電気代高騰対策に!冷暖房効率を改善するZEHリフォームの効果と費用(後半)

「エアコンの効きが悪い」
「光熱費が高くて困っている」
「夏は暑くて冬は寒い家にうんざりしている」
──そんなお悩みをお持ちではありませんか?
実は、これらの問題は設備の使い方だけでなく、家そのものの性能が原因になっている場合が少なくありません。
後半では、ZEHリフォームによって冷暖房効率が上がることでどんなメリットが得られるのか、費用や補助金の目安、施工前に押さえておくべき注意点まで具体的に解説します。
さらに、暮らし方の工夫で効率を高める方法もお伝えしますので、「今の家をもっと快適に、省エネにしたい」という方はぜひ参考にしてみてください。
>>冷暖房効率アップのためのZEHリフォームについては“冷暖房効率アップのためのZEHリフォームまとめ前半”をご覧ください。
目次
冷暖房効率アップのためのZEHリフォーム例(おさらい)

| 工事内容 | 具体例 | 費用目安 | 効果 |
| 窓リフォーム | 内窓(二重窓)、高性能ガラス、樹脂サッシ | 1か所あたり約3〜15万円 | 熱の流入・流出を抑え、結露防止や遮音性も向上 |
| 外壁断熱 | 外壁に断熱材追加、外壁張り替え | 約100〜200万円 | 夏の熱気・冬の冷気を遮断し、室温を安定化 |
| 屋根・天井断熱 | 屋根裏断熱材施工 | 約50〜120万円 | 夏の室温上昇を防ぎ、冷房負荷を軽減 |
| 床下断熱 | 断熱材追加、床下全面施工 | 約40〜100万円 | 冬の底冷えを軽減し、冷暖房効率を改善 |
| 気密性向上施工 | サッシまわり補修、気密シート施工、気密測定 | 工事規模により変動 | 冷気・暖気の漏れを防ぎ、断熱効果を最大化 |
| 高効率設備導入 | エコキュート、高効率エアコン、熱交換型換気システム | 数十万〜100万円前後 | 消費電力を抑え、省エネ性能を強化 |
| 太陽光発電+蓄電池 | 太陽光パネル設置、蓄電池導入 | 太陽光:約150〜200万円蓄電池:約100〜200万円 | 発電・蓄電で自家消費し、光熱費を大幅削減 |
冷暖房効率が上がることで得られるメリット

ZEHリフォームによって冷暖房効率が高まると、住まいは単に「涼しい・暖かい」といった快適さだけではなく、家計・健康・生活の質など多方面で恩恵を受けられます。
ここでは主なメリットを詳しく見ていきましょう。
年間の光熱費を大幅に削減できる
・冷暖房の稼働時間が短縮され、電気代の支出を抑えられる
・太陽光発電と蓄電池を併用すれば、光熱費を年間で数十%削減できる
冷暖房効率が悪い家では、エアコンや暖房機器を長時間使わなければならず、結果として電気代が高騰します。
ZEHリフォームで断熱や気密を改善すれば、少ない稼働時間で室温を安定させられるため、光熱費を大幅に削減可能です。
さらに、太陽光発電や蓄電池を導入すれば、自家発電で冷暖房に必要な電力をまかなえます。
購入する電力が減ることで、年間で数%〜数十%程度の光熱費削減が期待でき、長期的には投資以上の経済効果を得られるケースも少なくありません。
室温が安定し健康リスクを軽減
・夏の熱中症リスク、冬のヒートショックの危険を抑えられる
・温度差が小さい住宅は、高齢者や子どもにも安心
断熱・気密性能の低い住宅は、夏の室温上昇や冬の底冷えを招きやすく、健康リスクの大きな要因となります。
特に冬は、暖かい部屋から寒い廊下や浴室へ移動する際に血圧が急激に変動し、ヒートショックを引き起こす危険があります。
ZEHリフォームで室温のバリアフリー化を進めれば、居室間の温度差が小さくなり、こうしたリスクを大幅に低減できます。
夏場も冷房が効きやすくなるため熱中症の予防につながり、小さなお子さんや高齢のご家族が安心して暮らせる環境を整えられます。
夏も冬も快適な住環境を実現
- 夏は冷房が効きやすく涼しく過ごせる
- 冬は暖房が効率的に働き、底冷えを防ぐ
従来の住宅では、夏は冷房を強めてもなかなか涼しくならなかったり、冬は暖房をつけても足元が冷えるといった不満が多く見られます。
これは外気の影響を受けやすい造りが原因です。
ZEHリフォームによって外気の影響を最小限に抑えれば、夏は日差しを遮り涼しさをキープし、冬は室内の暖かさを逃がさず快適な状態を保てます。
冷暖房に頼りすぎる必要がなくなるため、生活の質が大きく改善します。
中見出し:家族全員の満足度が向上する
・在宅時間が長くてもストレスを感じにくい
・勉強や在宅ワークの集中力が高まり、生産性もアップ
快適な室内環境は、家族の生活全体にプラスの影響をもたらします。
在宅勤務や学習に集中しやすくなり、余計な疲労感を感じにくくなるため、日常生活の満足度が高まります。
また、冷暖房の効きが悪いと「電気代が心配だから我慢しよう」といったストレスが生じがちですが、ZEHリフォームで効率が高まれば無理に我慢する必要がなくなります。
家族全員がリラックスできる環境が整い、結果として精神的な安心感も得られます。
断熱・省エネZEHリフォームの費用感と補助金活用

冷暖房効率を高めるZEHリフォームは、工事の規模によって費用が大きく変わります。
しかし補助金を上手に活用すれば、数十万円単位で負担を抑えることが可能です。
ここでは代表的な工事ごとの費用目安と、併用できる補助制度を整理します。
工事別の費用感
| 工事内容 | 費用目安 | 特徴 |
| 窓リフォーム(内窓・ガラス交換) | 1か所あたり約3〜15万円 | 少額で効果を実感しやすく、補助金対象にもなりやすい |
| 外壁断熱 | 約100〜200万円 | 広範囲を改修するため費用は高いが、冷暖房効率改善に直結 |
| 天井・屋根断熱 | 約50〜120万円 | 夏の暑さ・冬の寒さ両方に効果的 |
| 床下断熱 | 約40〜100万円 | 冬の底冷えを軽減し、快適性を向上 |
| 太陽光発電+蓄電池 | 太陽光:約150〜200万円蓄電池:約100〜200万円 | 光熱費削減と災害時の備えを兼ねられる |
利用できる主な補助金制度
| 制度名 | 最大補助額 | 対象工事 | 特徴 |
| 先進的窓リノベ2026事業 | 最大100万円 | 窓の交換・内窓設置 | 高性能窓リフォームに特化した制度 |
| みらいエコ住宅2026事業 | 最大40〜100万円 | 断熱改修、省エネ設備導入、エコ住宅への改修など | 全世帯対象。2カテゴリ以上の必須工事を組み合わせる必要がある |
| 東京都の既存住宅省エネ改修補助 | 最大100万円程度 | 断熱改修・設備更新 | 都内限定の補助制度。区ごとに追加の制度を設けているケースもある |
補助金制度はそれぞれ目的や条件が異なります。
・先進的窓リノベ2026事業は、窓の性能向上に特化した制度で、比較的少額の工事でも大きな補助が受けられるのが強みです。
・みらいエコ住宅2026事業は全世帯が対象であり、断熱改修・省エネ設備・エコ住宅改修などから2カテゴリ以上を組み合わせる必要があります。幅広い工事をまとめて行う際に活用しやすい制度です。
・東京都の補助制度は、区単位で追加制度がある場合が多く、国の補助金と併用できるケースもあります。地域に合った情報収集が欠かせません。
補助金活用のポイント
・制度ごとに対象工事や条件が異なるため、事前の確認が必須
・補助金は年度ごとに募集枠があり、早期終了するケースも多い
・工事内容を補助金制度に合わせて計画すれば、実質負担を数十万円単位で削減可能
なお、ZEHリフォーム補助金は併用できる場合があります。
詳しくは以下の記事もご参考にしてみてください。
【関連記事】
【2025年最新】ZEHリフォームは補助金でお得に!東京都・23区・国の支援制度と費用例を徹底解説(後半)
ZEHリフォーム施工前に確認しておきたいポイント
ZEHリフォームについて学んだところで、次は施工前に確認しておきたいポイントをご紹介します。
建物の現状調査を行う
・断熱材の劣化状況や隙間の有無を調査
・サーモグラフィーカメラなどを活用して熱の逃げやすい箇所を特定
・現状を把握することで、効果の高い改修箇所を優先できる
利点:最初に正確な現状調査を行うことで、無駄な工事を避けられます。
たとえば、まだ十分に性能を保っている箇所を工事対象にしてしまうと費用だけがかかり、効果は薄くなってしまうでしょう。
そんなときは調査をもとに優先順位を決めれば、最小限の費用で最大限の効果を発揮でき、結果として冷暖房効率の向上を実感しやすくなります。
補助金の条件を確認する
・申請は事業者を通じて行う必要がある制度が多い
・工事前に申請が必須となる場合が多く、着工後では対象外になることもある
・補助金対象の工事仕様(断熱材の厚み、窓性能の基準など)を事前に確認
利点:補助金は工事費の大きな負担軽減につながりますが、条件を満たさないと一切受けられません。
条件確認を怠れば、数十万円単位の補助を逃す可能性もあります。
事前に制度内容を理解して計画すれば、必要な性能を満たした工事をスムーズに進められ、安心して予算を組むことができます。
信頼できる施工業者を選ぶ
・ZEHや省エネ改修の実績が豊富な業者を選ぶ
・補助金申請のサポートが可能かどうかも重要な判断材料
・現場調査や見積もり時に、費用の根拠や工事内容を丁寧に説明してくれるか確認
利点:施工業者によって仕上がりの品質や対応の丁寧さは大きく異なります。
経験豊富な業者であれば、断熱や気密性能を高める工事を的確に行えるうえ、補助金申請の手続きもサポートしてくれるため安心です。
また、信頼できる業者に任せることで、工事後の不具合リスクも抑えられ、長期的な住まいの快適性が保証されます。
将来のライフプランを考慮する
・今後の家族構成の変化に備え、冷暖房効率だけでなく使いやすさも考慮
・長期的にメンテナンスコストを抑えられる素材・設備を選択
・太陽光発電や蓄電池は災害時の電力確保としても有効
利点:リフォームは一度行うと簡単にやり直せません。
将来を見据えた計画を立てることで、短期的な快適性に加えて、10年・20年後の生活環境や家計にもプラスになります。
たとえば、子育て期や老後を考慮して冷暖房効率の高い設備を導入すれば、電気代の節約や災害時の備えにもなり、住まいの資産価値を長期的に維持できます。
暮らし方でも冷暖房効率は変わる

住宅の断熱や気密性能を高めることは大切ですが、実は日々の暮らし方によっても冷暖房効率は大きく左右されます。
ちょっとした工夫を積み重ねることで、室内を快適に保ちながら電気代の節約にもつながります。
サーキュレーター併用で空調効率を高める
エアコンを使用すると、冷気は床付近に、暖気は天井付近にたまり、どうしても室内に温度ムラが生じます。
そこでサーキュレーターを併用すると空気を攪拌でき、効率よく室温を整えることが可能です。
短時間で快適な温度に到達しやすくなり、エアコンの消費電力も抑えられるため、光熱費の削減に直結します。
遮熱カーテンやシェードの活用
夏場は強い日射が室温上昇の大きな原因となります。遮熱カーテンや外付けシェードを使えば、室内に入る熱を大幅にカットでき、エアコンの負担を軽減できます。
冬は厚手の断熱カーテンを使うことで暖気を逃しにくくなり、冷暖房の効果をさらに高められます。
中見出し:通風・換気の工夫で室温を調整
夏の朝や夕方の涼しい時間帯に窓を開け、風を通す工夫をするのも効果的です。
特に対角線上にある窓を開放すると効率よく風が流れ、熱気や湿気を外に逃がせます。
さらに換気扇や機械換気を併用すれば、室内環境をより快適に保つことができます。
自然の力を活用することで冷房の使用を減らし、省エネと快適性の両立が可能になるでしょう。
冷暖房効率アップのZEHリフォームについてよくある質問(FAQ)

Q1.ZEHリフォームをすると本当に冷暖房効率は良くなりますか?
A.はい。断熱材や窓の性能向上により外気の影響を受けにくくなり、冷暖房の効きが格段に良くなります。
エアコンの稼働時間が短縮されるため、省エネと快適性を同時に実現できます。
Q2.窓リフォームと断熱工事、どちらを優先すべきですか?
A.一般的には「窓リフォーム」のほうが優先度は高いです。
窓は熱の出入りが最も大きい部分なので、効果を実感しやすく、補助金対象にもなりやすいためです。
そのうえで予算に余裕があれば、壁や屋根などの断熱改修を追加するとさらに効率が高まります。
Q3.補助金はどのように活用できますか?
A.国の「子育てグリーン住宅支援事業」や東京都・各区の補助金を利用できます。
例えば、断熱改修や高性能窓の導入など、冷暖房効率を高める工事は対象になりやすいです。
工事費の一部を補助してもらえるため、負担を大幅に抑えられます。
Q4.夏の暑さ対策だけを目的にリフォームしても良いですか?
A.もちろん可能ですが、冷暖房効率を総合的に高めるリフォームを行うほうが効果的です。
夏の快適性だけでなく、冬の暖房効率も向上するため、年間を通じて光熱費削減や快適性向上が期待できます。
Q5.リフォーム以外でできる工夫はありますか?
A.サーキュレーターの併用や遮熱カーテン、季節に合わせた通風の工夫など、暮らし方の工夫でも冷暖房効率を高められます。
ただしその効果は、ZEHリフォームによる根本解決に比べるとささやかなものです。
リフォームとあわせて取り入れると、より高い効果を実感できます。
まとめ

ZEHリフォームは、冷暖房効率を大幅に高め、夏も冬も快適に暮らせる住まいを実現できる有効な方法です。
窓リフォームや断熱改修、高効率設備の導入を組み合わせれば、省エネ効果と快適性を両立できます。また、補助金を活用すれば費用負担を抑えつつ理想のリフォームを実現できます。
ただし、効果をしっかり得るためには建物の現状調査や補助金制度の確認、信頼できる施工業者選びが欠かせません。
ファミリー工房では、ZEHリフォームや断熱改修の実績を豊富に持ち、補助金申請のサポートも行っています。
冷暖房効率を改善しながら快適で省エネな住まいを実現したい方は、ぜひファミリー工房へご相談ください!
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>>冷暖房効率アップのためのZEHリフォームについては“冷暖房効率アップのためのZEHリフォームまとめ前半”をご覧ください。

- 監修者
- 近岡 正平
Manager
【保有資格】
一級建築士
二級建築士
福祉用具専門相談員
監理技術者
既存住宅状況調査技術者
建築物石綿含有建材調査者

〒120-0001 東京都足立区大谷田 4-1-20 1F
JR線・東京メトロ千代田線「北綾瀬駅」下車 徒歩7分
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