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ZEH補助金はエアコンに使える?国・東京都・区の対象制度と条件を徹底解説【2025年版】(後半)

前半の記事では、エアコン設置に活用できる国や東京都、一部の区のZEH(ゼッチ/年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロに近づける住宅)関連補助金を紹介しました。

後半では、「どのエアコンなら補助対象になるのか?」という具体的な基準や、申請時に失敗しやすいポイント、制度の併用ルールまで実務目線で解説します。

また「よくある誤解や失敗例」への対応策や制度の併用ルールも網羅しているので、最後まで読めば「補助金を上手に活用して高効率エアコンを導入するための流れ」がクリアになります。

ZEH補助金の活用で後悔しないために、ここからの後半パートもぜひご活用ください。

>>エアコンに使えるZEH補助金の概要については“エアコンに使えるZEH補助金まとめ”をご覧ください。

ZEH住宅で求められるエアコン性能と省エネ基準

ZEHでは住宅の断熱性能を高めるだけでなく、導入される設備機器にも高い省エネ性能が求められます。

特にエアコンは消費電力の割合が大きいため、機種選定によって補助金の適用可否やランニングコストに大きく影響します。

補助金制度を活用するにはエアコンも例外ではなく、一定の基準を満たした機種を選定することが重要です。

省エネ性能を判断する主な指標「APF(通年エネルギー消費効率)」

APF(Annual Performance Factor)は、年間を通じた冷暖房運転の効率性を示す指標で、数値が高いほど省エネ性能が優れています。

製品ごとの具体的な数値は「省エネ性能カタログ(経産省)」から確認可能です。

ZEHでは住宅全体の一次エネルギー消費量で性能が評価されるため、エアコン単体に「ZEH対応」としての明確な基準が定められているわけではありません。

ただし、補助金制度や自治体の助成要件では、省エネ性能の高い機器が条件となる場合があり、APFや省エネ基準達成率が判断指標として用いられることがあります。

品川区「しながわゼロカーボンアクション助成」の例

例えば品川区の「しながわゼロカーボンアクション助成」では、APFを以下のように定めています。

“(1)エアコン 100%以上(目標年度2027年度)  上記省エネルギー基準達成率の定めの無い機器については通年エネルギー消費効率(APF)が5.3以上であること。”

引用元:令和7年度 しながわゼロカーボンアクション助成のご案内

※上記の条件は令和7年度時点の内容です。実際の条件は年度により異なる場合があるため、必ず最新情報をご確認ください。

どの程度のAPFなら「高効率」エアコンといえる?

また、一般的にZEHや省エネ住宅で推奨されるエアコンの目安としては、以下のような高効率モデルが選ばれることが多いです。

・6畳用(2.2kWクラス):APF6.0以上

・10畳用(2.8kWクラス):APF5.8以上

・14畳用(4.0kWクラス):APF5.7以上

※上記は省エネ性能カタログ等をもとにした目安であり、ZEHの適合条件そのものではありません。実際のZEH判定では、これらの設備性能は住宅全体のエネルギー計算(BEI)に反映されます。

BEIとは建物の一次エネルギー消費量が基準値に対してどの程度かを示す指標で、数値が1.0以下であれば省エネ基準を満たし、数値が小さいほど省エネ性能が高いことを示します。

ZEHで失敗しないエアコンの選び方

ZEH住宅では、エアコンの選び方によって一次エネルギー消費量(BEI)や補助金の適用可否が変わるため、機種選定が重要です。

特に以下のポイントを押さえて選ぶと失敗を防げます。

<エアコン選定のポイント>

・APFが高い(目安:APF5.8〜6.0以上)  

・省エネ基準達成率が100%以上  

・補助金対象製品(登録型番)に該当している  

・住宅の断熱性能に合った能力(kW)を選ぶ  

また、高断熱住宅では過剰な能力のエアコンを選ぶと効率が下がる場合もあるため、畳数表記だけでなく、住宅性能に応じた機種選定が重要です。

「高効率であること」と「補助金対象であること」の両方を満たす機種を選ぶようにしましょう。

POINT|ZEH住宅のエアコン選びで失敗しないために

<ZEH住宅のエアコン選びチェックリスト>

・APFや省エネ基準達成率が高いか  ・補助金の対象製品か(登録型番の有無を確認)  ・住宅の断熱性能に対して能力が適切か  ・自治体補助の要件を満たしているか  

この4点を満たしていれば、大きな失敗は避けられます。

補助金を活用する際の注意点と制度選びのコツ

ZEH補助金は条件を満たせば高額な支援を受けられる非常に有効な制度ですが、手続きの煩雑さや制度ごとの要件の違いなどから、うまく活用できないケースも少なくありません。

ここでは補助金をうまく使い切るために、押さえておくべき注意点と制度選びのコツを紹介します。

補助金の申請タイミングは制度によって異なる

補助金制度では、申請や工事のタイミングが制度ごとに異なるため注意が必要です。

多くの制度では「交付決定後に着工」が条件となっていますが、一部の補助金では工事完了後に申請できる「事後申請型」も存在します。

そのため「すべての補助金は着工前申請が必要」と思い込まず、利用する制度ごとに申請フローを確認することが重要です。

<主なパターン>

・交付決定後に着工が必要な制度(一般的な補助金)  

・工事完了後に申請可能な制度(設備系の一部補助金など)  

特に複数の補助金を併用する場合は、申請タイミングのズレによって対象外となるケースもあるため、事前に全体スケジュールを整理しておきましょう。

申請書類の不備が多い

書類不備による差し戻しで、締切に間に合わなくなるケースも多くみられます。

補助金申請には、工事見積書や図面、製品の性能証明、施工前後の写真など複数の書類が必要です。

特にZEH関連は性能評価(BELS評価※など)や登録事業者の証明、施工内容との整合性なども求められるため、専門知識がないとミスを起こしやすいポイント。

登録事業者や補助金に詳しい業者に依頼すれば、スムーズに書類作成が進みます。

※BELS評価とは……建物の省エネ性能を第三者機関が評価し、星や数値で示す制度です。住宅のエネルギー消費性能を客観的に確認できます。

申請スケジュールの管理が重要

ZEH補助金は制度ごとに申請方式(先着順または公募制)が異なり、締切もバラバラです。

・「先着順」…早い者勝ち。予算がなくなり次第終了

・「公募制」…期間が決まっており、年に数回公募

また、複数の補助金制度を併用する場合は、それぞれの交付決定を受けるタイミングがずれないよう調整が必要です。

併用を前提に申請する場合は、制度横断でスケジュールを立てる視点が求められます。

補助制度ごとの“クセ”を把握しておく

例えば以下のように、制度によって条件に違いがあります。

制度名よくあるクセや落とし穴
子育てグリーン住宅支援事業「必須工事2つ以上」など組み合わせ条件がある/登録事業者経由必須
長期優良住宅化リフォーム推進事業評価機関の審査が必要、手続きが煩雑、スケジュールが長い
東京都「熱と電気の有効利用促進事業」エアコンや給湯器は「太陽光の電気を使う場合のみ」対象

これらを把握しておかないと、せっかく申請準備をしても補助対象外になってしまうおそれがあります。

特にエアコン関連では「単体補助か、他設備との併用条件があるか」を必ず確認しましょう。

エアコンのZEH補助金についてよくある質問(FAQ)

Q1. 住宅購入時に設置されていたエアコンは補助対象になりますか?

A. 原則として対象外です。

補助金制度の多くは「新規導入」または「性能向上」を目的としているため、既に設置済みの設備は対象外となるのが一般的です。


ただし、補助対象のエアコンに買い替える場合や、別途HEMS※などと連動させる工事を行う場合には、一部制度で対象となる可能性があります。

※HEMSとは……Home Energy Management Systemの略で、家庭内の電気やガスの使用量を見える化し、エネルギーを管理する仕組みです。太陽光発電や蓄電池と連携することで、自家消費の最適化に役立ちます。

Q2. 補助金対象となるエアコンはどのメーカーでもOK?

A. 一定の性能基準を満たしていればメーカーは問いません。

たとえば、荒川区の「新エコ助成事業」では、省エネ基準達成率100%以上(目標年度2027年度)のエアコンであれば、どのメーカーの製品でも補助対象となります。


ただし、製品によっては証明書の提出が必要なケースもあるため、必ず事前にスペックと証明書の有無を確認しましょう。

Q3. 既設のエアコンを取り外して、別室に再利用する場合は補助対象?

A. 再利用は基本的に補助対象外です。

補助金制度では「新たに購入または設置されるエアコン」が対象とされています。

既設エアコンを取り外して別室に設置しても「導入」ではなく「再設置」とみなされるため、対象外となるのが一般的です。

Q4. 補助対象のエアコンを設置したが、性能証明が後から出せなかった場合はどうなる?

A. 補助金の支給対象外になるリスクがあります。

補助金の申請では「製品の性能を証明する書類(カタログ、証明書)」の提出が求められることがあります。


もし書類がそろわない場合、申請が差し戻される、あるいは不支給になる可能性があるため、製品選定時に証明書類の有無を確認することが大切です。

Q5. 工事と申請がずれてしまった場合、後からでも補助は受けられますか?

A. 制度によって異なりますが、後から申請できないケースも多いため注意が必要です。

補助金には大きく分けて「事前申請型」と「事後申請型」があり、事前申請型の場合は、交付決定前に工事を行うと補助対象外となるのが一般的です。

一方で、一部の設備系補助金などでは工事完了後に申請できる制度もあります。

そのため、工事と申請のタイミングがずれてしまった場合は、利用予定の制度がどの申請方式に該当するかを確認することが重要です。

不明な場合は、施工業者や制度の運営元に早めに相談しましょう。

まとめ|エアコン設置でも補助金は活用できる?最新情報をもとにチェックしよう

補助金は「知っているかどうか」で数万円〜数十万円の差が出ることもあります。

「エアコンの設置や更新でZEH補助金が使えるのか?」
一見シンプルな疑問ですが、制度によって対象可否が大きく異なるため、しっかり確認しておくことが重要です。

本記事で紹介した通り、国のZEH関連補助制度ではエアコン単体では対象外となる場合が多いものの、断熱、給湯、太陽光などの工事と併用することで条件を満たすケースも存在します。

一方、荒川区や品川区など一部自治体では、一定性能のエアコン設置に対して明確な助成金制度が設けられています。

こうした地域密着型の制度は、申請タイミングや機器の性能条件などが細かく定められているため、事前の確認と情報収集が欠かせません。

補助金活用の成功ポイント

・制度ごとの要件を細かく比較する

・制度に応じた申請タイミングを守る

・併用ルールやスケジュールに注意

・登録事業者への早めの相談が安心

ZEH補助金を活用して、性能の高いエアコンをお得に導入したい方は、迷わず補助金対応に詳しいリフォーム事業者へご相談ください。

ファミリー工房なら、補助金申請もお任せ!

ファミリー工房では、東京都内の住宅リフォームやエアコン工事に多数の実績があります。


ZEH補助金や区の助成制度に精通したスタッフが、対象制度の選定から申請サポート、工事の実施までトータルサポートいたします。

ファミリー工房では、ZEHリフォームの施工はもちろん、補助金の申請から書類提出、完了報告までをワンストップで承ります。
施主様は面倒なお手続きなく、快適な住まいを手に入れられます。無料で現地調査やお見積もりを承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!

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>>エアコンに使えるZEH補助金の概要については“エアコンに使えるZEH補助金まとめ”をご覧ください。

監修者
近岡 正平
株式会社ファミリーDesign

Manager

お客様とコミュニケーションをとって、ご希望にマッチした提案をいたします。
気軽にお問い合わせください。よろしくお願いします。

【保有資格】
一級建築士
二級建築士
福祉用具専門相談員
監理技術者
既存住宅状況調査技術者
建築物石綿含有建材調査者

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