業者を探す前に知っておきたい! 屋根の修理費用の相場とは?

屋根修理の相場

屋根の修理は頻繁に行うものではないので、費用や修理方法などわからないことが多いと思います。だからといって、業者に丸投げすると相場以上の金額を請求されても気づくことができません。屋根修理の適正な費用相場を知り、信頼できる業者を見分ける知識を身につけましょう。

雨漏りや屋根材の破損に気づいたら、最初に頭に思い浮かべるのは「業者へ修理を依頼」することではないでしょうか? しかし、業者を選ぶよりも先にやって欲しいのが修理の費用相場を知ることです。相場を知っていれば、悪徳業者に頼んでしまう心配もありません。

修理費用は、お家のつくりや、破損・劣化の程度により修理内容・期間や費用もそれぞれ異なります。修理箇所によって、2万~10万円ほどで済む場合が多いですが、足場の設置やリフォームが必要な大がかりな修理では40万~200万円以上かかったケースもあります。

こちらのページでは、下記の情報を中心にわかりやすくご説明していきます。

この他にも、屋根修理のお得な情報も記載しています。ご参考にしていただければ幸いです。

目次
  • 相場を知る! 屋根の修理にかかるお金
  • 屋根修理の施工&費用一例
  • 屋根修理にかかる支払いのタイミング
  • 屋根の修理は後回しにすると危険!
  • 修理の見積もり額が業者ごとに違う理由
  • プロに頼むタイミング、屋根トラブルの目安
  • 信頼できる業者選びのポイントとは?
  • 屋根の修理は保険が使える?
  • 屋根の修理はDIYでできる?
  • 裏技! 外壁塗装と一緒に屋根修理がお得
  • 屋根の修理費用・相場のまとめ

◆相場を知る! 屋根の修理にかかるお金

屋根の修理には、部分的な修理で済むものだけでなく、屋根全体を変えるリフォームまで含まれます。
素人目には表面だけのトラブルに見えますが、プロが実際に細かく調査をするとリフォームが必要だとわかる場合もあるので、全体の費用も一緒に確認しておきましょう。

(1)屋根の修理の相場は?

修理内容 約30坪の建物の費用相場
棟板金の取り替え 3万~10万円
雨樋修理

3千~10万円※修理の規模によって金額は上がります。
少額修理の場合は火災保険を適用しての修理は

難しいこともあります。
雪止め設置

3万~80万円※足場が必要な場合や、漆喰の量が多く必要な

場合は、費用も高くなります。
漆喰補修

3万~10万円※雪国でなくとも建物が隣接している場合、

隣の家に雪が落ちてしまうため、取り付けをお勧めしています。
スレート屋根の差し替え 1万~5万円※業者によってはスレート屋根1枚からも受け付けてくれます。
瓦の差し替え 1万~5万円※業者によっては瓦1枚からも受け付けてくれます。
雨漏り修理

5~30万円※足場、調査費用が必要な場合は、

金額も高くなります。

上記の費用は、部分的な修理や応急処置の相場です。

雨漏り修理は、雨漏りの原因を特定してからの修理が必要なため、別途調査費用がかかるケースがあります。

●雨漏り調査の費用相場

雨漏りの調査 調査費用
無料 目視確認 0円
有料 発光液調査 5~20万円
散水調査 10~30万円※散水に使う水はご自宅のお水を使わせていただく場合が多いです。
赤外線サーモグラフィー調査 10~40万円

(2)屋根リフォームの相場は?

工法 約30坪の建物の費用相場
塗装 40~80万円
葺き替え(ふきかえ) 60~200万円
重ね葺き(別名:カバー工法) 80~120万円

屋根のリフォームは、一般的に「塗装(屋根材に塗料を塗る)」「葺き替え(屋根材を丸ごと新品に変える)」「重ね葺き(既存の屋根材の上に新しい屋根材をつける)」の3種類です。

修理で直せない場合は、リフォームが必要となりますので、念のため費用を把握しておくようにしましょう。

(3)屋根材の価格はどのくらい?

屋根材 平米単価の相場
ガルバリウム 6,000~9,000円/㎡※断熱材が入った場合は価格が上がります。
コロニアル(スレート屋根) 4,500~8,000円/㎡
樹脂・セメント(スレート屋根) 9,000円/㎡~
8,000~12,000円/㎡
本瓦 50,000円/㎡~※社寺や城などに使われる高級な瓦。
銅板 18,000円~20,000円/㎡※銅板は高級なため、値段が高いです。

屋根材の交換には、「材料費」の他に「職人の人件費」もかかってきます。さらに、屋根材のグレードに比例して価格も高くなります。

項目 約30坪の建物の費用相場
仮設足場 10~30万※ガルバリウム鋼板は滑りやすいため。また、屋根の傾きが急な場合も足場が必要
高圧洗浄 2万5千~3万
ケレン 5万5千~10万
錆止め 7万5千~10万
アクリル系塗料 7百〜1千4百
ウレタン系塗料 1千5百〜2千
シリコン系塗料 1千8百〜2千
フッ素系塗料 3千1百〜4千5百
遮熱・断熱塗料(ガイナ) 3千3百〜4千5百
漆喰 8万~15万
コンパネ(野地板) 7万5千~10万5千
塗料 15万~60万※塗料のグレードによって値段が変わります。
ルーフィング(防水シート) 8万~10万
棟板金 3万~5万(12~26m)
諸経費 5%前後
屋根材撤去費 20万~40万※屋根の重さによって費用が増えます。
屋根材処分費 10,000~20,000円/m3※立方メートル・産業処分場によって費用が増えます。

職人さんの安全を確保するため、部分的な修理であっても足場は必須の項目となります。お家の立地条件によっては足場だけで10万円前後かかってしまう場合もあります。足場だけで高額になる場合は、屋根リフォームも検討されてみてはいかがでしょうか。

●費用の算出方法

もっと詳しい費用の概算が知りたい!という方のために、費用の算出方法をご紹介します。プロの業者が計算に使う計算式なので、覚えておくと便利です。

単価(屋根修理の内容)×数量(屋根修理の範囲)=費用

◆屋根修理の施工&費用一例

屋根の修理は、トラブルの程度や場所により費用にも大きな差が生まれます。施工例を参考に、かかった費用をイメージしておきましょう。

●見積もり項目

これからご紹介していく施工例には、見積もり項目も記載しています。参照の前に項目の詳細も合わせてご覧ください。

  • 項目→工事名・商品のメーカー・商品名など
  • 単位→枚数、範囲などの単位
  • 数量→実際に修理が必要な範囲
  • 単価→1枚、1㎡、1mなど範囲に応じた発生金額
  • 金額→数量×単価で出された実際の修理費用

●屋根修理の費用一例

◎雨漏り:棟板金(むねばんきん)の釘抜け

条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡

項目 単位 数量 単価 金額
散水調査     一式 100,000
棟板金 m 12 5,000 60,000
合計       160,000円

勾配(屋根の傾き)が緩やかなため、足場無しで修理。

◎雨漏り:瓦割れ
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡

項目 単位 数量 単価 金額
散水調査     一式 100,000
足場 185 750 138,750
4枚 8,000 32,000
合計       270,750円

◎雨漏り:漆喰の剥がれ・崩れ
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡

項目 単位 数量 単価 金額
散水調査     一式 100,000
足場 185 750 138,750
漆喰 m 8 4,000 32,000
漆喰 7枚 9,000 63,000
合計       333,750円

●屋根リフォームの見積もり例

◎塗装:屋根コロニアル
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡

項目 単位 数量 単価
足場 185 750
飛散防止シート 147.9 100
高圧洗浄 147.9 200
下地補修     一式
下塗り 147.9 600
中塗り・上塗り 147.9 2,200
タスペーサー
縁切り
147.9 300
諸経費     5%
合計      

◎葺き替え:スレート屋根からガルバリウム鋼板

項目 単位 数量 単価 金額
足場 185 750 138,750
棟板金 m 12 5,000 60,000
コンパネ(野地板) 147.9 2,200 325,380
ルーフィング(防水シート) 147.9 600 88,740
ガルバリウム鋼板 147.9 6,500 961,350
屋根材撤去費 147.9 1,500 221,850
屋根材処分費 147.9 1,500 221,850
諸経費     5% 98,196
合計       2,062,116円

瓦へ葺き替える場合は、レッカー代などが別途必要となります。

◎重ね葺き:コロニアル屋根をカバー工法でガルバリウム鋼板へ
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡

項目 単位 数量 単価 金額
足場 185 750 138,750
ルーフィング(防水シート) 147.9 600 88,740
ガルバリウム鋼板 147.9 6,500 961,350
諸経費     5% 59,442
合計       1,248,282円

●リフォーム方法によるトータルコストの差額

屋根材によってメンテナンスをするスパンや費用は異なります。「塗装」「葺き替え」「重ね葺き(カバー工法)」を、初めて行ってから20年後までにかかるトータルコストの目安をご紹介しましょう。

20年という長いスパンで比較した場合、「重ね葺き(カバー工法)」が最もお値打ちになります。しかし、屋根の破損状況により、リフォームしなくても定期的な修理とメンテナンスで20年以上持つケースもありますので、まずは屋根修理のプロ、株式会社ファミリー工房へ詳しい調査を依頼することをおススメします。

屋根修理にかかる支払いのタイミング

屋根の修理費用を支払うタイミングは業者によって違いがあるため、業者を選ぶ際に検討ポイントとして覚えておきましょう。

一般的に下記の4つのタイミングを採用している業者が多いです。

  • 屋根修理が完了してから、全額支払う
  • 修理前に半分を前払いし、残りは修理後に支払う
  • 修理前、施工中、完了後と分割して支払う
  • 修理前に全額を前払いする

初めて頼む業者の場合、全額前払いといわれると、ちゃんと施工してもらえるか不安になることもあると思います。ただ、少額の場合は全額前払いとしている業者が多いので、「前払い=

悪徳業者」ということではないと認識しておく必要があります。

支払い方法にどうしても納得できないようであれば、その業者は諦めて、融通のきく業者を選びなおすことも考えましょう。

●屋根の修理にローンは組めるの?

屋根の修理は数万円ほどの少額で済むケースがほとんどなので、ローンを組むことは難しいでしょう。

屋根の状況により修理よりもリフォームが必要となった場合は、住宅ローンやリフォームローンなどを組める可能性があります。ただし、業者によってはローンが組めないこともあるので、契約の前にしっかりと業者に確認を行ってください。

●業者とのトラブルが起こったら

どんなに優良業者であっても、予期せぬトラブルが発生してしまうことがあります。施工不良、施工日程の遅れ、見積もり外の修理内容の追加などがよく耳にするトラブルです。

他にも、屋根の修理中に隣家や車に傷をつけてしまうというトラブルもあります。このような場合には、依頼主のあなたにも損害賠償を請求されてしまうかもしれません。業者の過失であれば、優良業者は工事保険に加入していることが多いので、あなたへの請求はほぼありません。

もし保険に加入していない業者であった場合は、弁護士を立てるなどの対応が必要です。

屋根の修理は後回しにすると危険!

屋根は「家を雨水から守る」大切な働きを担っています。屋根に何らかのトラブルが発生すると、屋根材や外壁材の隙間から雨水が侵入します。少しずつ家を支える骨組みである躯体(くたい)まで雨水に侵食され、カビや腐食、シロアリなどが発生しやすくなってしまいます。

家の寿命を縮めるだけでなく、住人の健康も脅かし、最悪の場合建て替えなくてはならない状況になりかねません。そうならないためにも、屋根の修理は後回しにせず、気づいたときに早急に行うことが最善といえます。

●雨漏りには早急な修理が重要

雨漏りは、天井のシミなどで気づくことが多いトラブルですが、シミができるほどの状態になっているのであれば、躯体などの腐食が進んでいる可能性が高いです。早急に屋根のプロに調査を依頼するようにしましょう。

修理の見積もり額が業者ごとに違う理由

気になる数社に相見積もりを頼むと、同じように現地調査をしているのに金額の違いがあることに驚かれるのではないでしょうか?

これは、業者ごとに「単価」や「面積」の金額設定、計算方法が異なるためです。

●屋根修理には相見積もりが必須

足場の設置
項目 単価 数量(面積) 費用
A社 1,000円 73.31㎡ 73,310円
B社 900円 75㎡ 67,500円
C社 800円 85㎡ 68,000円
雨樋の交換
項目 単価 数量(面積) 費用
A社 3,500円 49.96m 174,860円
B社 3,660円 50m 183,000円
C社 3,000円 40m 120,000円

上記は相見積もりの一例ですが、3社でも金額に差があります。

業者選びに失敗してしまうお客様に多いのが、「相場を知らないまま業者を選んだ」、「見積もりを1社からしかとらなかった」というお声です。業者により仕入れや在庫などにも違いが出ますので、少なくとも2社以上の相見積もりをおススメします。

●お家ごとに異なる屋根の修理費用

修理の費用は屋根の素材や形状、立地条件により変わってきます。同じ業者でも、お家が違えば修理項目が同じであっても金額が同じになることはありません。

劣化状況や修理面積はもちろんのこと、修理方法や移動距離といった内容も違います。つまり、この屋根修理の業界は完全オーダーメイドなのです。

だからこそ、現地調査をしてもらい、あなたのお家に最適な見積もりを出してもらうのです。

悲しいことに、屋根修理業界にも悪徳と呼ばれる心無い業者も存在します。

プロに頼むタイミング、屋根トラブルの目安

屋根は早期の修理・メンテナンスが必要なのはお分かりいただけたでしょうか?

次はどのような症状が出たら、業者に頼むべきなのか、修理の目安やタイミングについてご紹介していきます。

◎修理目安、メンテナンスのタイミング

●屋根材別のメンテナンス時期

項目 メンテナンス時期 メンテナンス症状
スレート系(カラーベスト) 7~8年 色あせ・ズレ・割れ・サビ
セメント系 10~15年 色あせ・色落ち・割れ
粘土系(瓦) 20~30年 コケ・反り・ズレ・割れ
金属系(銅板) 10~20年 色あせ・サビ・反り・浮き
金属系(ガルバリウム鋼板) 20~30年 色あせ・サビ・反り・浮き

屋根材によって耐久年数に差があるため、メンテナンス時期にも違いがあります。

●屋根修理・リフォームの工期

項目 メンテナンス時期 メンテナンス症状
スレート系(カラーベスト) 7~8年 色あせ・ズレ・割れ・サビ
セメント系 10~15年 色あせ・色落ち・割れ
粘土系(瓦) 20~30年 コケ・反り・ズレ・割れ
金属系(銅板) 10~20年 色あせ・サビ・反り・浮き
金属系(ガルバリウム鋼板) 20~30年 色あせ・サビ・反り・浮き
修理・リフォーム 工期
雨漏り修理 2~3日間
塗装 10日間~2週間
葺き替え 10日間~2週間
カバー工法(重ね葺き) 5日間~1週間

瓦一枚の修理程度ならすぐに終わりますが、塗装などのリフォームとなると工期は長くなります。さらに、高所での危険な作業となりますので雨などの天候により工期が遅延することもあります。

工事の遅延による追加料金は基本的に発生しませんが、念のため契約の前に業者に確認しておきましょう。

◎塗装の豆知識

乾燥させる必要のある塗料は、湿度などの条件により工期が伸びる場合があります。

信頼できる業者選びのポイントとは?

プロの業者といっても、屋根の修理に資格は必要としません。つまり、知識と経験があれば個人でも「プロ」を名乗っている業者がいるということを意味します。

屋根はお家だけでなく、大切な家族も守る重要な存在です。悪徳業者ではなく、信頼できる優良な業者に修理してもらうために、見分けるポイントをご紹介します。

●優良業者を見極める

私たち株式会社ファミリー工房が見る、5つの確認ポイントはこちらです。

・営業マンの給料が歩合制でない

自社の利益ではなく、「お客様視点」で提案を行ってくれるか。営業会社と下請け会社にわかれているのは注意が必要です。

・現地調査をしっかりと行っているか

屋根に上り、写真や動画などを撮影し、30分以上かけて、しっかりと現地調査を行ってくれているのが優良業者です。

・見積額から高額な値引きをしない

優良業者は良心価格で見積もりを出しているので、そこから高額な値引きをすることはしません。

・地域密着の業者か

移動距離などの経費が少なくて済みます。

・訪問販売業者ではないか

契約をとるために、嘘をついたり現地調査も簡単に済ませたりすることが多いので、おススメできません。

上記は、数十万社ともいわれる屋根修理業者の中から、私たちが優良審査を行っている基本のポイントです。

●アフターフォローの有無

雨漏りなどの難しい修理は、どんなに優良業者であっても再発する可能性はゼロではありません。

契約の段階で、アフターフォローをしてもらえるのかも確認しておきましょう。一緒に、無料の修理範囲、期間も事前に聞いておくのがベターです。業者とのトラブルを避けるため、保証書などを発行してもらうとさらに安心です。

◆屋根の修理には保険が使える?

経年劣化によるものは適用されませんが、台風などによる屋根のトラブルには火災保険の「風災」を利用し0円で修理・リフォームが可能です。

ただし、火災保険の利用にはメリットとデメリットが存在しますので、利用の前に確認しておきましょう。

●メリット:火災保険で費用負担ゼロ
・修理・リフォーム費用がかからない
・劣化か風災被害か、火災保険会社の鑑定人に判定してもらえる

●デメリット:悪徳業者によるトラブルが多い
・保険対象外の工事をされ、追加料金を請求された
・一緒に他の部分の工事が頼めない

・業者は火災保険の申請はしてくれない
・経年劣化を保険の適用範囲と嘘をつかれた
・契約は口頭のみで契約書がもらえない
・見積もりがアバウト
・契約を取りやめようとしたら、法外な違約金を請求された

●火災保険の適用条件

火災保険が適用されるのは「風災」の被害による修理・リフォームです。経年劣化やわざと壊した場合には、当然ですが申請しても意味がありません。

しかし、経年劣化だと思っていたものが、専門家に判断してもらったら風災によるものだとわかることもあります。駄目で元々という気持ちで一度申請してみるのも良いかもしれませんね。

●火災保険の申請手順

火災保険の申請の流れを簡単にご説明します。

  • 保険会社へ連絡し、申請書類をもらう
  • 屋根業者へ修理箇所の見積もりと写真を撮影してもらう
  • 保険会社へ、申請書類、見積もり、写真を送付する
  • 保険会社の調査員の訪問、審査
  • 承認・不承認の連絡がもらえる

申請の流れは簡単ですが、申請をする前に業者に見積もりを頼まなくてはいけないので、保険会社への連絡する前に業者を数社検討しておくとスムーズです。

◎火災保険が扱える業者は限られている

火災保険へ提出するためには、申請用の見積もり書があり、作成方法にも細かな決まりがあります。すべての業者が火災保険の知識を持っているわけではないので、火災保険を扱える業者を探さなくてはなりません。専門の業者探しが簡単にできるサービスなどもあるので、うまく活用するのがおススメです。

屋根の修理はDIYでできる?

ある程度のDIY知識と技術があれば、自分自身でも修理は可能です。インターネットで購入できるので、金額など参考になさってください。

項目 メンテナンス時期 メンテナンス症状
スレート系(カラーベスト) 7~8年 色あせ・ズレ・割れ・サビ
セメント系 10~15年 色あせ・色落ち・割れ
粘土系(瓦) 20~30年 コケ・反り・ズレ・割れ
金属系(銅板) 10~20年 色あせ・サビ・反り・浮き
金属系(ガルバリウム鋼板) 20~30年 色あせ・サビ・反り・浮き
修理・リフォーム 工期
雨漏り修理 2~3日間
塗装 10日間~2週間
葺き替え 10日間~2週間
カバー工法(重ね葺き) 5日間~1週間

 

DIYの道具 金額
ブルーシート Amazonで2,000円
コーキング材 Amazonで300円〜
塗料 Amazonで2,000円〜
防水アルミテープ Amazonで700円〜

◎注意してほしいポイント

屋根の上の高所作業は危険を伴います。危険を感じたら、無理はせず業者へ依頼しましょう。

裏技! 外壁塗装と一緒に屋根修理がお得

屋根の修理は、外壁塗装と同じタイミングで行うと、費用総額が安く済むことがあります。これは費用の大きい「足場」が大きく関係しており、屋根と外壁を同時にメンテナンスすることで足場の設置・解体を1度で済ませることができるのです。

屋根と外壁のメンテナンス時期が約10年とほぼ同時期のため、トータルコストの面で見ても非常にお得になります。

屋根の修理費用・相場のまと

いかがでしたでしょうか? 屋根の修理にかかる費用や相場について、あなたの疑問や不安を和らげることが少しでもできていたら嬉しいです。「もっと知りたい」「この情報が聞きたい」などありましたら、お気軽にご相談ください。

相場を知る! 屋根の修理にかかるお金

屋根の修理には、部分的な修理で済むものだけでなく、屋根全体を変えるリフォームまで含まれます。

素人目には表面だけのトラブルに見えますが、プロが実際に細かく調査をするとリフォームが必要だとわかる場合もあるので、全体の費用も一緒に確認しておきましょう。

(1)屋根の修理の相場は?

修理内容 約30坪の建物の費用相場
棟板金の取り替え 3万~10万円
雨樋修理

3千~10万円※修理の規模によって金額は上がります。
少額修理の場合は火災保険を適用しての修理は

難しいこともあります。
雪止め設置

3万~80万円※足場が必要な場合や、漆喰の量が多く必要な

場合は、費用も高くなります。
漆喰補修

3万~10万円※雪国でなくとも建物が隣接している場合、

隣の家に雪が落ちてしまうため、取り付けをお勧めしています。
スレート屋根の差し替え 1万~5万円※業者によってはスレート屋根1枚からも受け付けてくれます。
瓦の差し替え 1万~5万円※業者によっては瓦1枚からも受け付けてくれます。
雨漏り修理

5~30万円※足場、調査費用が必要な場合は、

金額も高くなります。

上記の費用は、部分的な修理や応急処置の相場です。
雨漏り修理は、雨漏りの原因を特定してからの修理が必要なため、別途調査費用がかかるケースがあります。

●雨漏り調査の費用相場

雨漏りの調査 調査費用
無料 目視確認 0円
有料 発光液調査 5~20万円
散水調査 10~30万円※散水に使う水はご自宅のお水を使わせていただく場合が多いです
赤外線サーモグラフィー調査 10~40万円

(2)屋根リフォームの相場は?

工法 約30坪の建物の費用相場
塗装 40~80万円
葺き替え(ふきかえ) 60~200万円
重ね葺き(別名:カバー工法) 80~120万円

屋根のリフォームは、一般的に「塗装(屋根材に塗料を塗る)」「葺き替え(屋根材を丸ごと新品に変える)」「重ね葺き(既存の屋根材の上に新しい屋根材をつける)」の3種類です。

修理で直せない場合は、リフォームが必要となりますので、念のため費用を把握しておくようにしましょう。

(3)屋根材の価格はどのくらい?

屋根材 平米単価の相場
ガルバリウム 6,000~9,000円/㎡※断熱材が入った場合は価格が上がります。
コロニアル(スレート屋根) 4,500~8,000円/㎡
樹脂・セメント(スレート屋根) 9,000円/㎡~
8,000~12,000円/㎡
本瓦 50,000円/㎡~※社寺や城などに使われる高級な瓦。
銅板 18,000円~20,000円/㎡※銅板は高級なため、値段が高いです。

屋根材の交換には、「材料費」の他に「職人の人件費」もかかってきます。さらに、屋根材のグレードに比例して価格も高くなります。

(4)その他に費用はかかるの?

項目 約30坪の建物の費用相場
仮設足場 10~30万※ガルバリウム鋼板は滑りやすいため。また、屋根の傾きが急な場合も足場が必要
高圧洗浄 2万5千~3万
ケレン 5万5千~10万
錆止め 7万5千~10万
アクリル系塗料 7百〜1千4百
ウレタン系塗料 1千5百〜2千
シリコン系塗料 1千8百〜2千
フッ素系塗料 3千1百〜4千5百
遮熱・断熱塗料(ガイナ) 3千3百〜4千5百
漆喰 8万~15万
コンパネ(野地板) 7万5千~10万5千
塗料 15万~60万※塗料のグレードによって値段が変わります。
ルーフィング(防水シート) 8万~10万
棟板金 3万~5万(12~26m)
諸経費 5%前後
屋根材撤去費 20万~40万※屋根の重さによって費用が増えます。
屋根材処分費 10,000~20,000円/m3※立方メートル・産業処分場によって費用が増えます。

職人さんの安全を確保するため、部分的な修理であっても足場は必須の項目となります。お家の立地条件によっては足場だけで10万円前後かかってしまう場合もあります。足場だけで高額になる場合は、屋根リフォームも検討されてみてはいかがでしょうか。

●費用の算出方法

もっと詳しい費用の概算が知りたい! という方のために、費用の算出方法をご紹介します。

プロの業者が計算に使う計算式なので、覚えておくと便利です。
単価(屋根修理の内容)×数量(屋根修理の範囲)=費用

屋根修理の施工&費用一例

屋根の修理は、トラブルの程度や場所により費用にも大きな差が生まれます。施工例を参考に、かかった費用をイメージしておきましょう。

●見積もり項目

これからご紹介していく施工例には、見積もり項目も記載しています。参照の前に項目の詳細も合わせてご覧ください。

  • 項目→工事名・商品のメーカー・商品名など
  • 単位→枚数、範囲などの単位
  • 数量→実際に修理が必要な範囲
  • 単価→1枚、1㎡、1mなど範囲に応じた発生金額
  • 金額→数量×単価で出された実際の修理費用

●屋根修理の費用一例

◎雨漏り:棟板金(むねばんきん)の釘抜け
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡

項目 単位 数量 単価 金額
散水調査     一式 100,000
棟板金 m 12 5,000 60,000
合計       160,000円

◎雨漏り:瓦割れ
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡

項目 単位 数量 単価 金額
散水調査     一式 100,000
足場 185 750 138,750
4枚 8,000 32,000
合計       270,750円

◎雨漏り:漆喰の剥がれ・崩れ
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡

項目 単位 数量 単価 金額
散水調査     一式  
足場 185 750  
漆喰 m 8    
7枚    
合計        

●屋根リフォームの見積もり例

◎塗装:屋根コロニアル
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡

項目 単位 数量 単価 金額
足場 185 750 138,750
飛散防止シート 147.9 100 14,790
高圧洗浄 147.9 200 29,580
下地補修   一式 15,000
下塗り 147.9 600 88,740
中塗り・上塗り 147.9 2,200 325,380
タスペーサー
縁切り
147.9 300 44,370
諸経費     5% 34,352
合計       721,382円

◎葺き替え:スレート屋根からガルバリウム鋼板
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡

項目 単位 数量 単価 金額
足場 185 750 138,750
棟板金 12 5,000 60,000
コンパネ(野地板) 147.9 2,200 325,380
ルーフィング(防水シート) 147.9 600 88,740
ガルバリウム鋼板 147.9 6,500 961,350
屋根材撤去費 147.9 1,500 221,850
屋根材処分費 147.9 1,500 221,850
諸経費     5% 98,196
合計       2,062,116円

瓦へ葺き替える場合は、レッカー代などが別途必要となります。

◎重ね葺き:コロニアル屋根をカバー工法でガルバリウム鋼板へ
条件:約30坪118.8㎡ 屋根面積 147.9㎡

項目 単位 数量 単価 金額
足場 185 750 138,750
ルーフィング(防水シート) 147.9 600 88,740
ガルバリウム鋼板 147.9 6,500 961,350
諸経費     5% 59,442
合計       1,248,282円

最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。このコラムでは、屋根の修理は頻繁に行うものではないので、費用や修理方法などわからないことが多いと思います。屋根修理の適正な費用相場を知り、信頼できる業者を見分ける知識を身につけて頂きたいとご紹介しました。思いがけない自然災害でマイホームが破損した時、雨漏りや老朽化した屋根の状態が知りたいなど、修理の際の相場に役立ててください。ファミリー工房では、屋根の修理や外壁塗装について無料相談を行っています。マイホームの修理なら、どうぞファミリー工房までお気軽にお問い合わせください。