館「CAP’S」など、乳幼児へのサポートが手厚い板橋区の子育て支援

中山道の宿場町として栄えてきた板橋は、自然が豊かで下町の雰囲気が残る住宅街です。また、近年では「共働き世帯が子育てをしやすい街」としても注目を浴びています。そんな板橋区の学校や子育てに関する支援・補助金などの情報について詳しくお伝えしていきたいと思います。

■板橋区の基本情報

面積・人口

板橋区は23区の北西部に位置し、面積32.22平方キロメートルです。埼玉県に隣接しており、川や緑の多い落ち着いた雰囲気の住宅地として人気があります。世帯数は332,204世帯、人口576,623人です。(令和6年5月1日現在)

交通機関

区内にはJR埼京線、東京メトロ有楽町線・副都心線、都営地下鉄三田線、東武東上線が乗り入れており、都心と埼玉県方面を結んでいます。それぞれの路線同士は最大2キロメートル程度しか離れておらず、鉄道の密度が高い状態です。また、その間を結ぶような形で路線バスやコミュニティバス「りんりんGO」が運行されているため、区内のどこへ行くにも比較的アクセスの良さが光ります。

■板橋区の子育て環境

板橋区には3つの都立公園と、350を超える区立公園があります。動物と身近に触れ合うことができる「板橋こども動物園(東板橋公園内)」や「こども動物園高島平分園(徳丸ヶ原公園内)」、本物の蒸気機関車がある「城北交通公園」、自然の湧き水でボート遊びができる「見次公園舟遊場」など、自然のなかでおもいきり遊べる環境が充実しています。

また、乳幼児の親子を対象とした子育て応援児童館「CAP’S(Children and Parents’ Station)」や、東京家政大学ヒューマンライフ支援センターが板橋区の委託を受けて運営している子育てひろば「森のサロン」など、家に閉じこもってしまいがちなお父さんやお母さんが、リラックスして過ごせるような場所がたくさんあります。

■板橋区の幼稚園・保育園は?

板橋区内の幼稚園や保育園の数は下記の通りです。

  公立 私立
幼稚園1園 32園
認定こども園 0園 3園
保育園 36園110園

*その他、認証保育所11園、小規模保育施設39園、ベビールーム3園、家庭福祉員25名、事業所内保育施設6園

板橋区は2018年の待機児童数は185名でしたが、さまざまな対策をしており2020年に80名まで減り、2022年にゼロを達成しました。

参照情報:
板橋区公式サイト 板橋区教育委員会
板橋区公式サイト 子どもを預ける

■板橋区の学校は?

板橋区の教育施設の数は下記の通りです。

  公立 私立
小学校 51校 1校
中学校 22校 5校
高等学校 6校 6校
大学 0校 6校

*全寮制の病弱児向け特別支援小学校1校あり

板橋区では基本的に通学区域の学校へ入学することになっていますが、希望者のみ申請により小学生は隣接区域の学校へ、中学生は区内すべての学校へ変更することが可能です。(適用除外校・抽選の学校あり)また、児童・生徒の「確かな学力」の定着を図るため、つまずいている箇所に戻って学習することができる「フィードバック学習方式」を導入しています。定期的に学習ふりかえり調査を行い、児童・生徒ひとりひとりの状況を分析。その結果に基づいて、フィードバック学習教材や補助教材などを活用して、学力を定着させるサポートが行われています。

参照情報:板橋区公式サイト 板橋区教育委員会

■板橋区の子育て支援制度

1.妊婦・出産ナビゲーション事業(妊婦面接)

板橋区では母子手帳交付時に専門職との妊婦面談を行い、個人に合わせた情報提供や相談を受けつけています。なお、面談を行った方は、育児用品のプレゼント「育児パッケージ」を後日受け取ることが可能です。

・妊婦・出産ナビゲーション事業(妊婦面接)

2.新生児等・産婦訪問

保健師または助産師が、赤ちゃんが生まれた全てのご家庭を訪問し、赤ちゃんの体重計測、赤ちゃんの発育や育児の状況、お母さんの体調などの相談、赤ちゃんの健康診査や予防接種、子育て情報の紹介を行います。

・新生児等・産婦訪問(乳児家庭全戸訪問)

3.出産・子育て応援事業(経済的支援)

「妊婦面接」を受けた方に「出産応援ギフト」(妊婦1人に電子クーポン5万円相当)、産後の「新生児訪問」を受けた方に「子育て応援ギフト」(新生児1人につき電子クーポン5万円相当)が給付されます。

・板橋区出産・子育て応援事業

4.すくすくカード事業

板橋区内に在住の3歳未満の子供がいる保護者を対象に、子育て世代を応援する利用券「すくすくカード」を1人につき6枚配布しています。すくすくカードは、区が指定する訪問型産後ケア、育児支援ヘルパー、一時預かり、ベビースイミングなどの習い事、赤ちゃんカフェや赤ちゃんひろばなどの子育て支援サービスのなかから好きなサービスを選んで利用することが可能です。

・すくすくカード事業

5.育児支援ヘルパー派遣事業

区内に住所がある妊娠中および3歳未満の乳児がいる方を対象に、家事や育児を助けてくれる育児支援ヘルパーを1時間800円又は900円(曜日・時間帯によって異なる)で派遣しています。食事の準備や近所への買い物、洗濯や掃除、沐浴やおむつ交換などの育児支援などを依頼することが可能。(すくすくカード利用可)

・育児支援ヘルパー派遣事業

6.子どもの医療費助成

出生日から18歳になった日以後の最初の3月31日までが助成の対象。保護者の所得制限はなく、保険診療の自己負担分が全額助成されます。

・子どもの医療費助成

7.多胎児家庭支援事業

健康診断や予防接種、多胎児の交流会などの母子保健事業を利用するために外出した際のタクシー費用の一部を助成してくれます。区民で3歳未満の多胎児を養育している保護者を対象に、1世帯あたり年間24,000円分の子ども商品券を支給。また、宿泊型産後ケア事業や育児支援ヘルパー派遣事業に関しても、利用日数や時間の加算があります。

・多胎児家庭支援事業

8.赤ちゃんの駅

乳幼児連れの外出で困ってしまうのが、出先でおむつ替えや授乳をする場所がないというケースではないでしょうか。板橋区内には区立施設や民間施設など184箇所の「赤ちゃんの駅」があり、ステッカーが貼ってある施設を訪れると、おむつ交換や授乳のスペースを借りることができます。最近、各地域でも増えてきている「赤ちゃんの駅」は、実は板橋区から広がっていった支援です。

・赤ちゃんの駅

9.私立幼稚園の補助金

区内在住の満3~5歳児が私立幼稚園等(区外園含む)へ入園する場合、下記のような補助が行われます。(新制度に移行していない従来型私立幼稚園等に通う園児の保護者の方が対象)

・入園料補助金:入園した年度に5万円を上限に補助(負担した入園料まで)

・施設等利用費(保育料分):月額上限25,700円

・保護者負担軽減補助金(入園料・保育料分):月額8,800~13,200円を上限に補助(世帯の状況によって異なる)

・施設等利用費(預かり保育事業分):日額単価450円×利用日数または月額11,300円の少ない方

・保護者負担軽減補助金(預かり保育事業分・一時預かり事業分):2歳児クラス月額42,000円(上限)、満3歳児クラス日額450円×利用日数分(月額16,300円上限)
(年収目安270万円以上の第2子以降の方が対象)

・副食費補足給付:月額上限4,500円(世帯の区市町村民税所得割合算額が77,101円未満、すべての第3子以降の園児が対象)

・私立幼稚園保護者補助金(新制度へ移行しない幼稚園)

10.就学援助

経済的な理由で義務教育の就学が困難な板橋区在住の国公立小・中学校に通っている児童・生徒に対し、修学旅行費、修学旅行支度金、移動教室費、学校行事費、宿泊施設費、学用品費、入学準備金、体育実技用具費、卒業アルバム購入費、給食費などを援助する制度です。

・就学援助

11.学校給食費の無償化

令和5年9月から学校給食費の無償化を実施しています。板橋区立の小・中学校に在籍し、給食の提供を受ける児童・生徒の保護者が対象です。

・令和6年度板橋区立小・中学校給食費補助金制度(給食費無償化)について

12.あいキッズ事業

あいキッズとは、校庭や体育館などの学校施設を活用して、子供たちが自由遊びや体験活動などを行う放課後対策事業です。区内全51区立小学校で実施されており、就労等により保護者が昼間に家庭にいない児童が利用できる有料の「きらきらタイム」と、誰でも利用が可能な無料の「さんさんタイム」があります。

・あいキッズ事業

まとめ

乳幼児連れは、さまざまな理由から外出を避けて家に閉じこもってしまいがちです。しかし、板橋区ではCAP’Sや森のサロンのような乳幼児とその保護者が安心して過ごせる場所が数多くあります。また、赤ちゃんの駅やすくすくカードなど、保護者を支えるサポート体制が手厚い印象です。これから子供を産み、育てる場所の候補として考えてみるのも良いかもしれませんね。

監修者
吉澤 理都
株式会社ファミリーDesign

Chief

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【保有資格】
・一級建築士
・監理技術者
・既存住宅状況調査技術者

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