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外壁塗装の契約で気をつける事は?ポイントは6つ!

外壁塗装の契約で気をつける事は?ポイントは6つ!

あなたの大切なお家の外壁塗装を行うなら、トラブルやその後の不安なく過ごすためにも

契約時の注意点をしっかり理解して書類を交わしましょう。

                 

玄関先でふと我が家に目を向けると外壁にヒビ割れを発見したり、

裏庭側の壁にいつの間にか苔が生えたり色あせがあったり……。

ふとした瞬間にお家のストレスを見つけたらそれはメンテナンスの良い機会です。

ですが、慌ててよく考えずに塗装業者さんと契約してしまうと

思ってもみないトラブルになる可能性があります。

では、外壁塗装の工事の契約で、気をつけるべきポイントはいったいどういった点でしょうか。

ここでは、主なポイントを6つご紹介しましょう。

<ポイント1:疑問点や不安な事は契約時にしっかり確認を!>

家族とも相談し、いよいよ外壁塗装の工事をする事になりました。

けれども、塗装工事についてのお見積もりや内容をインターネットやカタログで調べてみても、どれも聞き慣れない言葉や内容で、金額も妥当なのかどうかなど、

専門家でなければ分からない事ばかりです。

この分からない事をそのままにして契約を交わしてしまうと、

あなたは工事中も工事の終わった後も不安を抱えたまま暮らさなければなりません。

「うちのこの壁にはどの塗料が合いますか?」

「効果の違うこれらの塗料の、金額の差はどのくらいですか?」

「この壁全体を塗ると、どのくらいの金額になりますか?」

「今後の手入れや注意する点について詳しく教えていただけますか?」

など、少しでも気になる事柄や心配な点は正式な契約の前に塗装業者さんにしっかり確認しましょう。

あなたの不安や疑問を解決すれば、あなたの家族も塗装業者さん側も双方安心して

工事ができます。

<ポイント2:契約書の内容は隅々まで把握しましょう>

工事に入る前に塗装業者さんと取り交わす契約書。

一枚だけではなく色んな内容の書類があり、文字ばかり並んでいて、全て見ることが面倒に感じられると思いますが、確認を怠ると大変なトラブルになることがあります。

契約書に必要なことが書かれていなかったり、また、聞き覚えのない内容が書かれていたりという事があり得るのです。

契約書への記載の有無と内容をきちんと確認しておけば、

希望の工事内容と違う事を塗装業者さんへ指摘するための証拠になります。

逆に、契約書の確認をしていなければ、

「工事前に聞いていた話と違う!」

とあなたが主張しても、証拠がないと言って内容をごまかす塗装業者もあります。

書類は見積もりの段階からしっかり目を通しましょう。

そして契約書類の内容に双方の認識違いの無いようにお互いに確認しましょう。

重要な契約書類は主に3つです。

・保証書

・クーリングオフ

・工程表

全ての書類の内容で共通する確認事項は、塗装業者さんの言われた事が全て記載されているかどうかです。

普段の生活の中でもこの「言った・言わない問題」はよくありますが、

工事の契約上でこのような問題が発生すると、

良い関係で解決できなければ、最悪の場合法的措置を取らなければならなくなります。

口頭で話をするだけではなくきちんと書面に残す事でトラブルを避け、

あなたと家族と家を守りましょう。

では、それぞれの契約書について見ていきましょう。

◆保証書

工事の終了後に外壁に不具合が出た場合、無償で工事を行うという内容を証明してくれる書類がこの保証書です。

外壁塗装の保証は

・自社保証

・塗料メーカー保証

・第三者保証

の3種類です。

◎自社保証

塗装業者さんが自社で保証するもの、独自保証などとも呼ばれています。

塗装業者さんそれぞれで決める内容のため、塗装業者によって全く異なります。

外壁のどこからどこまでといった広さや場所の保証、品質保持のサポート期間の保証など、細かなところまで塗装業者さんとの認識違いの無いように書面の内容を確認しましょう。

◎塗料メーカー保証

あなたのお家の外壁塗装に使う塗料のメーカーさんの保証です。

塗料にはそれぞれ品質を保つ耐久度を表す年数があり、10年から15年などと決まっています。

この期間に対して長すぎる保証をつけてきたり、メーカー保証を自社保証と言ってきたりした時には注意してください。

◎第三者保証

塗装業者さんの加盟している組合・団体の制度が保証してくれるものです。

塗装業者さんが万が一倒産したとしても、この組合や団体の保証を受けることが可能です。

・長期性能保証制度(建築産業専門団体連合会)

 国土交通省が取り仕切る連合会が設けている保証制度。

 保証期間は保証開始日から10年。

・長期性能保証(マスチック事業共同組合連合会)

 マスチック事業協同組合連合会が保証をする制度。

 保証期間は施工の使用を元に決定します。

・ペインテナンス(日本塗装工業会)

 日本塗装工業会が保証。

 決まった期間中の10万円以上の塗装工事を検査し、工事内容を元に保証書を発行。

・瑕疵(かし)保険

 株式会社日本住宅保証検査機構が管理している保険。

 工事した内容や品質を第三者が確認し、不備があれば修理を行える保証。

・請負業者賠償責任保険

 塗装業者さんが工事中に物を壊したり人を怪我させたりした時に役立つ損害賠償保険。

 作業中の思わぬ事故での損害賠償金や治療費を補償してくれるもので、塗装業者さんが加入します。

◆クーリングオフ

契約を交わした後でも一定の期間内であれば契約を解除できる制度です。

このクーリングオフを行うにはいくつかの条件が必要です。

・クーリングオフの記載のある書面を受け取った日を1日目に数えた8日以内であること。

・書面申請を郵送でする場合、消印も8日以内であること。その場合、配達証明や内容証明があるとより良いでしょう。

・自分の意思で塗装業者さんを呼んだり、塗装業者さんの会社に赴いて契約を交わしたりしていないこと。突然家への訪問販売や、営業所へ連れて行かれる、電話での呼び出しなどの状況下での契約の場合はクーリングオフが適用できます。

・あなたが法人としてではなく個人として契約していること。

・契約内容が消費税を含め3千円以上であること。

・同じ塗装業者さんとの取引が過去1年以内に無いこと。

・契約した場所が日本国内であること。

条件は色々ありますが、契約書類にクーリングオフについての記載があるかが最も大切です。必ず自身の目で確認し、困ったことにならないようにしましょう。

◆工程表

塗装工事の内容、流れ、期間を記載した書面です。

分かりにくいことや不安な内容・話に聞いたのに記載のないことなどについて、どんなことでも契約のその場でしっかり質問してクリアにし、証拠として契約書に残しましょう。

<ポイント3:アフターフォローも大切!工事後の契約内容を見ましょう>

塗装業者さんは工事が終了した後も、その家でまた困った事があればアフターフォローとして対応してくれます。

雨風に直接さらされる外壁にとって工事後のアフターフォローはとても大切です。

塗装業者ごとにアフターフォロー内容は違いますが、優良業者さんの例は次のような事柄です。

・定期的に外壁の点検をしてくれる(1年に1回、または2年に1回など)

・定期点検の時期になると往復ハガキを送ってくれる

・近くを通った時に、挨拶ついでに点検をしてくれる

・保証期間内に劣化が起きた場合はすぐに直してくれる

・10年後の塗り替えの時期にも点検してくれる

・火災保険の申請をサポートしてくれる

これは一例ですので、あなたのお家の担当塗装業者さんのアフターフォローはどのような内容か必ず確認しましょう。

そしてあなたやご家族が永く安心して暮らせるよう、工事後のお家の劣化を防ぎましょう。

<ポイント4:費用の支払い方法とタイミングがとても大事>

外壁だけの工事とは言ってもかなりの金額がかかります。

支払い方法・支払いのタイミングも塗装業者さんごとに異なりますので

契約時に必ず確認し、安心して支払いができるようにしましょう。

◆支払い方法

一般的には3つあります。

・現金手渡し、または振込

・クレジット払い

・ローン払い

・現金手渡し、または振込

ローンの申請やクレジットの引き落としなどの面倒が無いので、

お手元の資金に余裕のある方には良い方法です。

振込を選択された場合は振込期日を忘れないようにしてください。

・クレジット払い

カードの限度額が問題なければクレジットカードでの支払いもできます。

ポイントがつく・決済が簡単、などの利点もあります。

クレジット払いが対応できるかどうかは契約前に必ず塗装業者さんへ確認しましょう。

・ローン払い

月々の分割払いができますので、一度の大きな出費をしないで済みます。

◆支払いのタイミング

高額の料金を支払うタイミングも工事の前なのか後なのか気になりますよね。

これも塗装業者さんによって違います。

大きく分けると以下の3つです。

・工事完了後に全額支払う

・工事前に半分、工事完了後にもう半分支払う

・工事前・工事中・工事後と3分割で支払う

ここで最も気をつけなければいけないのは、工事の前に全額払うように言ってくる塗装業者さんです。

また、分割払いが2回でも3回でも、工事が終わる前に大半の金額を振り込むような指定をしてくる塗装業者さんも要注意です。

分割払いの場合は塗装業者さん側としては、あなたの支払い能力の確認ができたり、材料などを仕入れるための資金に充てたりできます。

その為、分割払いを指定してくる塗装業者さんが「悪い塗装業者」というわけではありません。

どのタイミングで何故支払いが必要なのか理由を聞きましょう。

優良業者さんの多くはあなたが安心して工事を任せられるよう、工事完了後の支払いとなっています。

いずれにしても、トラブルになる事の無いよう塗装業者さんと契約前にきちんと話し合いましょう。

<ポイント5:塗装業者さんが豹変!? 契約後の態度も要チェック!>

優良業者さんであれば契約前から工事後のアフターフォローまで一貫した態度で対応してくれるでしょう。

ですが、契約まではとても親切で丁寧に対応してくれた塗装業者さんが、契約を終えた途端言葉遣いが荒くなったり質問に応じてくれなくなったり。

また、意見を聞いてもらえずうまく丸め込まれたり、態度が豹変したりしたらそれは悪徳業者です。

そのような時は落ち着いてクーリングオフの手続きをしましょう。

クーリングオフは、一定の期間内であれば契約の解除ができるという制度です。

また、市町村の消費生活センターへ相談するのも良いでしょう。

これらの制度や機関があなたやあなたの家族や家を守ってくれますので、このような事で困ればすぐに利用しましょう。

当社では、外壁塗装に関して起きたトラブルのご相談を無料で受け付けております。

お急ぎの場合は0120-164-917(平日10~18時受付中)へお電話ください。

優しい相談員がすぐに対応いたします。

トラブルによっては適切な弁護士もご紹介できますので安心しておかけください。

<ポイント6:ご近所への挨拶や作業報告のチェックもお忘れなく>

◆工事前のご近所への挨拶も確認しましょう

外壁塗装工事中はトラックや人の出入り、作業中の大きな音、塗料の臭いや周辺への汚れなどがありますので、ご近所の方が不快な思いをしないためにも工事前の挨拶回りはとても大事です。

大抵の塗装業者さんは挨拶回りをしますが、中には挨拶無しで工事を始めてしまう塗装業者さんもいます。

この先この家で生活するのはあなたとあなたの家族です。

ご近所トラブルを防ぐためにも挨拶回りの様子を確認、もしくは同行させてもらうのも良いでしょう。

◆家の留守中の工事の様子は?工事報告書で細かくチェック!

工事にかかる期間は、内容や天気により変わりますが基本的な目安は2週間前後です。

この期間全て、工事に付き添うということはまず難しいですね。

あなたのお仕事があったり、家族の送り迎えがあったり買い物に出たりで、家に誰もいなくて留守になる時間は様々にあります。

この留守の間はもちろん、在宅の時でも、工事が正しい工程通り、あなたの希望通り進んでいるかどうかはとても気になるところです。

塗装業者さんはその日の作業前に今日の予定工程の報告をし、その日の作業を終えた後にも行った作業について報告してくれます。

留守の場合でも、電話をかけてくれたり、報告書をポストに入れてくれたり、またはメールで連絡をくれたりします。

優良業者さんでしたら一方的な報告だけではなく、あなたやあなたの家族の疑問や気持ちを都度聞いて意思疎通を図ってくれる心配りもあります。

信頼と安心のために、長い工事期間が終わるまで細やかな工事報告はなくてはならないものなのです。

<まとめ>

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

外壁塗装の契約時に気をつけるべき点はこれが全てではございませんが、多くの方が特に参考にされるポイントですので、どうぞお役立てください。

また、他の疑問点、お困りの点がございましたらお気軽に、外壁塗装に関するご相談フォーム・お電話にてご連絡ください。