カスタムZEH
ホーム » カスタムZEH » ZEH » ZEHリフォームで迷いやすい内窓と高断熱ガラスの違いとは?向いているケースを整理(前半)

ZEHリフォームで迷いやすい内窓と高断熱ガラスの違いとは?向いているケースを整理(前半)

ZEHリフォームを検討する中で、窓の改修方法として「内窓」と「高断熱ガラス」のどちらを選ぶべきか迷う方は少なくありません。

どちらも断熱性能を高める方法として紹介されることが多く「結局どっちがZEH向きなのか」「性能が高いのはどちらなのか」と悩みやすいポイントです。

ただし、ZEHリフォームの文脈では、内窓と高断熱ガラスは単純に性能を比較すればよいものではありません。
それぞれ役割や効き方が異なり、住まい条件によって向き不向きが分かれるためです。

本記事では、内窓と高断熱ガラスの違いをZEH視点で整理し、どのような住宅・条件でどちらが選ばれやすいのかを分かりやすく解説します。

「窓を良くしたいが、判断の軸が分からない」という方は、住まいに当てはめながら読み進めてみてください。

>>内窓と高断熱ガラスの使い分け、よくある誤解、リフォーム想定事例については“ZEHリフォーム内窓と高断熱ガラスの違いまとめ後半”をご覧ください。

ZEHリフォームで「窓」が重要になる理由

ZEHリフォームでは、窓の性能が住まい全体の断熱性を大きく左右します。

壁や屋根を強化しても、窓から熱が出入りしていれば、冷暖房効率は思うように伸びません。

そのためZEHを前提に考える場合、どの窓をどこまで改善するかが重要な判断ポイントになります。

内窓と高断熱ガラスはいずれも有効な手段ですが、役割や効き方は同じではありません。

この違いを整理しないまま選ぶと、性能は上がっているのに体感の変化が出にくい結果になりがちです。

内窓と高断熱ガラスは何が違うのか

内窓と高断熱ガラスは、どちらも窓の断熱性能を高める方法として紹介されますが、仕組みや効き方はまったく異なります。

同じ「窓の断熱改修」でも、アプローチが違う点を理解しておかないと、ZEHリフォームとしての判断を誤りやすくなります。

▼内窓と高断熱ガラスの比較表

比較項目内窓高断熱ガラス
改修内容既存窓の内側にもう一枚窓を設置既存サッシのガラスのみ交換
断熱の仕組み窓間の空気層+ガラスで熱移動を抑えるガラス性能で熱の出入りを抑える
効果が及ぶ範囲ガラス+サッシを含む窓全体ガラス部分のみ
体感的な変化冷え・暑さ・結露の軽減を感じやすい条件次第で部分的に感じる
工事規模比較的小さい非常に小さい
見た目の変化室内側に窓が増えるほぼ変わらない
ZEH視点での位置づけ窓性能を底上げする改修条件が合えば補助的に有効

内窓と高断熱ガラスは、どちらが優れているかではなく、どこまで改善したいかで役割が分かれます。


ZEHリフォームでは窓全体がボトルネックになっているケースが多く、ガラスだけでは改善しきれない住宅では、内窓のほうが断熱効果を確保しやすくなります。

一方で、窓条件が比較的整っている住宅では、高断熱ガラスで十分な場合もあります。

内窓は「空気層」をつくる改修

内窓は、既存の窓の内側にもう一枚窓を設置する方法です。

窓と窓の間に空気層が生まれることで、外気の影響を受けにくくなります。この空気層が断熱材の役割を果たし、冷暖房時の熱の出入りを抑えます。

サッシを含めた構造全体で断熱性能を高める点が特徴です。

ガラス性能だけでなく、窓周りの冷えや結露の軽減にも効果が出やすく、体感的な変化を得やすい改修方法です。

高断熱ガラスは「ガラス性能」を高める改修

高断熱ガラスは、既存サッシを活かしたまま、ガラス部分だけを高性能なものに交換する方法です。

Low-E複層ガラスなどを用いることで、ガラス自体の断熱性能を高めます。

この方法は、窓の開閉方法や見た目を変えずに断熱性能を引き上げられる点がメリットです。

一方でサッシ部分の性能は変わらないため、窓全体としての断熱効果には限界があります。

断熱の効き方と改善できる範囲が違う

内窓は、ガラスとサッシを含めた窓全体の断熱性を底上げする改修です。一方高断熱ガラスは、ガラス部分の性能改善に特化した方法です。

そのため、同じ「断熱改修」でも、効果の出方や向いている住まい条件が異なります。

ZEHリフォームでは、どこがボトルネックになっているのかを見極めたうえで、内窓が適しているのか、高断熱ガラスで足りるのかを判断しましょう。

ZEH視点で見る「内窓」が向いているケース

引用元:インプラス 商品特長資料より

内窓はガラス性能を高めるというより、窓全体の弱点をまとめて補う改修です。


そのためZEHリフォームでは、次のような条件に当てはまる住宅で効果が出やすくなります。

内窓が向いているかを判断する目安

内窓が向いているかどうかは、次のような視点で整理すると判断しやすくなります。

判断の視点内窓が向いている傾向
既存サッシアルミサッシや断熱性が低い
冷暖房時の不満窓際の冷えや暑さが強い
工事条件短期間で施工したい
ZEHの考え方窓全体の性能を底上げしたい

内窓は万能ではありませんが、窓が足を引っ張っている住宅を立て直す手段としては非常に使いやすい改修方法です。

サッシを含めた窓性能が不足している住宅

築年数がある住宅では、ガラスだけでなくサッシ部分の断熱性能が低いケースが多く見られます。
この状態で高断熱ガラスだけを入れ替えても、窓全体としての改善幅は限定的になりがちです。

内窓を設置すると、既存サッシの内側に空気層が生まれ、サッシ由来の熱の出入りもまとめて抑えやすくなります。

冷暖房時の体感差をはっきり改善したい住宅

ZEHリフォームでは数値上の改善だけでなく、暮らしの中での体感も重要な判断軸になります。


冬の窓際の冷えや夏の暑さが気になっている住宅では、内窓のほうが変化を感じやすくなります。

これは、内窓がガラス面だけでなく、窓まわり全体の温度差を抑える効果を持つためです。

工事規模を抑えつつ断熱効果を底上げしたい場合

内窓は、外壁や既存サッシに手を加えずに施工できる点も特徴です。

そのため、住みながらの工事や短期間での改修を前提とするZEHリフォームでは、現実的な選択となりやすいでしょう。

大がかりな窓交換が難しい場合でも、断熱性能を一段引き上げる手段として組み込みやすい点は内窓の強みです。

ZEH視点で見る「高断熱ガラス」が向いているケース

高断熱ガラスは窓全体をつくり替える改修ではなく、ガラス性能をピンポイントで高める方法です。


そのためZEHリフォームでは、住まい条件がある程度整っている住宅で選ばれやすくなります。

高断熱ガラスが向いているかを判断する目安

まずは、次の視点で当てはまるかを確認すると判断しやすくなります。

判断の視点高断熱ガラスが向いている傾向
既存サッシ樹脂サッシ・複合サッシなど断熱性が高い
改修範囲窓全体ではなくガラス部分を改善したい
見た目窓の印象を変えたくない
工事条件最小限の工事で済ませたい
ZEHの考え方すでに一定水準を満たしており微調整したい

この条件に当てはまる場合、高断熱ガラスへの交換がおすすめです。

サッシ性能がすでに確保されている住宅

高断熱ガラスが効果を発揮しやすいのは、サッシ自体の断熱性能が足を引っ張っていない住宅です。


樹脂サッシや断熱性能の高い複合サッシが使われている場合、ガラス交換だけでも窓全体の性能を底上げしやすくなります。

このような住宅では、内窓ほど大きな構造変更を行わなくても、ZEHリフォームの考え方に沿った改善が可能です。

窓の印象や使い勝手を変えたくない場合

高断熱ガラスは、見た目や開閉方法をほぼ変えずに施工できる点が特徴です。


内窓のように窓が二重になることに抵抗がある場合や、意匠を重視した住宅ではガラス交換が選ばれやすくなります。

性能と暮らしやすさの両立が求められる場面では、高断熱ガラスが適しているケースがあるのです。

部分的な性能調整として取り入れる場合

すでに断熱や設備の大枠が整っている住宅では、窓性能の微調整として高断熱ガラスが使われることがあります。


たとえば日射の影響を受けやすい窓だけを対策したい場合や、特定の部屋の快適性を高めたい場合です。

このように、高断熱ガラスは「ゼロから立て直す」改修ではなく、整った住まいを仕上げるための選択肢として位置づけると判断しやすくなります。

ファミリー工房では、ZEHリフォームの施工はもちろん、補助金の申請から書類提出、完了報告までをワンストップで承ります。
施主様は面倒なお手続きなく、快適な住まいを手に入れられます。無料で現地調査・お見積もりを承っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!

>>無料お見積もり・ご相談はこちら|ファミリー工房
監修者
阿部 智康
株式会社ファミリーグループホールディングス

sub manager

お客様のニーズに沿った、お得な提案が得意です。
とくに、弊社のサービスの企画では、建設業の川上から川下までを把握して、社内のモチベーションアップの策を出すのが得意です。
気軽にお問い合わせください。よろしくお願いします。

保有資格:2級建築施工管理技士

ファミリー工房

〒120-0001 東京都足立区大谷田 4-1-20 1F

JR線・東京メトロ千代田線「北綾瀬駅」下車 徒歩7分

営業時間

10:00~18:00 / 定休:毎週日・月

※夏期休暇、年末年始休暇、ゴールデンウィークを除く