太陽光+外壁+エコキュートをまとめてリフォームするメリット|補助金併用でお得に高性能住宅へ!

電気代の高騰や脱炭素化の流れのなか、太陽光発電・高効率給湯器・外壁リフォームを同時に検討するご家庭が増えています。
しかし「工事を一度にやる方がいいのか」「費用がどれくらい違うのか」と迷う方も多いでしょう。
実は、これら3つの工事を同時に行うと、足場費用や工期を大幅に抑えつつ、住宅の省エネ性能を一気に高められるという大きなメリットがあります。
本記事では、太陽光・外壁・エコキュートをまとめて施工するメリットや補助金の併用方法をわかりやすく解説します。
複数リフォームを検討している方は、ぜひご参考にしてください。
目次
3つの工事をまとめて行うメリット

太陽光パネル設置・外壁リフォーム・エコキュート交換は、いずれも住宅のエネルギー効率に関わる重要な工事です。
これらをまとめて行うことで、費用・性能・メンテナンス性のすべてで高い相乗効果が得られます。
足場共用でコストを削減
外壁塗装や太陽光パネル設置では、どちらも屋根や外壁に足場を組む必要があります。
同時施工なら足場設置が1回で済むため、平均で15〜25万円程度の削減が見込めます。
| 工事項目 | 足場費用(目安) | 備考 |
| 外壁塗装のみ | 約20万円 | 足場設置+撤去 |
| 太陽光設置のみ | 約15万円 | 屋根勾配により変動 |
| 外壁+太陽光を同時施工 | 約20万円 | 共用により約10〜15万円削減 |
さらにエコキュートも同時に入れ替える場合、配線・配管経路の確保や外壁まわりの補修を一度で完了できるため、トータル工期も短縮できます。
工期短縮と生活負担の軽減
複数の工事を同時に行うと、足場や機材の搬入・清掃などを一度で済ませられます。
そのため、工期は単独施工よりも2〜3週間ほど短縮されることが多く、生活への影響を最小限に抑えられるのが大きなメリットです。
「何度も業者が出入りする」「生活動線が制限される」といったストレスも一度で済み、心理的にも負担が軽くなります。
住宅性能の総合アップグレード
太陽光による創エネルギー、外壁の断熱・遮熱、エコキュートの省エネが同時に働き、家庭全体のエネルギー効率が大幅に向上します。
特に断熱外壁とエコキュートの併用は、冷暖房・給湯のロスを抑え、季節を問わず快適な室温の維持に役立ちます。
さらに、同時リフォームにより設備のメンテナンス周期を揃えられるため、別々のタイミングで修繕が発生せず、長期の維持費を見通しやすくなります。
これらはエネルギー価格の上昇リスクを抑える観点でも有効です。
エネルギーの「つくる・ためる・使う」を最適化

太陽光で「つくる」、エコキュートで「ためる」、外壁断熱・遮熱塗装で「逃がさない」──。
3つの工事を組み合わせることで、家庭内のエネルギーを効率的に循環させられます。
特に以下のような効果が期待できます。
- 太陽光の自家消費率が上昇し、電気代をさらに削減
- 外壁の断熱・遮熱効果により、冷暖房効率が向上
- エコキュートが昼間の太陽光電力で稼働し、省エネ運転が可能
住宅全体でエネルギーの無駄を減らし、高効率な住まい環境を実現できます。
メンテナンス計画を一括で立てられる
別々の時期に施工すると、将来的なメンテナンス周期がずれてしまいます。
| 設備・部位 | 主なメンテナンス内容 | おおよその周期 |
| 太陽光発電システム | パネル・パワーコンディショナの点検 | 約10〜15年 |
| 外壁塗装 | 塗膜の再塗装・シーリング補修 | 約10〜15年 |
| エコキュート(給湯器) | 本体交換・配管点検 | 約10年(寿命) |
※その他細かな点検、清掃等あり
同時施工なら、外壁塗装の耐用年数・太陽光の点検周期・給湯器の交換タイミングをまとめて管理でき、長期的な維持コストを見通しやすくなります。
補助金を併用してさらにお得に
太陽光・外壁・エコキュートはそれぞれ異なる補助制度が用意されており、同時施工で併用申請できるケースが多いのが大きなメリットです。
たとえば、
- 太陽光:東京都「家庭における太陽光発電導入促進事業」
- 外壁(遮熱塗装+断熱材):東京都「既存住宅における省エネ改修促進事業」
- エコキュート:東京都「熱と電気の有効利用促進事業」
といった形で、最大70〜90万円前後の補助金を組み合わせて受けられる場合があります。
また、国や区の補助金が併せて利用できるケースも少なくありません。
詳細は記事後半の「補助金で賢くリフォームする」で詳しく解説します。
3工事の相乗効果で得られる経済的メリット

3つの工事(太陽光+外壁+エコキュート)を同時に行うことで、単体施工では得られない「トータルの経済効果」が期待できます。
エネルギーを「つくる・ためる・逃がさない」という3方向から効率化を図ることで、光熱費の実質負担を大幅に抑えられます。
光熱費のトータル削減

- 太陽光発電:家庭の平均電気使用量(約400kWh/月)を基準とした場合、年間約10〜12万円の電気代を削減できます。
- エコキュート:ヒートポンプ技術により、従来の電気温水器と比べて給湯費を約50〜70%削減。
- 外壁断熱塗装:冷暖房効率を高めることで、冷暖房費を10〜20%前後削減するケースも。
この3工事をまとめて実施すれば、家庭全体で年間15〜20万円のランニングコストを削減できる試算もあります。
| 項目 | 想定削減率 | 年間削減額の目安(一般家庭) |
| 太陽光発電 | 約30〜35% | 約10〜12万円 |
| エコキュート | 約50〜70% | 約4〜6万円 |
| 外壁断熱塗装 | 約10〜20% | 約1〜2万円 |
| 合計効果 | — | 約15〜20万円の削減 |
※削減効果は目安です。実際には物価上昇の影響や家族構成、ライフスタイル等によっても変化します。
費用比較|別々に施工した場合と同時施工した場合の目安
別々の時期に施工した場合、足場や搬入・清掃などの共通コストが重複して発生します。
たとえば、太陽光・外壁・エコキュートをそれぞれ個別に行うと総額で約350〜400万円前後。
一方、同時にまとめれば約300万円前後に抑えられるケースもあり、実質50〜100万円ほどの差が生じることもあります。
| 工事内容 | 個別に施工した場合の費用目安 | 同時にまとめて施工した場合 | 削減できる費用の目安 |
| 太陽光発電設置 | 約150〜200万円 | 約140〜180万円 | 約10〜20万円 |
| 外壁塗装・断熱リフォーム | 約100〜120万円 | 約90〜110万円 | 約10〜15万円 |
| エコキュート交換 | 約40〜60万円 | 約35〜50万円 | 約5〜10万円 |
| 合計 | 約350〜400万円 | 約300万円前後 | 約50〜100万円の差 |
※上記はあくまでも目安であり、実際の金額と異なる場合があります
こうした差額に加え、光熱費の削減効果を合わせると、5〜10年程度で実質的な回収が見込めるケースも珍しくありません。
長期的に見た実質的な回収効果

3つの工事を同時に行う最大のメリットは、「省エネと創エネを組み合わせて、光熱費削減によって実質的に初期費用を回収できる」点にあります。
太陽光発電でつくった電力を家庭内で自家消費し、外壁の断熱性向上とエコキュートの高効率化で使用電力量そのものを減らすことで、月々の光熱費負担を大幅に抑えられます。
| 導入設備 | 主な効果 | 月間平均削減額 | 年間削減額(目安) |
| 太陽光発電 | 自家消費による電気代削減 | 約8,000〜10,000円 | 約10〜12万円 |
| エコキュート | 高効率給湯で電力使用を削減 | 約3,000〜5,000円 | 約4〜6万円 |
| 外壁断熱塗装 | 冷暖房効率アップ | 約1,000〜1,500円 | 約1〜2万円 |
| 合計削減額 | — | 約12,000〜16,500円 | 年間約15〜20万円前後 |
初期費用がそれぞれ
- 太陽光発電:約150〜200万円
- エコキュート:約40〜60万円
- 外壁塗装・断熱:約100万円前後
と想定した場合でも、各種補助金を活用すれば実質250万円以下で導入可能。
年間約15〜20万円の光熱費削減を継続できれば、10〜12年で実質的な回収が見込める試算です。
また、エネルギー価格の上昇リスクを抑えられる点でも、「長期的な固定支出の削減策」として有効です。
活用できる主な補助金制度(2025年度版)

ここからは、太陽光・外壁・エコキュートに使える補助金制度についてご紹介します。
※各制度は年度単位で公募され、予算上限に達すると早期終了する場合もあります。
対象年度内に確実に申請するためには、見積取得や事前登録を早めに進めておくのが安心です。
国の補助金制度(代表的な3事業)
| 制度名 | 対象工事 | 補助上限額(目安) | 主な要件 |
| 給湯省エネ2025 | エコキュート設置 | 最大13万円/台 ※給湯器の設置に合わせて電気温水器等の撤去工事を行う場合は加算あり | 対象機種の登録・設置が条件 |
| 子育てグリーン住宅支援事業(リフォーム) | 断熱・省エネ改修、太陽光など | 最大60万円(Sタイプ)最大40万円(Aタイプ) | 必須3工事のうち2項目以上を実施 |
| 長期優良住宅化リフォーム推進事業 | 躯体断熱・省エネ改修 | 最大210万円(加算ありの場合) | 性能評価・劣化対策を含む改修が対象 ※遮熱塗装はインスペクションで指摘された場合のみ対象 |
国ではエコキュートの設置や断熱リフォームに対する補助金制度を実施しています。
太陽光パネルの設置については、現状として国の補助金制度が設けられていません。ただし今後は社会情勢等を鑑みて追加される可能性もあります。
補助金の募集状況や要件などについては比較的頻繁に追加・変更があるため、こまめに公式サイトをチェックされることをおすすめします。
東京都の補助金制度(2025年度)
| 制度名 | 対象工事 | 補助上限額(目安) | 主な要件 |
| 家庭における太陽光発電導入促進事業 | 太陽光発電の設置・パワーコンディショナの更新 | 【設置】 10〜15万円/kW(設置条件によってkWあたりの補助額や上限が異なる) 【パワコン更新】 上限10万円(助成対象経費の2分の1) | 都内住宅への導入。屋根・屋上・カーポート等への設置が対象。 パワーコンディショナ単体更新も補助対象(詳細はこちら)。 |
| 家庭における蓄電池導入促進事業 | 定置型蓄電池の設置 | 【新設】12万円/kWh(助成対象経費(税抜)が上限) 【増設】8万円/kWh ※加算要件あり | 太陽光発電との連携システムが対象。 蓄電容量1kWhあたり一定額で算定。 DR実証に参加する場合は10万円の加算あり。 エネルギーマネジメント機器及びIoT関連機器、リフォーム瑕疵保険についても補助対象(※要件あり) |
| 熱と電気の有効利用促進事業 | エコキュート・ハイブリッド給湯器等の設置 | (1)太陽光を使用して日中に沸き上げる機能を有している場合:14万円/台 (2)再生可能エネルギー100%電力メニューを契約し当該電力がエコキュート等を設置した住宅に供給されている場合 :5万円/台 (3)DR実証に参加する場合:上記(1)、(2)に8万円を加算 | 都内住宅における高効率給湯器導入。対象型番に該当する製品であること。 |
| 既存住宅における省エネ改修促進事業 | 断熱改修・高効率設備導入・遮熱塗装 | 最大100万円 | 都内の既存住宅が対象。 ※遮熱塗料を補助対象とする場合は、次の要件をすべて満たす必要あり。 ①JISK5602による日射反射率(近赤外線波長領域)50%以上の性能を有する塗料であること。 ②本事業で断熱材を設置した部位に遮熱塗装を施工すること。 |
東京都では太陽光パネルや蓄電池の設置、エコキュートの設置、断熱改修に関する補助金制度を実施しています。
いずれも都が実施しているため予算枠が大きく、補助金額・申請数上限共に多い点が魅力です。
ただし「既存住宅における省エネ改修促進事業」については要注意。
単独での外壁塗装に対する補助は行っておらず、断熱材の設置+遮熱塗装がセットで行われた場合のみに補助が受けられます。
■補足:ポイント解説
- 「既存住宅における省エネ改修促進事業」について、遮熱塗装のみでは補助対象外。断熱改修とのセット施工が条件。
- 遮熱塗料の性能基準は「JISK5602準拠・近赤外域50%以上」。
- 外壁または屋根の断熱改修と組み合わせることで申請可能。
区の補助金制度(2025年度)
東京都の制度に加えて、各区でも独自の省エネ・創エネ支援制度が用意されています。
特に外壁の高反射率塗装や太陽光発電、蓄電池設置などに対して助成が出るケースが多く、国や都の補助金と併用すれば、実質負担を大きく減らすことが可能です。
ここでは、代表的な区の補助制度をまとめました。
| 区名 | 対象工事 | 補助上限額(目安) | 主な要件 |
| 墨田区 | ・高反射率塗装(屋根・外壁) ・太陽光発電システム | 高反射率塗装:上限15万円 太陽光発電システム:上限20万円 | JISK5602で規定される「日射反射率50%以上」の高反射率塗料を使用。 塔屋及び階下に居住空間があるベランダを含む屋根面全体または屋根及び壁全面を塗装すること。 太陽光発電システムについては10kW未満が条件 |
| 江東区 | ・高反射率塗装(屋根・外壁) ・太陽光発電システム ・エコキュート | 高反射率塗装:上限20万円 太陽光発電システム:上限20万円 エコキュート:上限4万円 | JIS基準を満たす高反射率塗料が対象。 申請前に施工見積書と塗料データ(カタログ等)の提出が必要。 太陽光発電システム+蓄電池を同時申請する場合は上限が24万円にアップ。(蓄電池は10万円→20万円にアップ) |
| 葛飾区 | ・高反射率塗装(屋根・外壁) ・太陽光発電システム設置 | 【高反射率塗装】屋根等又は壁:上限5万円 屋根等及び壁上限10万円 【太陽光発電システム】上限40万円 ※太陽光+蓄電池の同時設置で5万円加算あり | 区内在住者が対象。 高反射率塗装は⽇射反射率(近⾚外線波⻑領域)が65%以上(又は同等以上の性能)の塗料を使用することが条件。 |
| 大田区 | 太陽光パネルの設置エコキュートの設置屋根・外壁塗装 | 住まいの質の向上、脱炭素社会への対応、防災対策、循環型社会への対応に該当する助成対象工事:上限20万円(助成対象額の10%) | 省エネ性能向上を目的とすることが要件。 複数工事をまとめた上限額が設定されている |
| 荒川区 | 太陽光発電システム | 上限25〜30万円 | 区内施工業者による施工で上限額が30万円に。 |
※掲載時点での情報であり、すでに受付を終了している場合があります。各区公式サイトで最新要項をご確認ください。
補足:ポイント解説
- 区の補助金は、高反射率塗装(遮熱塗料)関連が多い。
- 太陽光や蓄電池も独自支援対象としている区が多い。
- 多くの区で「国や東京都の補助金との併用」が認められており、太陽光+外壁+給湯器の3工事で最大70〜100万円以上の補助になるケースもあります。
なお、太陽光パネルの安全な設置ポイントは、こちらの解説も参考になります。
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施工時の注意点とスケジュール管理

太陽光・外壁・エコキュートを同時に施工する場合、「順序」と「設備の位置関係」を誤ると工期が延びたり、再施工が必要になったりすることがあります。
足場共用によるコスト削減を最大化するためにも、事前の調整が重要です。
施工順序の最適化
3つの工事を同時に行う場合、作業の効率を左右するのが施工順序です。
基本的な流れは以下の通りです。
| 工程順序 | 主な作業内容 | 注意点 |
| ①外壁下地・配線工事 | 外壁の高圧洗浄、下地補修、配線ルートの確保 | 太陽光パネルやエコキュートの配線ルートを事前に確保する |
| ②太陽光発電システム設置 | パネル設置、パワーコンディショナ設置、配線接続 | 足場を共用して屋根・外壁の高所作業を同時進行できる |
| ③エコキュート設置 | 貯湯タンク・ヒートポンプユニットの据え付け、給水・給湯配管接続 | 配管ルートが外壁塗装部を通る場合、塗装後に行うと仕上がりが美しくなる |
| ④外壁塗装・断熱仕上げ | 下塗り・中塗り・上塗り、遮熱・断熱仕上げ | 太陽光・配線固定金具を塗装前に養生する |
ポイント:
- 太陽光と外壁塗装は同じ足場を使用できるため、日程を連動させると効率的。
- エコキュートは屋外設置だが、外壁仕上げ後の設置が基本(仕上がりと防水性確保のため)。
- 塗料の乾燥期間(約2〜3日)を含めた工程調整が必要。
電気系統・配管の事前確認
太陽光発電とエコキュートを同時に導入する場合、電気・給湯のインフラ容量を事前に確認することが不可欠です。
| チェック項目 | 内容 | 対応方法 |
| 分電盤容量 | 太陽光・エコキュートの追加負荷に耐えられるか | 200V対応や主幹ブレーカー容量の見直しが必要な場合あり |
| 配線ルート | 外壁・屋根・機器間のケーブル経路 | 壁内断熱施工前に配線を通しておくとトラブル防止に |
| 給湯配管 | 貯湯タンク設置位置から浴室・キッチンまでの距離 | 長すぎると湯温ロス・電力消費増の原因に |
| 屋外スペース | タンク・ヒートポンプユニットの設置スペース | 日陰・排気方向を考慮し、外壁との距離を確保 |
補足:
太陽光は「創エネ」、エコキュートは「省エネ」設備ですが、いずれも200V専用回路を使います。既存住宅では分電盤の交換が必要になる場合があります。
配線・配管ルートの干渉を避けるため、施工前に3D図面や配線図を共有すると確実です。
よくある質問(FAQ)

Q1.太陽光・外壁・エコキュートを同時にすると、工事はどれくらいかかりますか?
A.施工内容や建物の規模によりますが、全体で3〜4週間前後が目安です。
単独でそれぞれ行う場合よりも約2週間短縮できるケースが多く、足場設置・養生・清掃などの工程をまとめることで、居住中の負担も軽減されます。
Q2.補助金は3つすべて使えますか?
A.同一の工事内容に重複して申請しなければ併用可能です。
たとえば次のような組み合わせが一般的です。
| 設備・工事 | 想定される補助制度(例) |
| 太陽光発電 | 都:家庭における太陽光発電導入促進事業区:独自の太陽光補助(例:世田谷区・江戸川区など) |
| 外壁塗装・断熱リフォーム | 都:既存住宅における省エネ改修促進事業(断熱+遮熱塗装) |
| エコキュート | 国:給湯省エネ事業、都:熱と電気の有効利用促進事業 |
ただし、同じ財源の制度間で同一の工事項目を重複申請することは不可です。
(例:窓リノベと子育てグリーン住宅支援事業で同じ窓改修を申請→不可)
Q3.助成金を申請するときの注意点は?
A.工事契約前の申請が必須です。着工後の申請は原則受理されません。
また、見積書・図面・仕様書などの添付が必要な場合があるため、事前に施工業者と書類を共有しておくとスムーズです。
Q4.電気容量や契約アンペアは変更が必要ですか?
A.太陽光発電やエコキュートを同時導入する場合、200V専用回路や主幹ブレーカーの容量変更が必要になることがあります。
分電盤の交換や電力会社への申請が発生するケースもあるため、設計段階での電気容量チェックをおすすめします。
Q5.外壁塗装はどの季節に行うのが最適ですか?
A.気温15〜30℃・湿度75%以下の春と秋が理想です。
ただし、遮熱塗料の場合は夏場に施工しても問題なく、乾燥時間や気候条件に合わせた塗料選定がポイントになります。
冬季は乾燥時間が延びるため、やや工期が長くなることがあります。
Q6.同時施工の保証やアフターサポートはどうなりますか?
A.一括でリフォームを行う場合、保証期間や施工保証が一元管理されるメリットがあります。
たとえば、太陽光設備は10〜15年保証、外壁塗装は5〜10年保証、エコキュートはメーカー保証2〜5年が一般的です。
工事会社によっては「一括保証」や「延長保証プラン」を用意している場合もあるため、契約時に必ず確認しましょう。
Q7.築年数が古くても同時施工できますか?
A.築20〜30年の住宅でも施工可能です。
ただし、下地や配線の劣化、屋根構造の老朽化がある場合は補修を優先する必要があります。
事前に耐震性・雨漏り・断熱材の状態を点検し、必要に応じて部分補修をセットで計画するのが理想です。
Q8.補助金の申請は自分でやる?それとも業者が代行してくれますか?
A.多くの施工業者が申請代行やサポートを実施しています。
ただし、申請内容の責任者は施主本人となるため、提出書類(見積書・契約書・写真など)を業者と一緒に確認しておくと安心です。
提出時期や手続き方法は制度ごとに異なるため、必ず最新の公募要領をチェックしましょう。
まとめ

太陽光・外壁・エコキュートを同時にリフォームすると、費用・工期・性能のすべてを効率よく最適化できます。
足場を共用すれば工事費の無駄を抑えられ、工程を一括で進めることで生活への負担も軽減。
さらに、太陽光の「創エネ」、外壁リフォームの「断熱・遮熱」、エコキュートの「省エネ」が組み合わさり、家庭全体の光熱費を長期的に抑える効果が期待できるでしょう。
加えて国や東京都・区の補助金を上手に活用すれば、実質負担を大幅に減らすことも可能です。
個別に施工するよりも、まとめて計画したほうが補助金の相乗効果を得やすく、申請や手続きの流れもスムーズになります。
メンテナンス周期の統一・光熱費削減・補助金活用のすべてを実現できる「3工事同時リフォーム」は、これからの時代に最も賢い住まいのアップデート方法といえるでしょう。
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