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地域資源を活用した文京区の教育環境と子育支援

地域資源を活用した文京区の教育環境と子育支援

【参照情報】

・文京区公式ホームページ

・文京区政概要

文京区は、「文の京(みやこ)」と表すとおり、明治時代から学者や作家、政治家など著名人・文化人とゆかりのある町です。伝統ある大学や庭園・公園、美術館、博物館も多く、落ち着いた雰囲気が魅力の緑豊かな環境が整っています。そんな文教区での暮らしや、学校、子育てに関する支援・補助金などの情報について詳しくお伝えしていきたいと思います。

■文京区の基本情報

【参照情報】

・文京区の紹介

・3分でわかる「文の京」

・文京区の位置と地形

・文京区の統計

23区の中心地近くに位置する文京区は、面積11.29平方キロメートルです。東西が約6キロメートル、南北が4キロメートルのほぼ長方形のような形をしています。武蔵野台地の東縁部にあたり、5つの台地や谷があるため、坂の多い地域です。世帯数は123,251世帯、また人口は226,259人です。(令和3年3月8日現在)

区内には東京メトロ丸ノ内線・南北線・有楽町線・千代田線、都営地下鉄三田線・大江戸線が乗り入れています。区内にJRの駅はありませんが、御茶ノ水駅・水道橋駅・飯田橋駅・大塚駅・巣鴨駅・駒込駅・西日暮里駅などが至近距離のため都内の移動は便利です。

■文京区の子育て環境

【参照情報】

・区立公園一覧

・区立児童遊園一覧

・区の庭園一覧

・都立公園などのご紹介

・小石川植物園公式サイト

・教育の森公園について

文京区には2つの都立公園と、46の区立公園、66の児童遊園があります。
また、歴史的な価値の高い「六義園」をはじめとした7つの庭園や東京大学附属植物園「小石川植物園」があり、季節の花や温室の珍しい植物の見学ができます。
大塚の「教育の森公園」は、野球もできる自由広場や夏場解放されるじゃぶじゃぶ池などがあり、子どもと一緒に思い切り遊べる場所です。

■文京区の幼稚園・保育園は?

【参照情報】

・区立小・中学校、幼稚園ホームページ・公式ツイッター

・保育施設・育成室等について

・リフレッシュ一時保育について

文京区内の幼稚園や保育園の数は下記の通りです。

 公立私立
幼稚園10園15園
認定こども園1園0園
保育園19園72園

*その他、認証保育所3園、小規模保育事業施設13園、事業所内保育事業施設2園、家庭的保育事業5保育室、保育ママ2名

文京区は、緊急時の一時預かりや病後保育、理由を問わず利用できるリフレッシュ一時保育など、保護者の都合に合わせてフレキシブルに子どもを預けられる保育環境を整備しています。

■文京区の学校は?

【参照情報】

・文京区の学校教育(幼稚園・小学校・中学校)について

文京区の教育施設の数は下記の通りです。

 公立私立
小学校23校1校
中学校11校14校
高等学校5校22校
大学4校13校

*公立には国立も含む

※中学校・高等学校には、都立中等教育学校含む

●文京区の公立小学校一覧

●文京区の公立中学校一覧

文京区の小・中学校は、一人ひとりが輝き、国際社会の一員として社会に貢献できる人を育てるために、様々な取組みを行っています。区立中学は平成15年より「学校選択制度」を導入し、自分の個性や将来の目標にあった学校選択が可能になりました。

また、大学が多い文京区ならではの地域資源を活用し、学習支援を行っています。区内の大学と連携して生徒の学習を支援する「学習指導補助員」を配置したり、お茶の水女子大学と連携して「理科出前授業」を実施したりと、子どもたちが興味・関心を持って学習に取組める環境を整えています。

■文京区の子育て支援制度

1.ネウボラ面接(妊婦面接)および育児パッケージ

文京区では妊娠中に保健サービスセンター、保健サービスセンター本郷支所で、母子保健コーディネーターと面接ができます。面接が終了した妊婦は、短肌着、2WAYお食事エプロン、ガーゼハンカチ2枚セット、おくるみバスタオルをセットにした育児パッケージを受け取ることができます。

・ネウボラ面接(妊婦面接)、妊婦訪問について

2.子育て訪問支援券

ベビーシッターサービスの利用を希望する2歳未満の乳幼児がいる家庭に交付されます。訪問支援券は、1枚につき4時間以内の利用が可能で、1時間単位で設定できます(1日で複数枚の利用が可能です)。

満1歳未満の子どもが対象のチケット“Baby”と満1歳から満2歳未満の子どもが対象のチケット“Child”があり、それぞれ1年間で48枚まで利用できます。

3.ファーストバースデーサポート

文京区では、お子さんが1歳の誕生日を迎えた家庭に、子育て応援を目的とした育児パッケージを配布しています。保健センターより届いたアンケートに回答すると、第1子は1万円、第2子は2万円、第3子以降は3万円のこども商品券が、後日郵送されます。

※同じ世帯の住民票に住民登録があり、家計が同一で、養育している18歳未満のお子さんの人数を第1子、第2子……と数えます。

・ファーストバースデーサポート事業について

4.子ども医療費の助成(マル乳・マル子医療証)

乳児および小・中学生(15歳に達した最初の3月31日まで)が助成の対象になります。保護者の所得制限はなく、保険診療の自己負担分が全額助成されます。

・子ども医療費助成について

5.私立幼稚園補助金

区内在住の満3~5歳児が私立幼稚園等(区外園含む)へ入園する場合、下記のような補助が行われます。文京区の補助金は、償還払い方式を採用しています。費用を全額支払った後に申請した口座に文京区より払い戻されます。

・基本保育料は無償(0円)となります。(「施設型給付費・地域型保育給付費等教育・保育認定」を受ける必要があります)

・入園料補助金:1人1回限り上限3万円

・預かり保育利用料等に対する補助金:<日額450円×利用日数>と<月額11,300または16,300円>を比較して少ないほうの金額が補助されます。

※月額補助上限金額は、認定区分によって異なります。

6.就学援助

経済的な理由で義務教育の就学が困難な文京区在住の国公立小・中学校に通っている児童・生徒に対し、学校給食費、学習支援費、新入学用品費、卒業アルバム補助、体育実技用具費、修学旅行費、夏季施設参加費、移動教室参加費、遠足費・校外授業費・などを援助する制度です。

就学援助

・就学援助(小・中学校でかかる費用の援助)について

7.文京区育成室(学童保育)とアクティ(放課後全児童向け事業)と児童館

文京区では、子どもたちが放課後を安全に過ごせるよう、年齢や家庭の事情に合わせて居場所を選ぶことができます。実施校の児童ならば誰でも利用できる放課後子供教室「アクティ(登録制・無料、保険料800円/年)」、と、保護者の就労などが理由で保育が必要な1~3年生の児童を対象とした学童保育「区立育成室(保育料10,000円/月)」があり、必要に応じて選択が可能です。また、「児童館」は、登録すれば無料で乳幼児から高校生まで利用可能です。

※汐見小学校の放課後事業に限り「汐見アフタースクール」を運営

まとめ

東京大学やお茶の水大学といった国内トップクラスの大学との連携があり、公立小・中学校の教育環境が整っている文京区。学習面でのサポート体制が心強いです。区立幼稚園が多いのも子育てしやすい嬉しいポイントですね。