賢い人は始めてる!団地リノベーションでオシャレHOUSEに!!
「団地リノベーション」という言葉を聞いたことがありますか?
団地を購入して、自分自身が住みやすいようにリノベーションをして、オシャレな家にする人が最近、増えています。
団地は、敷地内に公園や病院があるところもあったり、緑も豊かで「子育てにピッタリの住宅」といっても過言ではありません。
団地リノベーションとは具体的にどのような施工があるのか?メリット・デメリットを含めて紹介します。
団地リノベーションに興味がある方、是非参考にしてみて下さい。
目次
団地リノベーションって何?
団地リノベーションとは、文字通り、「団地」を「リノベーション」することです。
古くなった団地を購入して、家の中を自分好みになるように、プロに頼んでリノベーションする人が、今とても増えているんです。
具体的に団地リノベーションとはどういったものなのか紹介していきます。
団地とマンションの違いは?
そもそも団地とマンションは同じ集合住宅の仲間となりますが、双方にはどういった違いがあるのでしょうか。
実は、これらの集合住宅の分け方において、法律に基づく定義はありません。
規模だったり、建物の構造だったりによって、区別されているということになります。
3階建て以上の鉄筋コンクリートで作られた丈夫な共同住宅のことを【マンション】と呼びます。
対して、【団地】は、同一敷地内に建てられている共同住宅の建物群のこととなります。
団地は、同じ敷地内に病院や公園、お店などが併設されている場合もあります。
団地に住むメリットとデメリット
【団地に住むメリット】
団地を住まいに選ぶメリットは沢山あります。
①広い敷地内に建てられていることが多いので、自然が豊かで、緑や花に囲まれている環境が多い。
広い敷地内にゆったりと建っている為、日当たりなどの自然環境にも恵まれています。
②周辺に商店街のようなお店、病院や保育園、公園などが整備されていることが多く、便利。
敷地内に施設があるといざという時には本当に助けられます。子育てをしていても、敷地内に公園があると同年代のファミリーと知り合えることもあり、同じ学区内ですので、心強いです。
③古い団地は家賃が安い可能性が高い
建物を購入して、それからリノベーションしていくので、初期費用となる住宅の購入はなるべく安く済ませられたほうが良いです。家賃を抑えられた分、リノベーションにしっかりと気の済むまでお金をかけられます。
④耐震性能が高い
多くの団地は、壁式構造で建てられています。柱ではありませんので耐震性能が高く、地震に強い構造のことが多いです。
【団地に住むデメリット】
①ご近所付き合いが煩わしい場合もある
駐車場や出入口などは共有部分となりますので、近所の方と顔を見合わせることは自然と多くなります。
そういった状況で、有力な情報を得られるチャンスでもありますが、時間がない時に声を掛けられてしまって困る。という場合もあるようです。
②エレベーターがついていないことがある。
何階に住むかにもよりますが、エレベーターが無いことが不便に感じる状況はわりと多くあります。
現在は5階建て以上の集合住宅は、エレベーターの設置が義務化されていますが、昭和に建てられた団地は、エレベーターがついていないこともあります。
また、団地のエレベーターは、ついていても、小さくて大型家具などの搬入には向いていないという場合もあります。
③子育て世代が多いので、騒音がある場合もある。
これはどこに住んでも同じとも言えますが、団地の場合、敷地内の公園で夕方まで遊んでいる子供たちをよく見かけます。一人で静かに暮らしたい人には、もしかしたら騒音と感じる状況もあるかもしれません。
団地リノベーションをするメリット・デメリットは?
【団地リノベーションをするメリット】
・古い物件であればあるほど、物件を安く購入することが出来る。
気に入った物件を安く購入することで、その分リノベーションにお金を多く掛けることが出来ます。
・耐震性が高い物件が多い。
日本は地震が多い国ですが、大地震でも団地は耐震性がとてもありますので、安心して住むことが出来ます。
【団地リノベーションをするデメリット】
・リノベーションすることが出来る範囲が決まっている。
例えば、間取り変更をしたい時にも、邪魔な壁を取り払うことが出来なかったりすることもあります。
団地を購入する前に、どこの箇所をリノベーションすることが可能なのか、確認しておいたほうがいいでしょう。
・古い物件が多いのでエレベーターが無いなどの問題が出てくる
団地はマンションと比べて、築年数がたっている物件が多くあります。
そのため、5階建てなのにエレベーターが無い。などの問題が出てくる場合もあります。
団地リノベーションの具体的な施工内容は?
そもそもの団地リノベーションをする際の注意点となりますが、「リノベーションすることが出来るのは、専有部分のみ」となります。
専有部分とは、自宅の中のみということになります。
具体的に挙げますと、玄関ドアの内側(自宅側)は専有部分となりますが、玄関ドアの外側(廊下側)は共有部分となります。
また、バルコニーなども専有部分ではなく、共有部分とみなされることが多いので注意しましょう。
団地リノベーションですが、大きく分けて2つのリノベーションの種類があります。
1つ目は【フルリノベーション】です。壁や内装など全てのものを取り払い、スケルトン(骨組みだけの状態)にして、全てをリノベーションする方法です。
2つ目は【部分的なリノベーション】です。キッチンだけ、リビングだけ、というように必要な箇所だけをリノベーションする方法です。
【フルリノベーション】
フルリノベーションの場合は当然ながら、かなり大規模な工事となりますので、築年数にもよりますが、600万円から1000万円ほどかかります。
また、使用したい木材や材質によっても、費用は大きく変わってきます。
引用:【プロが教える】団地リノベーションの費用はいくら?-リフォームするなら【リフォームガイド】 (reform-guide.jp)
【部分的なリノベーション】
ユニットバス・洗面所の交換 | 65~200万 |
システムキッチン交換 | 50~150万 |
仕切りの撤去 | 7~23万/1箇所 |
和室を洋室に変更 | 25~60万 |
注文住宅を建てる時にも、キッチンひとつにしても、どのくらいのグレードのものにするのか、間取りによっては追加工事費がかかることなども懸念されますので、相場にもかなりの差があります。
団地リノベーションを検討する際には、闇雲にリノベーションするのではなく、「キッチンにはこだわりたい」「リビングは家族が長く過ごす場所なのでこだわりたい」などと優先順位を決めてプランニングする必要があります。
また、水回りに関するリノベーションは、1カ所だけするよりも、修理・交換されていない場合は使用した年数は一緒なので、まとめて施工することで割引、パック料金になることが多いので、忘れずに確認しましょう。
一般的に、使い方や頻度によっても変わってきますが、それぞれの設備が問題なく使える期間というのがあります。
キッチン、洗面所は20年、お風呂は15年、トイレや給湯器は10年ほどと言われています。
団地リノベーションする際には、それぞれの箇所の使用年数はわかる範囲で構いませんので、確認しておきましょう。
また、団地は昔の生活に合わせて間取りが組まれていることが多いため、現在のライフスタイルには合わず、不便に感じる人もいます。
例えば、3LDKの間取りから2LDKの間取りに変更する例も多くあります。また、和室は畳の張り替えなどを面倒に感じる人も多く、和室から洋室にリノベーションする例もとても多いです。
また、団地リノベーションの際に、あわせて防音対策をすることもお勧めします。
壁を隔てて色々な人が生活していますので、当然、ライフスタイルも様々です。
子どもがいたり、ペットがいたり、音楽が好きだったりと様々なライフスタイルの方がいますので、騒音と感じる機会もあるかも知れません。
【団地リノベーションで出来る防音対策】
壁の防音対策としては(壁の厚さが不十分であれば)遮音性をアップさせる必要があります。
具体的には、壁に遮音シートを入れたり、吸音材などを使用します。壁の工事に関しては、6畳の部屋で20万円から50万円程度の費用となります。
床の防音対策としては、遮音フローリングを使用する例があります。10畳のリビングの床を遮音フローリングに変更した場合は2.30万円ほどの費用となります。
また、上の階の音が気になるようなら、天井のクロス部分に防音性の高いボードを使用したり、遮音シートを貼るなどの対策も出来ます。
窓の防音対策としては、内窓を設置することで効果が見られます。内窓を設置する工事費用は7-15万円ほどです。
団地リノベーションの具体例
①3LDKから2LDKに変更:160万
費用 | 160万円 |
施工内容 | 間取り変更・和室から洋室に変更 |
築年数 | 43年 |
②大きなリビングに開閉式和室を配置:657万
②大きなリビングに開閉式和室を配置:657万
引用:【プロが教える】団地リノベーションの費用はいくら?-リフォームするなら【リフォームガイド】 (reform-guide.jp)
和室が減ってきていると聞きますが、リビング横に開閉式扉をつけて和室を隣接させる団地リノベーションは人気があります。
小さな子どもがいる家での寝かしつけだったり、おもちゃ部屋としても活用しやすいです。
費用 | 657万円 |
施工内容 | 間取り変更・リビングを広くして開閉式扉をつけた和室を隣接 |
団地リノベーションの内覧・相談する際の注意事項は?
①現在の耐震基準が満たされているか確認する
1981年に耐震基準(建物に最低限の耐震能力が備わっていることを保証する基準)が変更されています。
そのため、団地リノベーションをする際にはその物件が1981年以降の新耐震基準が満たされているか確認しましょう。
②修繕や建て替えの計画が無いか確認する
一定の築年数になると修繕や建て替え計画が行われます。いつ頃、それらが行なわれる可能性があるのか管理会社に確認しましょう。
建て替えのための積立金を求められることもありますので、合わせて確認しましょう。
また、逆に修繕の計画があまりにも無計画な場合には、管理がずさんな可能性もありますので、注意しましょう。
③実際に1日の流れをシュミレーションしながら内覧する
1日の流れをしっかりとイメージトレーニングしながら、導線確認をすることは、団地リノベーションするときの内覧で、こちら側ができる1番大切なことと言っても過言ではありません。
これから実際に生活するのは自分ですので、「ここで洗い物をしている時に子ども達はここで遊んでいて」「洗濯物をここで干して」などと具体的なイメージを膨らませておくと、団地リノベーションする際に、とてもスムーズです。
まとめ
住みやすい緑に囲まれた住まいでの、新生活。
団地リノベーションすることでお気に入りの、自分にピッタリの住まいを見つけられることでしょう。古い団地を購入して、団地リノベーションすることによって新築同然の住まいになるなんて・・夢が広がりますね。
まずは、プロに見積もりを依頼して、自分のイメージを相談してみましょう。資料請求お待ちしております。
- 監修者
- 吉澤 理都
Chief
【保有資格】
・一級建築士
・監理技術者
・既存住宅状況調査技術者
〒120-0001 東京都足立区大谷田 4-1-20 1F
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