ZEHリフォームでカビ対策!健康と快適を守る断熱・換気の工夫、費用・補助金も解説(後半)

「掃除してもまた黒ずみが出てくる」「子どもが風邪をひきやすいのは家のカビのせいかも…」――そんな悩みを抱えるご家庭は少なくありません。
前半ではカビの原因や健康リスクを整理しましたが、根本から解決するには住まいそのものを改善する必要があります。
後半では「ZEHリフォームでカビ対策するメリット」から具体的な工事方法や費用感、さらに補助金を活用したお得な進め方まで詳しく解説します。
実際に検討する際のヒントとして、ぜひ参考にしてください。
>>カビの発生原因や健康への影響、対策方法については“カビ対策ZEHリフォーム情報まとめ前半”をご覧ください。
目次
ZEHリフォームでカビ対策をするメリット

ZEHリフォームを通じて断熱・換気・調湿を強化すれば、カビを根本から防ぐことができます。
ここでは、具体的なメリットをおさらいしていきましょう。
中見出し:健康リスクを減らせる
ZEHリフォームを行い断熱性・通気性を高めれば、カビが原因で起こるぜんそくやアレルギー性鼻炎、皮膚炎などのリスクを大幅に軽減できます。
特にお子さんやご年配の家族が、安心して過ごせる環境を整えられるのは大きな利点と言えるでしょう。
家事負担(カビ掃除)の軽減
結露や湿気を抑えることで、窓際や壁のカビ掃除にかかる手間を削減できます。
日常の掃除負担が軽くなり、時間の余裕が生まれます。
光熱費削減と快適性向上
断熱性と気密性が高まることで冷暖房効率が上がり、光熱費の削減が期待できます。
また、温度差の少ない快適な住環境が保たれるため、居心地も改善されます。
住宅の資産価値アップ
高断熱・高省エネ性能を備えた住宅は将来の売却時にも評価が高まります。
環境性能の高い住宅は今後さらに需要が高まると予想されるため、長期的に見てもメリットがあります。
カビ対策に効果的なZEHリフォーム

ZEHリフォームは「断熱・換気・調湿」を総合的に改善できるため、カビの根本対策として非常に有効です。
ここでは具体的な工事例を紹介します。
高断熱窓・内窓設置(結露抑制)
窓は最も結露が発生しやすい場所です。
・複層ガラスやLow-Eガラスを用いた高断熱窓
・既存窓の内側に取り付ける内窓(二重窓)
これらの改修で室内外の温度差を小さくし、結露を大幅に抑制できます。
断熱材の追加施工(壁・床下)
外気の影響を受けやすい壁や床下は、断熱性が不十分だと結露や湿気の原因になります。
・壁の内側・外側に断熱材を追加
・床下に断熱パネルを設置
住まい全体の温度ムラを減らすことで、湿気の発生を防ぎます。
24時間換気システム・全館空調(湿気管理)
湿気を効率的にコントロールするには、計画的な換気と空調が不可欠です。
・24時間換気システムで常に空気を入れ替える
・全館空調で温度・湿度を一定に保つ
これにより、カビが好む高湿度環境を作らない工夫ができます。
調湿建材の導入(珪藻土クロスなど)
建材自体に調湿機能を持たせるのも有効です。
・珪藻土クロス
・調湿ボード
これらは余分な湿気を吸収し、乾燥時には放出するため、結露やカビの発生を抑制します。
ZEHリフォームの費用感

ZEHリフォームは工事内容によって費用が大きく変わります。
ここでは、代表的なカビ対策リフォームをまとめました。
| 工事内容 | 費用目安 | 特徴・ポイント |
| 断熱窓工事 | 1か所あたり数万円〜 | 複層ガラスやLow-Eガラスに交換し結露を抑制 |
| 内窓設置(二重窓) | 10〜50万円(施工範囲による) | 既存窓の内側に取り付け、断熱・防音効果も期待 |
| 断熱材追加(壁・床下) | 50〜150万円前後 | 壁や床下に断熱材を追加し温度ムラを改善 |
| 全館空調導入 | 200〜300万円前後 | 温度・湿度を一括管理し、カビ発生を抑える |
| 調湿建材の導入 | 10〜30万円前後 | 珪藻土クロスや調湿ボードで湿気を吸放出 |
カビ対策としては窓リフォーム(断熱窓・内窓設置)が最も手軽で効果が分かりやすい方法です。
部分的な結露対策から始められるため、費用負担も抑えられます。
一方で、家全体の湿気管理を考えるなら断熱材の追加や全館空調の導入が効果的です。
ただし費用は高額になるため、補助金を活用して計画的に進めるのがおすすめです。
また、低コストで始めたい場合は調湿建材の導入が現実的です。
クロスの張り替えや一部リフォームのタイミングで採用すると、自然な形で湿気対策を取り入れられます。
ZEH補助金を活用してカビ対策リフォームをお得に

ZEHリフォームは費用が高額になりやすいため、補助金を活用することで大幅に負担を減らせます。
ここでは代表的な制度を紹介します。
【国のZEH補助金制度】
| 制度名 | 主な対象 | 申請者 | 補助額の目安 | 補足 |
| 住宅省エネ2026キャンペーン(リフォーム) ・先進的窓リノベ2026事業・みらいエコ住宅2026事業(リフォーム)・給湯省エネ2026事業・賃貸集合給湯省エネ2026事業 | 窓・躯体断熱・給湯器などの省エネ改修 | 登録事業者経由 | 数万〜数十万円(内容による) | 窓・断熱・給湯器それぞれに制度あり(併用可) |
| 既存住宅の断熱リフォーム支援事業 | 断熱材・断熱窓などを設置する省エネ改修を行う個人 | 登録事業者が申請 | 戸建上限120万円/戸(補助率:対象経費の1/3) | 製品・部位ごとに性能要件あり(窓・ドア・天井・床・外壁など) |
先進的窓リノベ2026事業(窓断熱で結露防止)
断熱性能の高い窓への交換や内窓設置を行うと、補助金が交付されます。
結露の原因を抑え、カビ発生を防ぐ効果が期待できます。
ポイント
・補助額:窓サイズ・性能に応じて1か所あたり数千円〜十数万円
・高断熱窓や内窓設置、ガラス交換、断熱ドアの設置が対象
・申請は登録事業者を通じて行う必要あり
中見出し:子育てグリーン住宅支援事業(断熱+省エネ設備)
子育て世帯向けに見える制度名ですが、リフォームは全世帯が対象です。
断熱改修や省エネ設備を組み合わせた工事で補助が受けられます。
ポイント
・所定の工事カテゴリから2つ以上の工事を行う必要あり
・断熱窓+エコキュート、躯体断熱+節水型トイレなどの組み合わせで申請可能
・カビ対策にも直結する改修内容が多い
東京都・区の補助金(健康住宅・断熱改修支援)
東京都や各区でも、独自に断熱や健康住宅改修を支援する制度があります。
高齢者世帯やバリアフリー改修とセットで利用できる場合もあります。
ポイント
例:東京都「既存住宅における省エネ改修促進事業」/葛飾区「かつしかエコ助成金」など
・窓改修や断熱材導入を対象とする場合も多い
・申請には事前相談や施工業者の見積もりが必要
【東京都のZEHリフォーム向け補助制度(2025年版)】
※こちらは令和7年度の情報を参考として掲載しています。令和8年度の最新情報については随時公式サイトで発表される予定です。
| 補助制度名 | 対象工事 | 補助金額 | 備考 |
| 既存住宅における省エネ改修促進事業 | 高断熱窓・ドア、断熱材、高断熱浴槽など | 窓:最大130万円/戸※防犯窓+高断熱窓の場合は最大325万円/戸 断熱材:最大100万円 など | 窓は防犯仕様付きで最大325万円まで加算可 |
| 熱と電気の有効利用促進事業 | エコキュート、太陽熱・地中熱利用、ヒートポンプ | 太陽熱:55万円/戸地中熱:180万円/台エコキュート:最大22万円/台(DR実証加算ありの場合) | エネファームも対象。蓄熱設備も加算あり |
| リフォーム瑕疵保険加入支援 | 上記工事の瑕疵保険加入費 | 一律7,000円/件 | 対象制度と同時申請が条件 |
※その他太陽光、蓄電池等の補助金制度もあります。最新の申し込み状況は公式サイトをご確認ください。
【区の補助金(例)】
| 区名 | 内容 | 上限額 |
| 足立区 | 省エネリフォーム補助金 | 最大5万円 |
| 葛飾区 | かつしかエコ助成金 | 最大20万円 |
| 荒川区 | 荒川区新エコ助成事業 | 最大15万円 |
※詳細は公式サイトよりご確認ください。
※その他の区でも独自の補助金制度を実施している場合があります。詳しくは以下の記事もご参考にしてください。
【関連記事】
【2025年最新】ZEHリフォームは補助金でお得に!東京都・23区・国の支援制度と費用例を徹底解説
| 補助金をうまく活用すれば、200万円規模の工事でも数十万円〜100万円単位以上の支援が受けられることがあります。 特に窓改修と断熱リフォームは国・自治体の制度を併用しやすい分野なので、事前に確認して計画を立てると安心です。 |
よくある質問(FAQ)

Q1.ZEHリフォームでカビは完全になくなりますか?
A.完全になくすことは難しいですが、結露や湿気といったカビの主な原因を大幅に減らせます。
断熱改修や換気設備を組み合わせれば、発生リスクを最小限に抑えることが可能です。
Q2.マンションでもカビ対策に有効ですか?
A.はい、マンションでも効果があります。
特に窓の断熱改修や内窓設置、換気システムの改善は取り入れやすく、結露防止や湿気対策に直結します。
Q3.費用が高そうですが本当に補助金でお得になりますか?
A.国の「先進的窓リノベ事業」や「子育てグリーン住宅支援事業」、さらに東京都・区の制度を併用することで、費用を大幅に軽減できます。
補助率が高い工事を優先すれば、自己負担を抑えやすくなります。
Q4.部分的な工事でも効果はありますか?
A.はい、部分的でも効果が期待できます。
たとえば「結露の多い窓だけ内窓を設置する」など、小規模な工事でも湿気やカビの発生を抑えることができます。
ただし、家全体の快適性や省エネ効果を高めたい場合は、段階的に広げていくのがおすすめです。
まとめ

カビは結露や湿気から発生し、ぜんそく・アレルギー・免疫力低下などの健康被害を引き起こします。
築年数の経った住宅では断熱や換気が不十分なケースが多く、日常的なカビ掃除に追われてしまうご家庭も少なくありません。
ZEHリフォームを行えば、断熱改修・換気システム・調湿建材の導入によってカビの原因を根本から断てます。
さらに補助金を活用すれば、費用を抑えながら健康的で快適な住環境を整えることが可能です。
ファミリー工房では、カビ対策を含めたZEHリフォームのご提案から補助金申請のサポートまで一貫してご対応いたします。
家族の健康と住まいの快適性を守るために、まずはお気軽にご相談ください。
| ファミリー工房では、ZEHリフォームの施工はもちろん、補助金の申請から書類提出、完了報告までをワンストップで承ります。 施主様は面倒なお手続きなく、快適な住まいを手に入れられます。無料で現地調査・お見積もりを承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください! >>無料お見積もり・ご相談はこちら|ファミリー工房 |
>>カビの発生原因や健康への影響、対策方法については“カビ対策ZEHリフォーム情報まとめ前半”をご覧ください。

- 監修者
- 近岡 正平
Manager
【保有資格】
一級建築士
二級建築士
福祉用具専門相談員
監理技術者
既存住宅状況調査技術者
建築物石綿含有建材調査者

〒120-0001 東京都足立区大谷田 4-1-20 1F
JR線・東京メトロ千代田線「北綾瀬駅」下車 徒歩7分
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