【墨田区の子育て支援】三世代同居または近居の住宅取得支援制度あり!
東京スカイツリーや相撲の聖地である国技館などが有名な墨田区。区名の由来が隅田川かと思いきや、実は漢字が異なるというところが不思議なポイントですよね。墨田区という名称は、昔から人々に親しまれてきた隅田川堤の通称「墨堤」の「墨」と、隅田川の「田」から名付けられたそうです。そんな墨田区の学校や子育て支援・補助金などの情報について詳しくお伝えしていきたいと思います。
■墨田区の基本情報
面積・人口
23区の東部にある墨田区は、総面積13.75平方キロメートル。
西と東を隅田川と荒川に挟まれたデルタ地帯になっています。168,520世帯、人口285,784人です。(令和6年4月1日現在)
文化
古くから江戸切子や木目込人形などの伝統工芸が盛んな「ものづくりのまち」として知られており、今も多くの職人たちによって伝統の技が継承され続けています。
交通機関
JR総武線、東武鉄道伊勢崎線・亀戸線、京成電鉄押上線、東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄浅草線・新宿線・大江戸線などが乗り入れています。
また、通常のバスだけでなく、隅田川を下ってお台場や葛西へ向う水上バス(東京水辺ライン)が運行しているのというのが珍しいポイントではないでしょうか。
■墨田区の子育て環境
墨田区には都立公園が3園、区立公園および児童遊園が141園、区民広場が25園あります。
広々とした敷地にカラフルな遊具やプール、テニスコート、野球場などの施設がある「錦糸公園」、大型木製遊具やロープスライダーなどが充実している「わんぱく天国」、広大な芝生や遊具のあるぼうけんd広場、じゃぶじゃぶ池が楽しい「猿江恩賜公園」など、親子で体を思いっきり使って遊べる公園がたくさんあります。
また、東京スカイツリーに隣接する「すみだ水族館」は、ペンギンやオットセイの息遣いを感じられるほどの距離で楽しめる水族館です。ほかにも、江戸の歴史や文化を堪能できる「江戸東京博物館」、鉄道やバスの歴史・文化を学ぶことができる「東武博物館」など、お子さんの知的好奇心がくすぐられる施設がたくさんあるのもうれしいポイントではないでしょうか。
■墨田区の幼稚園・保育園は?
墨田区内の幼稚園や保育園の数は下記の通りです。
公立 | 私立 | |
幼稚園 | 6園 | 8園 |
認定こども園 | 2園 | 2園 |
保育園 | 25園 | 60園 |
*公立園の数値は公設民営保育園8園を含む
*その他、認証保育所6園、定期利用保育7園、小規模保育事業所8園、家庭的保育者8名
各区で課題となっている待機児童問題ですが、墨田区も認可保育所の新設を行うなど積極的に取り組んでいます。しかしながら、この数年は増減を繰り返しており、令和5年度の待機児童数は2名です。
参照情報:墨田区公式サイト こども・子育て施設
■墨田区の学校は?
墨田区の教育施設の数は下記の通りです。
公立 | 私立 | |
小学校 | 25校 | 0校 |
中学校 | 11校 | 2校 |
高等学校 | 5校 | 3校 |
*公立中学校には、両国高等学校附属中学校を含む
墨田区の小・中学校は、学校選択制を導入しています。小学校は、指定通学区域に隣接する学区域の小学校から、中学校は区内すべての学校から選択することが可能です。また、公立の小中学校ともに二学期制を採用。一年間を前期と後期に分けることで、基礎学力の定着および自ら学び考える等の「生きる力」を育むためのゆとりを作り出しています。
なお、子供たちを不審者や事件から守るため、すべての区立幼稚園・小・中学校に防犯カメラ・モニターの設置、正門に電子錠をつけて登下校の時間帯以外は施錠する、すべての小学生に防犯ブザーを貸与するなどの防犯対策が行われています。
参照情報:墨田区公式サイト 学校
■墨田区の子育て支援制度
1. ゆりかご・すみだ面接
妊娠中に助産師または保健師等が面接を行い、妊娠や子育てに関する心配ごとなどを聞き取りし、必要な支援を行う事業です。面接を行うと、下記の出産応援ギフトの他に「育児パッケージ(こども商品券1万円分)」が配布されます。
2. 赤ちゃん訪問
訪問保健センターの保健師・助産師が赤ちゃんのいるご家庭を訪問し、発育や育児などのご相談をお受けします。生後120日になるまでのすべての赤ちゃんを訪問します。
3. 出産・子育て応援交付金給付(経済的支援)
「ゆりかご・すみだ」の面接を受けた方に「出産応援ギフト」(電子クーポン5万円分)、産後の「赤ちゃん訪問」を受けた方に「子育て応援ギフト」(電子クーポン10万円分)が給付されます。
・墨田区 出産・子育て応援交付金給付(伴走型相談支援)事業について(出産応援ギフト・子育て応援ギフト)
4. 産後ケア事業
墨田区に住民登録がある産後1年未満(宿泊型産後ケア及び日帰り型産後ケアは原則産後4か月未満)のお母さんと赤ちゃん、その他特に支援が必要と認められる方が対象です。
医療機関に宿泊して行う「宿泊型」、医療機関で日中を過ごす「日帰り型」、医療機関や助産所で行う「外来型」、ご自宅に助産師が訪問して行う「訪問型」の4つのタイプがあり、1人の方が4タイプ全てを利用できます。
5. 子どもの医療費の助成
18歳到達後最初の3月31日までが対象。保護者の年収制限はなく、保険診療の自己負担分が全額助成されます。
6. すみだ子育て支援ネット「はぐ(Hug)」
区が認定した子育てサポーターや、病児後サポーターが自宅に訪問し、一時的にお子さんを保育してくれる事業です。保護者が体調不良や通院等で保育できないとき、お子さんが病気等の回復期で登園や登校ができないとき、保護者が冠婚葬祭や出張等で早朝や夜間に保育ができないとき、保護者の心身回復のために一時的に保育してほしいときなどに利用できます。
※利用料金は、サービスや利用時間によって異なる
・訪問型保育支援事業“すみだ子育て支援ネット「はぐ(Hug)」”
7. 私立幼稚園等の補助金制度
私立幼稚園等に通園する保護者の負担を軽減するため、下記の補助金が交付されています。
・入園料補助金:園児一人あたり上限70,000円を入園した年度に1回のみ支給
・保育料補助金:「月額×在籍月数」で支給
※補助金の金額については、墨田区の補助限度額表(令和5年度以降)を参照
※新制度園は保育料無料なため、入園料補助金のみ支給
8. 小・中学校就学援助
就学援助とは、経済的な理由で就学が困難な児童生徒の保護者に学用品費や学校給食費、医療費等学校教育でかかる費用の一部を墨田区が援助する制度です。
また、以下に該当する方は入学準備金(新入学児童生徒学用品費)も支給されます。
・令和6年2月1日現在で墨田区に居住し、令和6年4月に小学校、中学校へ入学予定の方
・「令和5年度就学援助制度」の準要保護認定基準に該当する方
9. 学校給食費の徴収免除
令和5年10月分から当面の間、学校給食費の徴収免除を実施しています。墨田区立小・中学校に通学する児童・生徒が対象となります。
10. 墨田区学童クラブ
墨田区には、公立と私立の学童クラブがあります。保護者が就労等により昼間家庭にいない小学1~3年生を対象とし、授業日は授業終了後から午後6時まで、学校休業日は午前8時半から午後6時まで預けることが可能です。なお、一部の学童クラブでは夜間延長として午後7時までおよび土曜育成を実施しています。
11. すみだ住宅取得利子補助制度
区内の住宅を取得した中学生以下の子どもがいる子育て世帯または夫婦いずれもが40歳未満の若年夫婦世帯を対象に、住宅ローンの利子の一部を補助します。
【フラット35】を利用される場合は、一定期間、借入金利の引き下げを受けることができます。
12. 家事・育児サポーター事業
妊娠中の方や乳幼児期(2歳まで)のお子さんを育てるご家庭に対し、ご自宅へサポーターを派遣して家事・育児のサービスを実施することにより、身体的・精神的負担を軽減し、妊娠期及び産後も安心して子育てできるよう支援する事業です。
サービスを利用する事由は問われず、家事または育児の支援が必要な時に利用できます。
利用者が負担する利用料金は、サポーター派遣事業者ごとに異なります。
まとめ
墨田区は住宅取得で助成金が出るなど、子育て世帯に対しての支援が手厚い印象があります。
また、自然が豊かなだけでなく、文化や歴史に触れられるスポット、体を動かして遊べる場所も多いです。
新しいものと古き良きものがバランス良く混在している環境は、子育てにピッタリかもしれませんね。
- 監修者
- 吉澤 理都
Chief
【保有資格】
・一級建築士
・監理技術者
・既存住宅状況調査技術者
〒120-0001 東京都足立区大谷田 4-1-20 1F
JR線・東京メトロ千代田線「北綾瀬駅」下車 徒歩7分
営業時間
10:00~18:00 / 定休:毎週日・月
※夏期休暇、年末年始休暇、ゴールデンウィークを除く
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